
ついに発売されたワイスピ仕様のプラモデル!
これまでミニカーや完成品ダイキャストモデルなどはありましたが、ついにプラモデルとしてもアオシマから発売されました。
版権や組み立て・製造の関係から一部のステッカー類やディテールなどは省略されている部分もありますが、特徴的なバイナルグラフィックやC-WEST製エアロパーツなどが再現されています。

キットレビュー

パッケージはイラスト仕上げになっています。
版権のでメーカーロゴが再現できなかったこともあり、パッケージイラストでも描かれていません。
これを再現すると販売価格が1万円とかになってしまったかもw


今回のキットですごいのは各種専用パーツが新規設計なところ!
アルミホイールだけでなく、内装のカスタムパーツも新規設計なのはすごすぎる。
今までもアニメやマンガコラボのカーモデルはたくさんありましたが、内装は再現されていないこともありました。
バケットシートも専用なのですが、そのおかげで余剰パーツのバケットシートが3つありますので他のプラモデルのカスタムに使えますw

カスタムメーカーのステッカーが再現されていないことなど気にならないくらいカッコいい!
特にロールバーを再現したことによって、外からもはっきりとワイスピのマシンであることがわかります。
実はワイスピ劇中でのブライアンGT-Rは意外に車高が高くホイールも奥まっています。
作例では劇中の完全再現よりも車高をダウンし、カッコよさを優先していると思います。

ランナーはカーモデルとしてはやや多め。
標準的なGT-R用のパーツも一部入っているため、純正バンパーやバケットシート・ステアリングなども余剰パーツになるため、カスタムベースにも使えます。
ボンネット・前後バンパーは別パーツとなっていて、初心者にはちょっと難易度が高めです。

キットには専用デカールが付属します。
大判デカールということもあり、難しそう。

専用ホイールなどのメッキパーツも付属します。
劇中の再現ならホイールは必須ではありますが、それにしても新規設計とは豪華!

一時期からアオシマはクリアパーツを成形色で再現してくれているため、塗装不要なのが嬉しいところ。
テールランプの塗り分けは実はなにげに難しく、おもちゃっぽさが出やすいポイントです。
最初から成形色のため非常に精密でリアルな仕上がりが可能です。
ただしこのキットではボディ側とのフィッティングが非常にタイトなため、塗装の厚みで入らない・もしくは塗装が割れる可能性があるため注意が必要です。

説明書では右側のメッキパーツのブレーキを使用するように書かれていますが、正直ディテールがいまいちなのと直径が小さくショボい・・・。
実はワイスピ劇中でのブライアンGT-Rもブレーキは意外に小さく、実は劇中再現という気もしますがw
左側のカッコいいディテールのブレーキはおそらくアオシマのチューンドカーシリーズによく付属しているタイプです。
せっかくだからカッコいい左側を塗装して使用したいところですが、取付ダボがまったく合わないため改造しないと取り付けができません。
製作・加工

サスペンションはどうやらエアサスが再現されている?
まったく見えなくなるパーツですが。

サイドスカート以外をマスキングテープで仮止めしてみました。
ボンネットがかなりゆがんでいて、まともに取り付けられません・・・これはちょっと困った。
アオシマのキットはいつもボンネットが曲がっている気がします・・・。
直す自信がない場合はアオシマに連絡してみるのも良いかも知れません。
私は気合で曲げて直しました。
またリアバンパーも歪んでいるため、ガッチリ接着して押さえつける必要がありました。
この仮組みではブレーキをカッコいいほうを使っていますが、取付はむりやり仮止めしているので、車高やタイヤのツラは説明書通りではないことに注意してください。

サイドスカートは上から被せる仕様ですが、あまりにももっさりしてしまいます。



そこで純正サイドスカートを切り取ってから、C-WESTのサイドスカートを接着しました。
これでフィッティングもピッタリですね。


左が加工前、右が加工後(わかりにくすぎますが)
ホイールのオフセットの問題で、ブレーキがものすごく奥まっていてちょっとカッコわるいです。
そのためブレーキ側を加工して、ブレーキがホイールギリギリまで近づくように加工しました。

ボンネットの歪みを直して、各エアロを完全に接着しました。
バンパーは接着面積が非常に小さく不安定なので、裏からしっかり補強しておくのが良いでしょう。
私は瞬間接着カラーパテを持って補強しておきました。


ホイールアライメントはプラバンを挟んだりロワアームの差し込み穴を加工したりして調整しました。
この方法だとホイールが回りませんし、ツライチ近くにした影響でハンドルもほとんど切れませんから、ディスプレイ専用の改造です。
ボディの塗装とデカール

ボディの表面処理・スジボリなどを仕上げたら、いよいよ塗装です。
まずはやすり傷などを埋めるためにサーフェイサーを塗装し、ラプロス2400(神ヤス!の1000~1500番相当の布ヤスリ)で表面を中研ぎして、本塗装の下地を作ります。

艶ありブラックをテカテカになるように塗装してから、シルバーを塗装します。
ここでのコツは以下の通りです。
- 艶ありブラックを塗料:薄め液が1:1.25くらいで2~3回こってり吹き付ける
- 仕上げに1:1.5~2.0くらいの薄め液を多めにしたシャバシャバでテカテカに吹き付ける
- シルバーはクレオスの8番シルバーを、ガイアノーツのメタリック用薄め液を使用し1:2.0~3.0くらいのシャバシャバで、遠くからフワッと塗料を置いてくるような感覚で少しずつシルバーを乗せていく
- このとき奥まった場所には勝手にシルバーが入っていくので、表面だけにシルバーが乗れば良いというようなイメージで
- 最後に、デカールを貼る前に塗装を保護するために艶ありクリアーを2回くらい軽く吹き付けておきます(ここでもシャバシャバめ)
薄め液の比率は感覚でやっているので正確ではありませんが・・・。
それぞれの塗装をしたら恒温槽で2時間は硬化させてから、次の塗装を行っています。
前の塗装が硬化しないまま塗装すると、薄め液が多めで塗装していることもあり薄め液で前の塗装が溶けて浮いてきます。

