日常の習慣のひとつになってしまい、忙しくて1週間くらいトレーニングができない日が続くとむしろ落ち着かない感じになってしまいました。
私がローラー練をやるときは、必ずなにかビデオを観ています。
主にアニメが中心で、アイカツ!とかガンダムシリーズとか、長いのを観たりしています。
最近は「男はつらいよ」シリーズをずっと観ていますw
さて、今日は「OVER DRIVE」というラリーを主題にした映画を観ました。
「はーん、またビミョーな感じだったりするんじゃないの?」と思っていたら、以外にもかなり面白かったので感想を書きたいと思います!
ネタバレはできるだけ避けますが、少しでも気にされる方はご注意ください。
OVER DRIVE
どんな話?
2018年公開作品。
WRC参戦を目指して国内最高峰ラリー選手権でチャンピオンを目指すお話です。
登場人物はメカニックの兄とドライバーの弟、そしてチームマネジメント担当の女性がメインとなります。
兄と弟は意見の食い違いから言い争いをしながらもレース活動を続けます。
参加チームは国内最高峰ラリーで首位争いをするトップレベルのチームです。
ココがスゴイ!
映像がスゴイ!
実際のラリーの映像を使用し、ドローンやジンバルなど最新の映像技術を駆使して大迫力に仕上げています!
何よりもスゴイのは首都高をステージに設定しているところ!
映画で開催されている「SEIKOカップラリーシリーズ」は架空の国内選手権ですが、そのステージのひとつに首都高があります。
首都高でカーレースが開催されたら・・・なんてのは夢ですよね(^∇^)
また最終ステージの北九州ではクライマックスとあってかなり迫力ある映像作りとなっており、その撮影風景は車関係のニュースサイトでも話題になったのを覚えています。
主役の肉体がスゴイ!
カーレースを知らない人には意外に思われるかもしれませんが、トップレベルのカーレーサーは肉体を極限まで鍛え上げています。
なぜならばとてつもないスピードやコーナリングに耐えられる肉体がなければ、トップレベルで走ることができないからですよね。
ドライバー役の役者はものすごい肉体で、体脂肪率はヒトケタ台なのではないでしょうか。
首も鍛えているシーンもありましたから、カーレーサーの筋トレ方法などをリサーチして映像に取り入れているんだと思います。
メカニックの活躍がスゴイ!
昔のカーレース映画は、とにかくドライバーが主役のものが多かったと思います。
車好きにとってはメカニックの活躍も含めてカーレースを楽しんでいますから、メカニックの描写がないと物足りないんですよね。
なによりラリーではピットでの制限時間内の修理作業が特に重要になってきますから、必然的にメカニックの活躍が重要になります。
整備中にバンパーを投げるとか、外れた外装をテープでとめるところとか、曲がったロッドや凹んだ外装パネルをハンマーでどつきまわすところが興奮します(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
そうそう!実際はそうなんだよ!!
そして、メカニック達がオイルで顔まで真っ黒になって修理を終え、やりきった顔でマシンを送り出す描写は実によく描けているなあと感激しましたw
また、途中でメカニックの兄の手がアップで映るシーンでは、染みついたオイルで手が真っ黒になっているのがとてもよかったですね。
わかってるなあ!
クラッシュがスゴイ!
過去の実際のラリーの映像を使用し、さながらクラッシュシーン集のようなところもあったり・・・w
明らかにこの撮影のためにクラッシュさせてるシーンもありますから、必見です。
リアルにクラッシュさせるって、けっこう難しい気がするんですよね。
CGだと飛び散ったパーツの表現があからさまにCGらしいので、ウソくさくなりますし。
かといって加減しすぎるとなんだか迫力に欠けて、ドライバーが命をかけている緊張感が薄まりますからね。
ちょっとキニナル点も・・・
シナリオが一般人向けすぎないか
シナリオがありきたりすぎるような気がします。
クライマックスの盛り上がりは、展開は読みやすいもののきちんと熱く盛り上がってくれるのでいいんですけどね。
序盤からオチが見えてるのはどうなんだっていうw
まあ、一般のドラマ慣れした人達にも興味を持ってもらうためには、わかりやすい話にしないといけませんからね。
ヒロイン、いる?
ヒロインと言っていいのかわからないくらい存在が微妙な、マネジメント担当の新人女性。
いなくても話は成立しそうな気がしますが、これはきっとカーレースに詳しくない女性視聴者が立場を重ねるのに適しているという判断の配役なんでしょうね。
男女で映画を見に来て、男だけが盛り上がってもダメだろう、ということですね。
ダルい恋愛描写はないので、ご安心ください!?
工場がシャレオツすぎるwww
工場がやたらキレイに整理整頓されていて、バーみたいなのがあったり、やたらオシャレになってるのがめちゃくちゃ気になりましたwww
遊ぶ気まんまんじゃねえかwww
仕事しろwww
まあ海外の一流ファクトリークラスになると、たしかに工場の建物が美しい形状で、工場内も整理整頓されているみたいですが・・・。
それにしても、工場内があからさまに「映画っぽい」のが気になりましたw
でも、モデルになったチームの工場が本当にそんな感じだったとしたら私の知識不足です!すみません!( ゚д゚)
あと、ワイルドスピードの影響だと思うんですけど、映像の見栄え重視のためか駐車場にデタラメな角度で駐車されてる車がめちゃくちゃ気になりますw
変なところにアメ車のピックアップトラックがドーンと止めてあったりして、そんなとこに置いたら邪魔じゃねーか!っていうw
ま、ささいなところなんですけどね!
首都高のシーンは、CG!
ネタバレだろうがなんだろうが、ここはハッキリ言っておきます。
ごく一部だけ実写撮影しているようですが、ほとんどがCGです。
CGにかなり金をかけたんでしょうが、他の実写部分が迫力ありすぎて、あからさまにCGとわかってしまうのが悲しいところ。
残念なのは映画ではなく、公道走行の撮影を許可できなかった日本という環境ですね・・・。
まとめ
気になるところはいくつかありましたが、それでも全体的にはなかなか面白かったです!
シナリオがありきたりとは言いましたが、クライマックスの熱さはなかなかグッと来ました。
また首都高のシーンなどCGも使用されていましたが、たとえCGでも団地をバックにラリーカーが首都高を駆け抜ける映像ってのは、やっぱ夢ですよね(^∇^)
ラストは・・・ネタバレになるので詳しくは書きませんが、スッキリします!
というわけで、車好きにオススメします!