ロードバイクに乗り始めて2年目。
私はわりとこまめに洗車をするほうです。
何回も何回も洗車をするたびに少しずつ洗車のコツがわかってきました。
以下は、以前書いた記事です。
たまには徹底的に洗車を
みなさんはロードバイク全体の洗車ってどのくらいの頻度で行いますか?
乗る頻度にもよるでしょうし、走るステージにもよって汚れ方は違いますよね!
例えば毎日汗だくでトレーニングするプロレーサーなどは、汗でベトベトになったバイクを毎日水洗いするそうです。
日本人トップレーサーの新城幸也ですら、トレーニングの日の後は自分のバイクを自分で水洗いしています!
私は100~200kmを目安にパーツクリーナーと泡クリーナーを使ったカンタンなチェーン洗浄をしています。
キャリパーなど入り組んだところは1~2ヶ月に1回くらいです。
今回は水を使った洗車を紹介していきたいと思います。
水を使ったロードバイクの洗車
洗車の準備
まずはひっくり返して前後ホイールと、ボトルケージを外します。
普段はボトルケージは外しませんが、ボトルケージを外すとダウンチューブやシートチューブの掃除がやりやすくていいですよ!
ボトルケージのネジは挿して、中に水が入りにくいようにすると良いかも。
今はカーボンサドルを装着しているため、ひっくりかえすと傷がつくので雑巾を敷いています。
・・・これ出先でパンクしたら、ガリガリになってもしまうなー!
リアホイールを外したら、こいつをセットします。
これなしで洗車は考えられませんね!!
まあリアホイールを付けたまま洗車するという手もあるし、そのほうが一石二鳥な気もするんですが・・・。
ホイールやタイヤがベトベトになりそうで嫌なんですよねー。
洗車、というかチェーン清掃ひとつとってもプロメカニックですら人によって違いますから、悩ましいですね。
キャリパーの洗浄
冬の間ってあんまり砂汚れが少ない気がするんですよね。
それが、暖かい季節になると湿度の関係なのか、砂汚れが激しくなる気がします。
ロードバイクはオンロード用機材なので、こういった砂汚れに弱いです。
すぐジャリジャリになって動作がシブくなるんですよね~。

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でも掃除はカンタン。
泡クリーナーを吹き付けて、パーツクリーナー(プラスチックに使用可能なタイプ)で砂汚れを吹き飛ばすだけ。
泡クリーナーは砂や汚れを浮き上がらせてくれるので、それを飛ばすだけですね。
汚れが下にダラダラ垂れないよう、ウエスで受けて止めてやるとグッドです。
スタンドに立てる
愛用してます。
プロ用のメンテスタンドに比べれば華奢で、力をかけるとゆらゆらしますが、洗車にはなんとか使えます。
トップチューブで挟むより、写真のようにシートポストで挟むほうがやりやすいですね。
行きつけのショップの店長もそうしていると言っていました。
トップチューブで挟んでしまうと、トップチューブを掃除できませんからw
ちなみに普通のメンテナンススタンドやディスプレイスタンドでも洗車はできます。
その場合はフロントタイヤはつけておかないといけませんけどね。
チェーン清掃
パーツクリーナーで軽く油を飛ばして、ウエスでゴシゴシ拭き取ります。
拭き取りは、使い捨ての不織布「ワイプオールX70」がオススメ。
ワイプオールでチェーンを掴んで、クランクをガンガン回して拭き取ります。
それでも破れないんだからかなり強い「使い捨て雑巾」ですね!
次に、写真のようにチェーン洗浄器を使用します。
ガンガン回すより、ゆっくり回すほうがいいと思います。
説明書に書いてあったか忘れましたが、逆回転じゃないと中のギアが連動しません。
このチェーンディグリーザーはめちゃくちゃ洗浄力が高く、塗装面やアルマイト処理の部分に付いてはいけないと無茶苦茶なことが書かれてます。
それほどまでに強力に油を溶かしてくれます。
とは言え付着したまま放置すれば、ということなのであまり神経質に感がなくてOKです。
チェーン洗浄のついでに、ディレイラーにもぶっかけておくと泡が油や汚れを包み込んで流れていってくれます。
チェーンディグリーザーは水溶性のため、水で流せばあっさりサラサラになります。
逆打に言うと、水をかけない限りはいつまでもヌルヌル残ってしまいます。
強力なのに、水でキレイに流れるってのが不思議ですね。
水をかけつつクランクを回すと良いです。
バイク全体を水洗い
ディレイラー、キャリパー、ハンドル、フレームなどあちこちに泡クリーナーなどを吹き付け汚れを浮かしておいて、全体に水をかけて汚れを流します。
特にキャリパーやディレイラー付近は複雑なので、あちこちの角度から水をかけるとより良いです。
チェーンは水をかけながらクランクを回すとより汚れが流れ落ちやすいでしょう。
拭き取りは、安売りのマイクロファイバーなんかで大まかに水を吸い取ってやると良いです。
そのあとワイプオールなどでより丁寧に水を吸い取ってあげるとキレイになりやすいです。
このあとコーティング剤を塗りたいので、できるだけ水分は拭き取っておきたいです。
チェーンもこのあと油をさしますから、チェーン乾拭き用のウエスを用意してゴシゴシ拭き取っておきたいですね。
きちんと清掃できていれば、チェーンを触ってもまったく油が手に付着しないハズです。
ホイールもキレイに
私はホイールに水をかけることってあんまりありませんが、ホイールもキレイにします。
ホイールは泡クリーナーで十分でしょう。
リムブレーキやディスクブレーキに油が付着しないように気をつけて、ワイプオールなどで拭き上げます。
特にスプロケ側のスポークやリム周辺は、油が飛んで意外に黒くなっているんですよ!
