さて、前回は改造までほぼ完成しました。
いよいよ塗装と組立に入っていきます。
ボディの塗装
いよいよボディの塗装に入ります。
シャーシや室内もボディと同じ色がありますが、まずは外装のみを塗装していきます。
まずはざらざらしたサーフェイサーをラプロス2400で全体を均します。
次に水色のサーフェイサーを塗装し、乾燥後にラプロス4000で表面を均します。
表面処理したおかげで、改造中のボコボコがなくなりましたね。
そして、インディブルーを塗装しました。
カルソニックブルーは実際のレーシングカーの年式ごとに微妙に違うらしいので、完全再現は不可能でしょうw
軽くクリアーを塗装して、デカール貼りに備えます。
そして・・・デカール貼り!
実は今回使用したカルソニックスカイラインのほうは20年くらい前に買ったキットで、ずっと積んだまま忘れていたものでした。
今回はそれを引っ張り出したわけですが、なんとデカールがパリパリになって終わっていました・・・。
すぐにちぎれてしまうようなレベルで、とても使えるようなものではありません。
そこでダメ元でタミヤにパーツ請求すると、なんと新品を販売してくれました!😊
ラッキー!!!
貼付け後、自然乾燥で2日後にクリアーを極厚に塗装しました。
クリアーの硬化には1週間くらいはかかるため、その間に内装など他のパーツの製作を進めていきます。
内装の塗装・組立
内装パーツを塗装しました。
ロールケージは2つに分割できるように製作しています。
内装が完成!
いざ組み立ててみると、仮組み時には気づかなかったパーツの干渉などもあり、削ったり微調整しながらの組立となりました。
スポーツカーと違って窓の大きいマーチでは内装も見やすいため、作り甲斐がありますね。
リアの駆動系周りも塗装して、組立完成!
このキットは駆動系だけ別に塗装・組立できるのが良いですね。
ホイールも、塗装・塗り分け・デカールで完成!
センターロックナットは別パーツにしておいてくれると助かるんだけど、ワンパーツ成形なので塗り分けがちょっと面倒😅
クリアパーツやヘッドライトカバーの塗装も完成!
塗装する前に、こういうパーツのクリアランスはしっかり確認しておいたほうが良いです。
なにしろ塗装したらパーツがハマらなくなった、なんてことはよくあることです。
クリアーの研ぎ出し
ラプロス2400・4000・6000・8000
さらにコンパウンド荒目・細目・仕上げ目・セラミックコンパウンド
と、4種の布ヤスリと4種のコンパウンドを駆使して研ぎ出ししていきます。








こんな感じで少しずつ研ぎ出ししていきました。
布ヤスリで丸一日、コンパウンドで丸一日かかりました・・・😅
布ヤスリではカドの部分のクリアを削ってしまう可能性があるので、やりすぎが怖いですね。
コンパウンドならそれほど削りすぎないので、よほどカドに集中しすぎなければカドの部分のクリアを削ってしまうことはないでしょう。
最後の仕上げ
研ぎ出しが終わったら、最後に窓枠など一部の塗り分けをします。
そして、一気に組み立て!!!
塗装前に可能な限り調整をしておいたので、ピッタリ組み立てができました。
特にリアウイングやバンパー類は別パーツなので、塗装後にフィッティングが悪かったからと言って削ったりするのは難しいですからね。
完成!
完成!
かっけ~~~!
わりと気軽な気持ちで作り始めたんですが・・・作り込むうちにどんどん愛着が湧いてきてしまいました。
ずっと手元において永久保存版にしたいです!
給油口はナンバーポケットに埋め込みました。
カルソニックスカイライン'99もトランクに給油口があり、2003からボディサイドの両側に変更になっています。
また後ろから見える駆動系も良い!!!
この時代のGT選手権はフラットボトムが許可されていなかったようで、リアディフューザーによる空力向上もダウンフォースはほぼ得られず空気の整流がいいところだったようです。
リアウイングはカルソニックスカイラインをそのまま使用し、ステーを自作しました。
ちょっと99年の時代に合わないかもしれませんが、バーチカルウイング形状にしました。
マーチの車体に合わせて、曲線を描くステーにしてみました。
サイドスカートは99年仕様と同じイメージの色で塗装しました。
現物を見たことがないのですが、ひょっとして木製だったのでしょうか???
すでにカーボンパーツが使える時代のはずですが、なぜここだけこんな色だったのでしょうか。
このあと別の年式からは黒色になっています。
99年仕様ならではのサイドマフラー!!!
なんとキャビン内部をマフラーが通っています。
フロントグリルにはエアジャッキの差込口をイメージしてアルミ線を配置してみました。
ヘッドライトはメタリックグレーで塗装。
フロントバンパーはカルソニックスカイラインのものを切り貼りして整形しました。
ラジエーターや導風板も流用しました。
99年仕様ならではのフロントフェンダーをイメージして製作しました。
大胆にタイヤが見えるのがカッコいいですね。
現在の空力デザインではまるまるむき出しよりも整流板を複数設けたほうが良いらしく、この時代ならではの丸見えなタイヤが良いですね。
ブレーキもそのままカルソニックスカイラインから流用しています。
巨大なブレーキが見えるのがたまりませんね。
99年仕様ならではの多角形のような形状のフロントフェンダーも再現しました。
ボンネットダクトは、カルソニックスカイラインのセンター部分を移植してパテ埋めしました。
込み入った形状の部分なのでかなり難しかったです。
スカイラインではさらに左右にダクトが刻まれていますが、さすがにこの小さなスペースには収まりませんでした。
スペースの関係で特徴的なおにぎりのようなカタチのマークも貼れなかったのはちょっと残念です。
作ってよかった~~~!
さすがに今回は完成まで1ヶ月以上かかりました。
かなり集中してほぼ毎日作業していましたが、レーシングカーは作業量が非常に多くて大変ですね。
しかし一筋縄ではいかないこの難しさが、やりがいがあって楽しかったです。
以前製作したK11カルソニックマーチといっしょに撮影しました。
最後に、元のプラモデルのパッケージといっしょに。