SurfacePro6を使ってわかった、Lightroom現像用ノートパソコンの選び方

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www.morinokuma-san.com

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昨年、2019年12月にSurfacePro6を購入しました。

旅行先などでデジタル一眼の写真を、Lightroomで現像するためです。

いろいろ検討した結果、iPadPro11インチとSurfacePro6の一騎打ちになりました。

最終的に判断したのは、慣れたWindows10の環境とLightroomClassic(windows10用)を使えるSurfacePro6でした。

また当時は7が最新でしたから、6は中古がやや安くなっていて10万円程度で購入できました。

 

Lightroom現像用ノートパソコンを考える

SurfacePro6は何が良くて、何がダメなのか

ディスプレイがなかなか良い
  • 12.3インチと程よい携帯性
  • 小さいのに2736x1824とほぼ4kに近い解像度
  • 視野角が広く、色もなかなか良い
  • 写真の4:3に近い3:2という絶妙なアスペクト比

4kに近い解像度を持ちながら、12.3インチという小さな液晶というのがとても良いです。

SurfacePro6を使っていると当たり前に感じてしまいますが、改めて探してみると高解像度になるとモニターサイズが大きくなるのが一般的でした。

 

またSurfaceペンはなかなかよくできていて、LightroomPhotoshopをペンで操作する快適性は今までに体験したことのない世界でした。

Windows10にはペンを近づけている間はほかの部分のタッチを無効にするという設定もあります。

 

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SurfacePro6でのLightroom編集画面

4:3の写真がほぼ無駄なく四角く表示されています。

16:9のディスプレイでは、余白が多くなり無駄が多いです。

まあLightroomはメニューを非表示にしたりして調整できるので、ささいなところですけどね。

 

性能と値段のバランスが良い

私のSurfacePro6はi5・8GBメモリ・256GB SSDというごく平凡なスペックです。

しかし4kに近い解像度を持っていながら、中古とは言え10万円前後で買える値段が魅力です。

 

windows10はキーボードなしでは使いにくい
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SurfacePro6のタイプカバー(キーボード)

タブレットとして使えるSurfaceProですが、正直キーボードなしにはとても使いにくいと感じました。

私のパソコン歴が長くキーボードショートカットなどをよく使う人なので余計にそう感じる部分もあります。

しかしAndroidiOSなどと違ってタブレットのための設計ではないため、どうしても物理的なキーボードに頼っている面がとても多いと感じます。

特にLightroomのPC版であるClassicはキーボードなしではかなり使いにくいと私は感じます。

 

さらに別売りのタイプカバー(外付けキーボード)も購入して使っていますが、買ってから外したことがありませんw

なのにノートパソコンと違ってヒンジがないため途中で止めることができず、本体のスタンドをいちいち引き出して使う必要があります。

しかし本体のスタンドを併用するため奥行きが必要になり、ヒザの上で使用するにはかなり使いにくいです。

 

ちなみにキーボードを付けると1.1kgくらいになりますが、性能の割には軽いと言っていいレベルなので、片手でスっと持てます。

 

以上のことから、現像用ノートパソコンの要件を考える

  • 2in1である必要さえなく、ノートパソコンで良い
  • ペンに対応したマルチタッチスクリーンは必須!
  • 画面解像度はFullHDでも良いが、2k~4kがあるとなお良い
  • 最低限、CPUはi5でメモリは8GB、256GB程度のSSDが必要
  • バッテリーは人それぞれだが、モバブーから充電できると良い

というような条件になります。

 

2in1である必要さえない

結局のところキーボード操作が必要な場面が多いPC版LightroomClassicは、キーボードが外れたり後ろに折りたたまれる必要はないと断言します。

もちろん、撮影の合間にちょろっと取り込んで保存しよ~、っていう場面ではタブレットのように使うのも良いでしょう。

しかし必須機能ではありません。

普通のノートパソコンで良いです。

 

Lightroomはペンで世界が変わる!

