先日、ロードバイクでビーナスラインを走ってきました。
久しぶりに、ロードバイクでミラーレス一眼を持っていきました!
この時はドールだけでなく、三脚からストロボからあれこれ持っていったため、カメラやレンズも軽量化が必要でした。
そんな中で、今日紹介するボディキャップレンズがとても役立ちました。
以前から使っていましたが、七工匠 7.5mm F2.8 Fisheye IIを買ってから、しばらく使っていませんでした。
今回久しぶりに使ってみて、改めてよくできているなあと感心しましたね!
OLYMPUS 9mm f8 フィッシュアイ ボディキャップレンズ
寸法と重さ
価格は8千円台、厚みはなんと1.3cm以下で、重さは30グラムです。
これ以上に小さくて軽い交換レンズがありますか!?
しかも一般的に魚眼レンズは、いわゆる前玉が大きいため重くなりがちです。
OLYMPUSのメーカー純正という信頼性もあります。
機能と使い方
絞りはF8固定で、ピントはマニュアルフォーカスです。
ピントは下のレバーで調整し、無限~20cm(センサーからの距離)まで調整できます。
左端の赤いラインまで動かすと、レンズバリアが出てきてレンズを保護してくれるというオマケ付きです。
レバーは無限~●~0.2mと3箇所で止まるようになっていますが、これがちょっとくせ者です。
ドールなどのように近接撮影する場合はかなり微調整が必要ですが、ちょうど良い位置にしても「カクン」と3箇所の止まる位置にズレてしまう場合がたまにあります。
またレバーがかなり軽いので、ほんの少し触れただけでズレてしまいます。
ピント調節にはこのようなデメリットもありますが、慣れれば問題ないレベルです。
対角は140°
一般的な魚眼レンズは対角180°ですが、ボディキャップレンズは対角140°となっています。
思いっきり周囲を歪ませた写真が撮れる180°のレンズは「アート感」がすごいですが、撮影者の足やカメラを持つ手まで写り込んでしまうほど使いにくい場合があります。
逆に140°では歪みは控えめですが、常識的な範囲で魚眼レンズらしい写真を撮れる使いやすいレンズになっています。
作例
ドール
ドールを撮影した例です。
このように魚眼レンズ特有の、周囲が歪んだ撮影ができます。
ドールの顔を中心付近に配置することで顔の歪みが最小限に抑えられています。
顔が正面を向いているときは、一般的にはこのように配置するのが良いですね。
また1枚目の写真のように水平線など真っ直ぐなラインを画面の端に配置すると思いっきり歪んで魚眼レンズらしさが強調されます。
ロードバイク
ロードバイクを絡めた例です。
1枚めのように真っ直ぐな木が立ち並んでいるところこそ、魚眼レンズの使い所です!
木がぐわ~っと歪んでいるのが、まさに魚眼レンズって感じですね。
2枚めでは、あえて後ろ姿の人物を画面の端に配置することで、人物が歪んで面白い表現になっています。
右足と左足の写っている大きさが違いますよね。
また1枚めの自転車は後輪がかなり大きく強調されて写っています。
人物の顔でなければ、画面の端に配置することで迫力が出たりしますね!!
オススメ機材
ボディ
私が自転車で使っているのはOLYMPUS E-PL7です。
E-PL7は現在のE-PLシリーズの中で最も性能と価格のバランスが優れた、コスパ最高のボディだと私は思っています。
というのも搭載されるセンサーはフラッグシップのE-M1初代と同じで、その後のE-PL8以降は画像処理エンジンは進化しているものの、基礎となるセンサーは変わっていないからです。
実際私はE-M1初代を何年か使いましたが、自転車などでE-PL7を持ち出してもほとんど違和感のない写真が撮影できています。
また現在ではE-PL10が発売されているため、かなり型落ちとなったE-PL7は中古価格もかなり下落しています。
センサーは基本的に同じですから、それほど極端に画質が違うとは言い切れませんから、私は型落ちのE-PL7を使い続けています。
なお中古カメラを買う場合はカメラ専門店の中古商品がオススメです。
同じ「並品」でも質屋などと違って、カメラ専門店ならではの動作チェックや外観チェックはレベルが違います。
レンズ
七工匠 7Artisans 75M43B2 7.5mmF2.8 Fish-eye2
対角は約150°くらいとあまり変わりませんが、2万円台という低価格でF2.8から使える魚眼レンズはなかなかお買い得です。
今、私は普段コレを使っています。
SAMYANG 7.5mm F3.5 フィッシュアイ
マイクロフォーサーズ用の対角180°魚眼レンズとしては、最も安い!
評価も概ね良いようです。
今、マジで買うか迷っています・・・。
【追記】
買っちゃった☆(ゝω・)vキャピ