そして、デカールを貼る!!
のですが、ここでのコツは難しい・・・本当に難しい。
今回のデカールはけっこう薄くて伸びも良い品質の良いデカールでした。
私は主にこの2つの溶剤を使用して、ドライヤーで伸ばしたりしつつ少しずつ貼っていく方法を使っています。
ドライヤーも使い所が難しく・・・タイミングによってはただデカールが縮むだけで・・・うーむ本当に難しい😂
特にサイドスカートはかなり凹凸があるので高難易度です。

デカールを貼ったら丸一日は自然乾燥させて、クリアーを5回くらいしっかり吹き付けて、恒温槽で24時間は硬化させたらいよいよ研ぎ出しです。
クリアー塗装後は写真のようにボソボソしているので、なんだか失敗したように感じてしまいます😭
しかしカーモデルはここから研ぎ出しによって美しく変化していきます。

まずは神ヤス!の1000~1500番相当の布ヤスリのラプロス2400番を使ってデカールの段差を消していきます。
表面が均一にツヤがなくなればOKですが、ここで研ぎが甘いと最後までデカールの段差が残るので注意です。
場合によっては神ヤス!の800番や600番を使って段差だけ消してから、ラプロス2400番で仕上げていくのも手です。
ラプロス2400、4000、6000、8000
タミヤコンパウンド荒目、細目、仕上げ目
ハセガワセラミックコンパウンド
と、少しずつ力を入れずに磨いていくと、次のようになります。
磨いた pic.twitter.com/x5EOYJzo5a
— くまつー🐉日常垢 (@kuma2vanilla) 2025年11月29日
丸一日かけて、磨き上げました。
美しく磨き上げられたボディを見ると、やってよかったなあ!と思います。
なおプロでも削りすぎてしまったり細かいところは磨ききれてなかったりするものなので、あまり細かい失敗は気にしないようにしましょう。

コンパウンドをしっかり洗い流したら、いよいよ仕上げのマド枠塗装です。
塗装前にここのモールドをしっかり彫り込んでおけば、そうそう塗装漏れはおきません。
それよりマスキングテープとマスキングテープの間から吹き漏れすることのほうが多い・・・。
マスキングテープをがっつり貼るとクリアー塗装やデカールが剥がれる可能性があるので、テープとテープを重ねて接着面が最小になるようにして貼っています。
ここで水性ホビーカラーなどを使用すれば塗装漏れがおきても拭き取りができます。
私は硬化時間が圧倒的に短い、一般的なMr.カラーのセミグロスブラックを使います。
内装・シャーシの製作・塗装

内装やシャーシのパーツを色ごとに分けて塗装の準備をしていきます。
今回は特別パーツもあることからやや多めですが、一般的な乗用車のカーモデルならこの1/3くらいしかありません。

艶ありブラックを塗装したあと、NOSタンクやロールバーはメッキ調塗装をしました。
ドハデなブライアンのスポコンカスタム車両はやはりギラギラのメッキです。
説明書では8番シルバーとなっていますが、やはりここはメッキでしょう。

ドア内装は説明書の指示だとわかりにくかったので、実車を参考にしました。

追加メーターはデカールを貼ったあと、UVレジンでメーターレンズを再現。


普通の乗用車と違って、ブライアンGT-Rならではのドハデな感じにできました
メーターや液晶パネル類はすべてUVレジンで透明パネルを再現しています。

シャーシまわりは黒で成形されているのでそのままにして、ブレーキ周りだけ塗装しました。
ブライアンGT-Rは劇中でもブレーキキャリパーが赤くペイントされていました。

ホイールも取り付けるとこんな感じです。

ブライアンGT-Rのヘッドライトは北米仕様のハロゲンタイプなので、塗り分けの参考に画像検索する際は要注意です。
HID仕様とハロゲン仕様だとちょっと塗り分けが異なります。
最終組立

最後にこれまで準備してきたパーツを組み込んでいきます。
細かいパーツも多いので、パーツケースや綿棒のフタなどを利用してなくさないようにしましょう。

成形色でわけられたテールランプ類は非常にありがたいです。
またワイパーはちゃんとウインドウに沿って湾曲しているのが良い!
昔のカーモデルはどれもぴーん!とまっすぐなワイパーなので、取り付けるときにぐいぐい曲げないといけなかったんですよねえ・・・。
ついに完成!


それなりにカーモデルを製作してきましたが、それでもいつも完成するまでは緊張と不安の連続です。
今回もイメージ通りに完成できてよかったです!


ブライアンGT-Rの特徴的なバイナルグラフィックが本当にカッコいい!
これをプラモデルで製作できるようになったのはうれしいですね。

スポコンということもありホイールはあえてメッキのままにしました。
ブレーキは説明書とは違うパーツを使用したことで迫力がアップしています。

乗用車と違ってブライアンGT-Rならではの追加メーターなどが見える内装がカッコいい!

NOSタンクもメッキ調塗装のおかげでしっかり輝いています。

C-WESTバンパーと、NXのパーツが追加されているフロントまわり。

ホイールアライメントも、模型映えするようにセッティング。

パーツの歪みがあったり、大判デカールの貼り付けなど一部で非常に難しい工程もあるものの、完成してみるとやはりブライアンGT-Rは最高ですね!



