ハイパー筋肉痛で目覚めたロードバイクおじさんですごきげんよう。
さすがに2,650mは堪えた模様。
とは言えロードバイクをメンテしたいのでいつも通り始めてみたら、思いのほか身体が動きました(;^ω^)
さて、今日はロードバイクの水なし洗車で私がやっているワンポイントテクニックをご紹介したいと思います。
自転車イベントなどで他のバイクを見ると汚れっぱなしのバイクをちょいちょい見かけますが、洗う場所がないとかめんどくさそうってイメージでなかなかキレイに保つことが難しいんでしょうね~。
コツを掴めば1時間でピカピカになりますよ!
バイクをひっくりかえす
まずはバイクをひっくり返しますが、その時ボトルケージだけでも外すとあとがとても楽です。
フレームやチェーンまわりなどをキレイにするときにボトルケージが邪魔で結局イライラしてしまいます。
※フレームがそんなに汚れてない時は省略してもOK
チェーンローラーで快適チェーン清掃を!
- 価格: 1275 円
- 楽天で詳細を見る
後輪を外すと普通はチェーンがだらーんとなってしまいますが、ミノウラなどのチェーンローラーを使用するとチェーンがぶら下がらず、このままチェーン清掃ができます!
ホイールが付いているとチェーン清掃やフレームまわりを掃除しにくいですからね。
ブレーキ周りも
ワコーズ フォーミングマルチクリーナー 380ml(A402)
- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る
ブレーキやディレイラーなど入り組んだ部分はWAKO'sのフォーミングマルチクリーナーがオススメです!
泡で砂や汚れを浮かしてくれるので、ブラシをかける手間がかなり省けます。
- キャリパーにクリーナーを吹き付ける
- 液ダレ防止のためにキャリパーの下に適当なウエスなどを当てる
- 泡が残っているうちにパーツクリーナーでゴミを吹き飛ばす
クリーナーは汚れを浮かすだけなので乾くとまた汚れが残ってしまうので、パーツクリーナーで吹き飛ばしています。
パーツクリーナーには強力タイプなどもありますがプラスチック部品が割れる恐れがあるので、プラスチックにも使えるタイプのパーツクリーナーを使いましょう。
つまり、ブラッシングなどめんどうなことは必要なく、クリーナーを吹き付けてパークリで飛ばすだけでほとんどキレイになります!
所要時間は・・・1~2分?w
汚れがタレないよう後ろに当て布をお忘れなく!
バイクがひっくり返っているついでに、バイクが正立しているとよく見えないフロントフォークの内側やフレームの下側などをついでに拭いておきます。
各種拭き取りには、このワイプオールX70がオススメです。
不織布(ふしょくふ)という紙ではなく布でして、チェーンをガシガシ拭いても破れません!
使う場所によっては洗って再利用できるくらい丈夫なのに、1枚あたりが安いです。
タオルだと捨てるのに躊躇しますが、これなら気にせず使えます。
アストロプロダクツ製のメンテスタンド
私はこのアストロプロダクツ製のメンテスタンドBM719を使ってます。
ミノウラのチェーンローラーはクイックリリースと同じ形状なので普通のメンテスタンドで問題ないんですが、アストロプロダクツのメンテスタンドはより高さが稼げるので使いやすいです。
写真ではフロントタイヤを設置させて安定させていますが、前後タイヤを外しても大丈夫です。
プロ用と違ってグラグラするので、高トルクを必要とする整備には使いにくいと思います。
でも、別に普通のメンテスタンドでも特に問題ないですけどね。
ただこういったスタンドは倒れやすいので要注意です。
ちなみにBM720という後継機?が出ているようですが、値段が高いですね。
そのわりに特別に頑丈そうには見えませんが・・・。
ただアルミで軽いってだけなんでしょうか。
チェーン清掃
さて、スタンドにかけたらチェーン清掃をします。
- パーツクリーナーで汚れやゴミを軽く吹き飛ばす
- フォーミングマルチクリーナーを吹き付ける
- 泡が残っているうちにブラシでシャカシャカする
- ワイプオールでチェーンを掴んでクランクをガンガン回す!
- パーツクリーナーで吹き飛ばす
- タオルでチェーンを掴んでクランクをガンガン回す!
早ければ10分程度です。
パーツクリーナーを吹き付けると表面がキレイになりますが、チェーン清掃はローラーの内部をキレイにしないと効果が薄いので、洗浄剤などで内部に液を浸透させて汚れを浮かす必要があります。
この作業のついでに、前後ディレイラーが汚れていればフォーミングマルチクリーナー吹き付けて汚れを浮かし、パーツクリーナーで吹き飛ばした後、拭き上げます。
チェーンを拭き上げたら、↑の写真の位置でチェーンをつまんで捻ってみましょう。
ジャリ・・・と音がするならまだ砂が残っています。
きちんと清掃できるとジャリジャリ音がしなくなりますよ!
