

2025年夏、久しぶりに再販されたタミヤのメルセデス・ベンツ W126 500secを製作します!
たまたま近所の模型店に入荷したので「作ってみたい!」ということで思いつきで購入しました。
W126系とは
W126系のメルセデス・ベンツはグレード総計で約90万台も生産された、Sクラスとしては歴代トップの記録を持っています。
昔のやくざ映画によく登場していて、白いボディーカラーも人気でしたね。
今と違って全国に販売店がなかったことや、日本仕様だけ性能が違っていたことから、並行輸入のドイツ本国仕様も多く流通していました。
当時からメルセデス・ベンツは日本向けに右ハンドルを用意する細やかな配慮がされていましたが、あえて並行輸入の左ハンドルに乗るのがカッコいいですよねw
とは言えドイツ本国仕様では日本の暑さに耐えられずオーバーヒートしやすかったりもしたとか。

W126系と言えば、古くからのカーマニア憧れの的「ケーニッヒ」バージョン!
フェラーリなど数々の欧州車を、ドハデなワイドボディにカスタムしたケーニッヒは日本のカーマニアの憧れの的になりました。
今回はケーニッヒをイメージしつつ現代的な要素を取り入れたワイドボディを製作していきます!
キットレビュー

古いタミヤの再販品ということもあって、パーツ点数は控えめになっています。
ディテールも今どきのプラモデルと比較すると甘い部分もあったり、古い金型のためバリもよく見られます。
本キットにはエンジンも付属しているので、ボンネットを取り外してエンジンを眺めることもできます。

内装関連のデカールが豊富に入っていて、説明書では3種類の内装カラーを再現できるようになっています。

ひとまず仮組みしました。
ものすごい巨大なボディに驚きます!
全長は5メートルと、グループCのレーシングカーよりも大きい!!
あのタミヤとは言え、古いキットということもあってちょこちょこ組みにくい部分やパーツの合いが微妙な部分もありました。
ボンネットは構造上、後ハメが不可能なので別パーツのまま製作して最後の最後に取り付ける必要があります。
改造

アオシマのBBS LM 20インチを購入しました!
キット付属のノーマルタイヤと直径はほぼ同じ感じです。

ひとまずあてがってみました。
ホイールの取り付け方法がタミヤとアオシマで違うので、この段階では乗っけているだけです。
このままでも十分かっこいいですね~。
W126発売当時ではありえなかった超扁平タイヤが、ちょっとミスマッチ感あって逆に良いですね。
今回はオーバーフェンダーも含めたフルエアロを製作したいので、このままだと車高が高くなってしまいます。
エアロパーツで厚みを増してしまうともっさりしてしまうため、やはりアーチ上げする必要がありそうです。


深リムにするため、2mmほどリムの厚みを追加しました。
メッキ塗装するため、接続面を滑らかにするのが難しかったです。


ひとまずアーチ上げして、プラバンを接着してみました。
接着したプラバンに合わせて、シャーシ側のホイール取り付け部を加工してホイールの位置決めも行いました。
タミヤとアオシマではホイールの取り付け方法が異なるのと、元キットのブレーキでは見栄えがしないため、手持ちにあったアオシマの100系TRDチェイサーのプラモからカスタムブレーキを流用。
ブレーキをシャーシ側に「イイカンジ」に接着して、車高を決めました。

フェンダーアーチに合わせて、プラバンを貼り付けて大まかな形を出しました。
このあたりになると完成形がイメージできてきてワクワクしますね!


フロントとサイドのエアロも造形しました。
これはカッコよくなりそうだ~~~!
W126の当時はフェンダーをしっかり下まで覆うのが基本でしたが、現代だとタイヤハウス後方を空気抜きのためにガバッと開けることが多いため、ここは現代風に大きくカットしました。
このあたりから微調整が必要なので、内装とウインドウも仮組みして車高などをチェックしています。
内装とウインドウを取り付けると微妙に車高が変化するので注意が必要なためです。



各部をパテで均していきます。
ボディサイドの「サッコプレート」はケーニッヒを参考に埋めて均しました。
リアバンパーはあえてノーマルのまま、リアディフューザーを製作しました。
マフラーはセンター出しにしてみました。
リアディフューザーも最初は1mmプラバンで製作しましたが、厚ぼったかったので0.5mmプラバンで作り直しました。
ここまでの工程で紹介していない場面で、何度もプラバンを剥ぎ取って貼り直したりして試行錯誤でたどり着いています。
ウイングはタミヤの3D形状GTウイングを購入しました。
ケーニッヒの時代はGTウイングはありませんでしたが、今回は現代風アレンジということでGTウイングが良いだろうと思いました。
イメージするのはLBワークスで、ベース車の良いところをちゃんと活かしながらハデに造形するスタイルを参考にしています。
LBワークスはハデですが、きちんとベース車の良いところは残しているところが良いんですよね。

