ロードバイクのチェーンに差す油って、なにを使っていますか?
チェーンオイル、チェーンルブなどいろいろな呼び方もあり、混乱します😅
さらにはドライ、ウェットなどあり、その素材も化学合成だとかワックス配合だとか、もうわけわからん!
かくいう私も、いくつかのオイルやルブを使ってみましたが、最近なんでもいいやという気にもなってきていますw
そんな中で、お試しに買ってみたKM-001がかなり優秀だったのでレビューしたいと思います!
AZ KM-001
KM-001とは
私が特に重視したのは水置換性という性能です。
水がついていても、吹き付けるだけで水を跳ね除け、金属に油をつけてくれるそうです。
ほんとかいな!って感じです😲
AZからはほかにもロードバイクのチェーン専用オイルが多数発売されています。
しかしチェーン専用オイルなどは水置換性とは書いてないのが不思議です。
同じAZの、チェーン専用でもないこの激安オイルが果たして役に立つのでしょうか?
ラインナップ
AZ(エーゼット) KM-001 極圧・水置換スプレー [多目的・多機能・多用途・超潤滑防錆浸透 オイルスプレー/浸透防錆潤滑油/浸透 防錆 潤滑剤] 420ml
- メディア: Tools & Hardware
主にロードバイクに適しているスプレータイプは、420ml缶と70ml缶の2種類があります。
先程の写真で私が手に持っているのは420mlで、かなりデカいですw
これを使い切るのにいったいどれほどの時間が必要なんだ!?というくらいです。
こんだけ容量があれば、自宅の他の部分にも使えますね。
また70mlのほうは携帯性が良いので、超ロングライドに良いのではないでしょうか。
極限まで荷物を減らしたいということを考えると、出先ではスプレーより垂らすタイプのボトルが良いような気もしますから、悩みどころです🤔
使い方
チェーンを清掃して、オイルを差す!
このあたりの過去記事を参照してくだしあ😅
ポイントは、パーツクリーナーにしてもチェーンディグリーザーにしても、洗浄液が除去されてからオイルを差すことが大事です。
チェーンの内部に洗浄液が残っているのにオイルを差しても、すぐに分解されて効果がなくなってしまいます。
過去記事にも書きましたが、スプレータイプのオイルを差すときは、飛沫が飛ぶことを考慮しましょう!
特にディスクブレーキのブレーキパッドはオイルを吸収しやすいため、わずかに飛んだ飛沫によってブレーキが効かなくなっていきます!!
ブレーキキャリパーにビニールをかけて保護するなどしましょう。
実際に走って検証!
塗布直後の印象
ワコーズのチェーンルブスプレーと比べて、やたらシャビシャビで垂れる!
水みたい。
こんなんで効くのか!?と不安になりました。
私はKM-001を差したあとチェーンを軽く拭き取りましたが、翌日には床に少しだけ垂れていました。
室内保管では、下に敷物をしたほうが良いかもしれません。
走行感
えっ!ぬるぬる感が最高😲
走り出してすぐにわかりました。
変速したときも「ぬるりん」とチェーンが移動する感触があります。
粘度が低くシャビシャビだから潤滑性能は低いのでは?と思っていましたが、とんだ勘違いでした!!
ワコーズのチェーンルブスプレーと比べると、チャリチャリとチェーンの音が鳴るのが少し気になります。
しかし実際の走行感覚は、ぬるぬるしていて最高です。
もちろんぬるぬるしていると言っても走行抵抗はかなり少ないです。
酷暑ということもあって一気に200kmは走れませんでしたが、3日に分けてトータル200km走りました。
条件は晴れのみで路面は99.9%ドライです。
その結果200km走ってもぬるぬる感が変わりませんでした😲
これはヤバい・・・。
AZにはKM-001のひとつ性能が上のオイルとしてCKM-001というのがありますが、正直なんの問題もないかも・・・。
雨に降られたらすぐにオイルを差したほうが良いかなと思われます。
かなり粘度が低いため流れやすいのでは?という気がしますね。
まあよほどドロドロのオイル(というかグリス)でもない限り、自転車のチェーンは雨が降ったらオイルを差したほうが良いのですが。
いちおうAZは雨でもOK!と言っているので、雨の中を走ること事態は問題なさそうです。
200km走行後のチェーンとスプロケ
一目瞭然ですね!
かなりシャビシャビで粘度が低いので予想はしていましたが、汚れにくいです。
チェーンオイルやルブによっては、オイルを差してすぐに真っ黒になる場合もありますからね。
もちろん真っ黒になったからといって問題はないんですが、せっかくキレイにしたチェーンが真っ黒のまま走るのはちょっとなあ、と思いますw
また200km走行後も、チェーンのローラー部などはぬるっと濡れている様子で、油切れは起きていないように思いました。
もっと走れると思います。
とは言えせっかく家に帰ってきたので、私はこのあたりを基準にチェーン清掃したいと思います。
まとめ
シャビシャビなのに油膜切れがない
AZ(エーゼット) KM-001 極圧・水置換スプレー [多目的・多機能・多用途・超潤滑防錆浸透 オイルスプレー/浸透防錆潤滑油/浸透 防錆 潤滑剤] 420ml
- メディア: Tools & Hardware
最初にオイルを差したときはあまりにシャビシャビで、大丈夫か?と不安になりました。
しかし実際には先程の結果の通り、200km走ってもなんら問題ありませんでした。
ズボラなら、清掃せずにオイルを差すだけでもいいかも
私はパーツクリーナーや泡クリーナーだとかディグリーザーだとかを使って徹底的にキレイにしたりするわけですが、正直どこまで意味があるのか疑問に思うこともあります。
どんなに頑張ってもチェーン内部がどうなってるかなんて見えないし、チェーンメーカーに言わせればきちんと内部まで清掃できていない人も多いとのこと。
だったら、安いKM-001をふんだんに使って、清掃を兼ねてオイルを差すのも良いんじゃないですかね?
KM-001には汚れを浮かす機能もありますから、1周ブシャーっとたっぷり吹き付けてから拭き取れば、清掃アンド注油が完了するのでは・・・!?😲
そんなことしたら走行抵抗が!チェーンの寿命が!!という意見もあるでしょう。
ただ年間1万キロ走ったり、毎月レースに出るわけでもないホビーライダーが、そこまで必要なのかも疑問なんですよね。
メンテをサボっているデュラエースより、きちんとメンテしたティアグラのほうが速いなんてのも、よく言われるくらいですから。
ごくたまに徹底的に掃除するより、頻繁に注油するだけのほうが性能が良いかもしれません!?🤔
オートバイでも使ってる人がいる!?
こちらの方は、オフロードバイクにKM-001を使っているとのこと。
なんと500km走れるとwww
オートバイのチェーンはより高負荷がかかりますが、チェーンはかなり太くシールチェーンになっています。
ロードバイクは負荷は少なくても、チェーンが限界まで薄く細いという違いがあり、一概に同じようには言えません。
私がかつて乗っていたオートバイでは高耐久性のホワイトルブという、白いドロドロのチェーンルブを使っていました。
おかげでそのルブがあちこちにこびりついて、しかも取れないんですよ!!
それならいっそ、こまめにKM-001を差したほうが良いような気がしています。
オートバイなら、70mlタイプを持っていってもあまりジャマにはならないでしょうね。