チェーン清掃をしたらすぐには注油せず、その間にフレームをキレイにしたりしましょう。
パーツクリーナーや洗浄液が乾かないうちに注油してしまうと、注油したオイルが分解されてしまいます!
特にチェーンのコマの内部は乾きにくいので、タオルでしっかり水分をとってクランクをガンガン回し、さらに他の部分を清掃している間に乾くのを待ちましょう。
注油の前にホイールやフレームなどをキレイにする
待ち時間の間に、気になるならリアホイールのカセットスプロケットをキレイにしましょう。
フォーミングマルチクリーナーを吹き付けて(車軸付近は避ける)、ワイプオールを歯と歯の間に差し込んで歯間ブラシのようにシャカシャカするだけ、1分でキレイになります!
ちなみにロードバイクのカセットスプロケットは注油する必要はなく、最後に注油したチェーンをぐるぐる回して行き渡らせる程度で良いです。
写真のようにクランクのアウターにかかっているチェーンを引っ張ってみて、ギアの歯の先端が見えるようだとヤバイらしいです。
チェーンそのものの値段はそれほど高くありませんが、サイクリング中に急にチェーンが切れれば大きな出費になりかねませんから、時々チェックしておきたいですね。
もちろんこれだけでチェーン切れの判断ができるわけではありませんが、参考にはなります。
ところで、先ほど写真のような使い捨て手袋はかなりオススメです。
チェーンオイルはけっこう染みになりますし、油まみれの手で片付けをしたらそこらじゅうが真っ黒になってしまいますからね。
使い捨て手袋を外せばスッキリした手ですぐ片付けができます。
チェーン清掃後のクリーナー乾燥の待ち時間の間に、BB周りやフレームをキレイにしていきます。
先に汚いBB周りなどを拭いて、トップチューブやダウンチューブなどは最後にします。
なぜならば、トップチューブを先にキレイにしてしまうとチェーン清掃のときにオイルが飛んでしまうのでw
フレームまわりにはAZのコーティング剤がオススメです。
ゼロウォータードロップなどと似たようなものです。
よく振って撹拌してから使いましょう!
つや消しフレームには使えないと思いますが、つやアリフレームならピッカピカになりますよ。
細かい擦り傷も見えにくくなり、次の汚れやキズを付きにくくしてくれます。
マイクロファイバータオルに液を吹き付けて拭くだけなので、簡単です。
BBやチェーン付近のフレームはワイプオールにコーティング液を吹き付けると、マイクロファイバータオルを汚さなくてすみます。
いよいよ、チェーンに注油
- 価格: 1760 円
- 楽天で詳細を見る
最後に、ワコーズのチェーンルブで注油します。
この時リアホイールは外しておいたほうが良いです。
オイルの飛沫はかなり飛散するのでブレーキシューの当たるリムに付着するからです。
ディスクブレーキのパッドが油を吸い込むとブレーキが効かなくなるので、キャリパーはビニールで覆っておくなどが必要です!
水を追い出し金属に定着しやすい水置換という性能がサビにくくしてくれます。
また注油後にチェーンが真っ黒になりにくいので、かっこつけるにもちょうどいいですw
中身は複数の成分が入っていますから、よく振って撹拌してから使用します。
注油は以下のポイントを押さえておきましょう。
- チェーン
- ディレイラーの可動部(たまに)
- ブレーキの可動部(たまに)※シュー表面には付けないこと
- ワイヤーがこすれる部分(たまに)
- 手元変速機のワイヤーが繋がっているところ(たまーに)
いずれも洗浄したパーツは油がなくなっているので忘れず行いましょう。
ワコーズによればチェーンのオイルは拭き取らなくても良いと言っていますが・・・私がやると量がおおいのかどうか、走行後にけっこう飛び散る気がします(;´∀`)
なのでチェーンをウエスでやさーしくつつんで、軽く拭き取っています。
【追記】2020年8月時点では、AZのKM-001というオイルに変えてみました!
まとめ
以上、なんと1時間半で終わりました!
アレ!?
細かいところに凝りだすと時間がかかってしまいます~!
今回はボトルケージを外したりキャリパーを清掃したりしましたが、たまにで良いです(;´∀`)
天気や用事などでしばらくは走れなさそうだな~、なんてときにこうやってガツンとキレイにしたいなと思います。
次の週も走れそう!ってときは、サクッとチェーンだけ、とかですね!