シャーシ下側にナットを埋め込み、ディスプレイケースにネジ止めできるようにします。
塗装


いよいよボディの塗装に入ります。
まずは黒サーフェイサーを塗装しました。
ちょっと塗装に失敗してしまったので研ぎ出しが大変で、下地がでてしまいました。
この中研ぎではラプロス4000まで磨きました。
研ぎ出しには布ヤスリのラプロスがおすすめです。
細切りして細かい部分の研ぎ出しをしたり、曲面を滑らかに研ぎ出ししたりと、万能に使えます。
番手の表記よりも実際には粗めで、2400なら神ヤスの1000、4000なら神ヤスの2000番に相当するイメージです。

塗装には3種類を試しました。
今回はタミヤアクリルカラーの、ライトガンメタル、ガンメタル、メタリックグレイを試しました。
その中でライトガンメタルを採用しました!
悪そうな感じが気に入りました。
ちょっと赤みが強すぎる気もしますが・・・。

中研ぎしてツルツルになった黒サーフェイサーの上に、艶ありブラックを塗装し、ライトガンメタルを塗装し、最後にクリアーをたっぷり塗装しました。
メタリックカラーは重ねるごとに色味が変わっていくので、非常に難しいです。
普通のカラーと同じようにテロッテロになるような厚吹きをすると、メタリックの粒子が流れてまだら模様になったりする危険もあります。
ポイントは、薄め液を5倍くらいにして遠目から少しずつ重ねていくというところでしょうか。
クリアー塗装も一気に吹き付けるとメタリック粒子が溶けて流れてしまうため、これも慎重に10回以上に分けて少しずつ吹き重ねていく必要があります。

カメラで撮るとザラザラですが・・・肉眼で見るぶんにはわりとなめらかにクリアー塗装できました。

ラプロスの4000・6000・8000、タミヤのコンパウンド3種、そして長谷川のセラミックコンパウンドでフィニッシュ!
かなり美しく研ぎ出しができました!
ここのところずっとデカール貼りまくりの痛車シリーズを製作していたので、それにくらべればかなり楽にできました。
内装・シャーシ

時間が前後しますが、ボディのクリアー塗装をしたあと硬化待ちの間に内装とシャーシを製作していきます。
レーシングカーと違って市販車は部品点数が少ないので作りやすいですね。

シートの合わせ目がかなり目立つので、ここは処理が必要でした。
ベンツは窓が大きく内装がわりと見えやすいので、ここだけはそこそこ合わせめ消しをしておいたほうが良いでしょう。

リムはメッキ調塗装をしました。
深リムにするために幅増ししていますが、なんとか段差がわからない程度になめらかにできて良かったです。
スポークはBBSならではのゴールド!
黒下地にメッキ系やメタリック系塗装をする際は、少しずつ、それでいてしつこく、慎重に塗装を重ねていくのが非常に難しいです。
ビビって薄くしすぎると暗ったいメタリックになりますから、キラリとさせたいならしっかり吹き付ける必要があります。

ブレーキは、アオシマの100系TRDチェイサーから流用。
ブレーキ部品だけでもカスタムパーツとして販売してくれると嬉しいんですけどね~。

シャーシ、内装が完成しました。
エンジンも組み立てましたが、ボンネットは接着してしまう予定なのでとりあえず組み立てただけです。
というのも、エンジンを取り付けておかないと完成後にタイヤハウスの隙間から見えるシャーシ側がスッカスカになってしまうためです。
エンジンを作り込まない派でも、ひとまず取り付けるだけはしておくと良いでしょう。

高級車特有のメッキモールは、こちらのペイントマーカーを使用しました。
非常に美しい輝きのため、こういった部分を塗装するには最高です。
乾燥に1日以上かかるので、塗ったあとは十分に時間をあける必要があります。
完成!







完成!
めっちゃ時間かかったけど、完成できてよかった~~~!
リアフェンダーのかぶり具合もサイコーにできました。
今回は撮影に深度合成を使ってみましたが、ちょっと一部微妙なトコも。
全体にピントを合わせるには良いのですが、合成が難しいですね。
撮影そのものもさらに工夫が必要そうです。
パテ埋めのキズや割れがわずかに表面に出てしまった部分があるのは反省点でした。
よ~く見ないとわからないレベルではありますが・・・自分で作ったものはどうしても気になってしまいますね😅