放置するとブレーキが効かないなどの危険があります。
コーティング
コーティング剤はよく振って撹拌してから使いましょう。
まずは付属のマイクロファイバーでトップチューブやダウンチューブ、フロントフォークなど目立つ大きなところをコーティング。
チェーンステー付近、BB付近の入り組んだトコロ、クランクやチェーンリングの表面など入り組んでいたりする場所は、ワイプオールにコーティング剤を吹き付けてコーティングします。
特にBB付近は入り組んでいるので、コーティング剤をビャッと吹き付けておいて、ワイプオールでゴシゴシ塗り込むイメージです。
注油
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注油は水置換スプレーを使います。
少しくらい水で濡れていても、水と油を置き換えて金属を保護してくれるそうです。
雨の中を走ったあとも、そのままオイルをさせば錆びにくいでしょう!
STIレバーはゴムカバーに囲われていますが、たまにはオイルを吹いてあげましょう。
ノズルを突っ込んで、ワイヤーがこすれる部分、可動する部分に少しだけ吹いてあげましょう。
あんまり大量にブシューっとやると、今度はそこに砂がくっつきやすい原因になります。
ネチョネチョしますしね。
ワイヤーがこすれるところに軽くオイルを吹いておくと良いです。
見える範囲で良いですけどね。
前後ディレイラーもすっかり油が落ちてスッキリしてしまったので、可動部に油をさしておきましょう。
キャリパーもすっかり油を落としましたから、注油します。
ただしキャリパーにさした油ははみ出たぶんをすぐに拭き取りましょう!
タイヤやブレーキパッドに垂れたら事故の危険があります。
チェーンに水をかけてからだいぶ時間が経っているはずなので、チェーンにも注油します。
なぜあえて時間を置いたかというと、チェーンに洗浄液の成分が残っていると、注油しても油が分解されてチェーンの奥まで油が染み込まないからです。
チェーンに注油する際は、洗浄液が取り除かれていることに注意しましょう
スプレータイプのオイルはかなり余分にオイルが付着するので、私は拭き取っています。
チェーンを1周させてオイルを吹いたら、ウエスでやさしく包んで1周させてかる~く拭き取ります。
このあと浸透していくぶんもありますから、ゴシゴシ~とは拭きません。
ワコーズの人は吹かなくて良いとか言いますが、私がヘタなのか拭き取らないとやたら飛び散るんですよね~!
ブレーキ面にオイルが飛散るのはさすがに怖いですから。
ディスクブレーキのブレーキパッドにオイルが付着するとブレーキが効かなくなり危険です。
スプレータイプはオイルの飛沫がかなり飛散するため、気づかないうちにブレーキパッドにオイルが染み込んでいきます。
ブレーキキャリパーをビニールで覆うなどして保護しましょう!
バイクをひっくり返して乾かす
プロメカニックの人に教わったんですが、雨天走行のあとはバイクをひっくり返しておくと良いとか。
自転車のフレームには水抜き穴が空いていますが、正立させたままだとBBに水が溜まって錆びるとか?
ん?
この写真のかっこうだとヘッドチューブのベアリングに水が貯まるじゃん🤮
スローピングフレームの場合はもうちっと角度を考えたほうがいいのかなー。
ベアリングの入ってない、リアエンドあたりを下になるように?
バイクは縦に立てておいたほうがいいてことかな!?🤔
まとめ
あースッキリ!!
ピカピカになるとたまりませんね。
少しずつ傷も増えてきてはいますが、それでもかなりキレイに維持できていると思います。
バイクが美しいと気持ちよく乗れますね~。
写真を撮った時も、自信を持って撮影できます!
ひととおりじっくり項目を整理すると長くかかりそうですが、やる内容と順番を決めておけば実は1時間くらいでキレイにできます。
慣れもありますから、1度だけでなく何度もやるうちに早くなるもんですけどね。
ボルト類などどうしてもサビてきてしまう部分もありますから、1年に1度はショップで点検してもらうことが大事です。
ハンドル周りのボルトの締め具合、サビていれば交換するなど。