大型ディスプレイを使用するデスクトップPCであれば、キーボードとマウスでも良いです。

しかし画面に近づいて操作するノートパソコンにおいては、ペンに対応したマルチタッチスクリーンの重要性は高まります。

なぜなら、タッチパネルのSurfacePro6をしばらく使っていたら、会社の普通のノートパソコンの画面を間違えてタッチしてしまうくらいです。

デスクトップパソコンとノートパソコンに求める要件は同じではないのです。

 

Lightroomのスライダーを動かしたり、Photoshopでゴミや邪魔なものを消去するにはペンが有効です。

ヒザの上にノートパソコンを置いてマウスを細かく操作することはできませんし、トラックパッドでスライダーやPhotoshopの操作は実にやりにくいものです。

モバイル環境だからこそ、ペンが必須と言えます。

 

またタッチパネル対応と言っても、ペンに対応しているかどうかは重要です。

というのも、タッチパネルにはいろんな種類があり、ペンのような繊細な操作ができるかどうかはわからないからです。

メーカーが公式にうたっていたり、レビューで使いやすいなどの意見が出ているかどうかを確認する必要があります。

 

画面解像度は4kじゃなくても良いが・・・

SurfacePro6の4kに近い解像度や、今のDELL U4320Qの4kで現像をしていると、その快適性は別次元です。

写真の細かいところまでとても見やすいですね。

しかし、私はそれ以前はFullHD(1920x1080)で現像をしていました。

等倍じゃなくても、拡大ツールを使えば細かいところがちゃんと鮮明に見えます。

FullHDでも、別に現像はできます

 

ただしディスプレイの色や視野角は最重要です。

写真の現像をしようというのに、ちょっと角度が変わっただけで色味が変わるディスプレイや、そもそも青っぽかったり赤っぽかったりするディスプレイでは、現像する意味がほとんどなくなってしまいます。

 

スペックが低ければ、待てばいい

最低限のスペックはi5 CPU・8GBメモリ・256GB SSDという感じです。

もちろんi7で16GBならよりサクサク使えますが、ちょっぴり速くなるだけです。

写真の枚数によっては大きな差が出ますが、現像が終了するまでの間はのんびり待っていればいいんです。

スライダーを動かしたときに画面に反映されるまでちょっぴり時間がかかる場合もありますが、じっくり現像すれば問題ありません。

デスクトップパソコンと違ってCPUやメモリの容量をアップすると一気に高額になるノートパソコンですから、そこらへんは我慢で乗り越えるというのも一つの手だと思います。

 

なおストレージ容量は人それぞれですから、よく考えたほうが良いでしょう。

超薄型ノートパソコンとなると交換できない場合もありますからね。

 

モバブーで充電できるかどうかは大きい

バッテリー容量は、動画再生10時間くらいの性能があるとメチャクチャ余裕があります。

しかしLightroomなどはゴリゴリパワーを食うので、バッテリーもモリモリ減りますから、充電はこまめにしたいところです。

そんな時に、AC100Vコンセントをいちいち探すのはとても無駄です。

 

SurfaceProが公式にサポートしている充電方式はACアダプターしかありません。

しかし中華製で、PD対応のTypeCアダプタが存在します。

私はこれを使っていて、PD対応ACアダプターと、PD対応モバイルバッテリーを使用しています。

有名メーカーのノートパソコンなら、このようなアダプターを使ってモバイルバッテリーから充電することができるでしょう。

 

現像に適したノートパソコンを探す

Surface Laptopシリーズ

13.5インチのペン対応マルチタッチで、画面解像度は2256 x 1504と高めなのが魅力です。

また15インチタイプなら2496 x 1664ですから、デスクトップパソコンを兼ねて使う人にも良い選択肢と言えます。

まあ今の時代は映像ケーブル一本ですから、ノートパソコンのディスプレイは小さめにしておいて、会社では大きなディスプレイに繋いで使うという人も増えているようです。

このディスプレイを有していて価格は14万円台ですからなかなかです。

重さは1.3kg。

 

しかし実はその1世代前のLaptop2なら、中古で10万円前後で購入できます。

なお3はType-C端子などを搭載していますが、2はminiDisplayPortだったりする点が注意です。

3には15インチモデルがありますが2には13.5インチのみです。

CPUの世代が違うため3のほうが当然高速ですが、私は2と同じ第8世代のi5を搭載したSurfacePro6ですが特に問題とは思いません。

 

HP ENVY 13

なんと新品で税込み9万円を切る激安さ。

13.3インチのFullHDディスプレイの視野角や色がどの程度なのか、タッチパネルと言ってもペンに対応するようなものなのかが不明です。

公式ホームページを見てみましたが、ショッピングに使える♪みたいに書いてあって、一抹の不安を覚えますw

重さは1.3kg。

 

Lenovo IdeaPad C340

14インチのFullHDでペン対応マルチタッチディスプレイで、折りたためる。

ペン対応を公式にうたっていて、なおかつアクティブペンが付属します。

しかもofficeまで付いて10万円以下です。

さらにメーカー直販サイトならもっと安いらしいです。

Lenovoヤベーな。

まあ、折りたためることが災いしてか1.7kg弱という筋トレに使えそうなマシーンになっています。

あまり重すぎると、今度は持ち出すのが嫌になってしまいます。

片手で持ち上げられるのは1.3kgがギリギリじゃないかなあと思っています。

 

Lenovo Yoga C740

www.lenovo.com

直販サイトならoffice付きで10万チョイ!

折りたためる14インチFullHDのアクティブペン対応ディスプレイを搭載しています。

そんなYoga C740は18時間クラスのバッテリーを搭載しながら約1.4kgの重さに収まっています。

なんでそんな急激に軽くなったのか、というかなぜIdeaPadはそんなに重かったのか、不思議でしょうがないですね。

 

Dell Inspiron 14 5491

14インチのFullHDでペン対応マルチタッチディスプレイで、折りたためる。

ペン対応を公式にうたっていますが、使いやすさが好評らしいDellアクティブペンは別売りです。

officeは付いてませんが、9万円ちょいです。

うーむ、Dellもヤバい。

なおコチラも折りたためるためなのか1.7kg弱の筋トレグッズとなっております。

ACアダプターとかも併せたら2kg超えるじゃん・・・。

そこまでして折りたためることに意味があるのか?Σ(゚д゚lll)

 

Dell Inspiron 13 7391

www.dell.com

ディスプレイのサイズが13.3インチになったことで重さが約1.4kgに!

たったそれだけでそんなに軽量化できるもんか・・・?

officeなしで10万円弱。

 

OneMix3Pro

そして超変わり種。

8.4インチなのに画面解像度は2560x1600でペン対応で、もちろん折りたためる。

ネットでレビュー記事をいくつか見ましたが、ディスプレイの視野角は特に悪いようではなく、普通に感じるとのこと。

とても見ていられない、というわけではないのかもしれません。

国内メーカーのノートパソコンでも、格安機種のディスプレイはほんのちょっと位置が変わるだけで大幅に色が変わってしまいますからねえ。

画面サイズが8.4インチと小さいですが、iPadminiなども小さいですからね。

これで仕事をするとなるとさすがに厳しいですが、外出先でちょろっとやりたいだけならこの小ささも我慢できるレベルかもしれません。

重さは0.65kgとやはり軽く、逆にバッテリーの持ちが気になります。

 

もしかしたらダークホースかもしれない。

 

まとめ

個人的には・・・

  • SurfacePro6の中古
  • SurfaceLaptop2の中古
  • Yoga C740
  • Dell Inspiron 13

と、いったところでしょうか。

その中でもSurfaceLaptop2は解像度が高く軽量なので、むしろ個人的に欲しい( ゚д゚)

 

で、ブログがもう7千文字近くなってしまったΣ(゚д゚lll)

ちょろっと調べて書こうと思ったんですが、4時間くらいかかってしまいました。

改めて調べると、どれも一長一短で「コレだ!」というのが難しいですね。

 

そして今日わかったのは、なんだかんだで古典的なノートパソコンが一番シンプルで使いやすいのかも、ということでした。

ただしそこにタッチパネルが加わるだけで異次元の世界へ突入します。

ノートパソコンのディスプレイが触って操作できるっていうのは、とんでもなく便利です。