今回は、プラモデル製作やゲーム実況プレイなどを中心に活動するVtuber「めこ隊長」のリスナー「めこ丸」のフィギュアを製作していきます!
めこ隊長はガンプラだけでなく軍艦・バイクなども製作したり、あのフジミ模型さんからプラモデルの提供を受けたりしています!
基礎の製作
まずは実物大の絵を描きます。
これを元に採寸して製作していきます。
絵を元に、プラ板で外形を製作します。


写真左・アタマは8枚のプラ板を基礎に、マスキングテープを巻いて、そこにポリパテをひたすら盛っていく方法と、
写真右・4枚のプラ板を基礎に、軽量紙粘土を詰めて、その上からエポキシパテを盛り付けていく、二通りの方法を試してみました。
ポリパテをひたすら盛る方法は、ちょっと失敗でした。
中を空洞にしてポリパテの厚みを3~5mmに抑えたとは言え、この大きさだとそれでもかなりのポリパテを盛らなければなりませんでした。
しかもポリパテは盛ったあとヒケるので、何度も何度も重ねる必要がありムダに時間とマテリアルを消費しました。
いっぽう、空洞部分に軽量紙粘土を詰めて、その上からエポキシパテを盛る方法は正解でした。
エポパテをちょっと大きめに盛っておいて、あとから削り込んでカタチにしました。
エポパテは硬化に6時間以上かかるものの、軽量ねんど1回、エポパテ1回の盛り付けで終わりました。
造形~仕上げ
ポリパテで作った奥のパーツと、エポパテで作った手前のパーツ。
タミヤの高密度エポパテは巣穴もほとんど出ないのが非常に良かったですね。


少しずつ仕上げていきます。
胴体のほうはエポパテで作ったおかげで、ほとんどポリパテを足す必要もありませんでした。
パテの削り込みはとにかく粉が舞います。
特にポリパテはふわ~~~っと軽く舞うため、肺に吸い込みやすく将来非常に危険です。
そのため強力な換気扇を作動させつつ削り込みを行いました。




胴体をおおよそ仕上げたら、腕や足などをつけられるようにします。
腕は可動させたかったので、丸くカットしたプラ板を基礎に、胴体側にポリキャップを埋め込みました。
腕になるほうは同じく丸くカットしたプラ板に3mm棒を軸打ちして、ここにエポパテを盛って整形していきます。
足になるところもポリキャップを埋め込みましたが、こちらは着脱できるようにするためで可動させるつもりはありません。
キャラクターの基本的な部分がだいたいできました。
ヘルメットはベルト・ヘッドライトを別パーツ化しています。




さて、背中にはHG規格のバックパックをつけたりして遊べるように、ポリキャップを埋めます。
ここもベースを製作し、埋め込んで全体を慣らします。
ついに全パーツが完成しました。
背中の羽は、ダイソーのハンドクラフトコーナーに売っていた羽です!
めっちゃぴったりサイズでした。
見た目もかわいいしちょうどよかった!
こちらは布なので、コトブキヤの3mm穴隠しパーツを使用して取り付けています。
コトブキヤの穴隠しパーツは延長用の3mmパーツもあるので、この羽を取り付けたあとにHG規格のバックパックを取り付けることもできるようにしました。
塗装
フルスクラッチとなると削り込みの傷跡がかなり多いので、タミヤの800番相当の粗めのサーフェイサーで下地をつくりました。
厚くぼってりしたサーフェイサーですが、かなりのヤスリ傷まで消してくれます。
またタミヤのプライマーサーフェイサーはかなり食いつきが良いので、どんな素材でも塗装剥がれが起きにくいのが良いですね。
紫色は、ごく薄い紫とやや濃いめの紫を調色して塗装しました。
塗装が完全に硬化したら、仕上げに目と名前を筆塗りします。
メインはラッカー塗料で塗装したので、そこに水性ホビーカラーで筆塗りしています。
かなり難しかったですが、一発で決めることができました。
特に目ってのはほんのわずかなバランスやカタチの崩れで印象が変わってしまうので、難しいですね。
シンプルな目ですが、元のイラストのイメージが壊れないように気を使いました。
さいごに、つや消しトップコートをしっかり塗装して完成です。
完成
予想以上にかわいくできた!!!


羽を固定する3mm棒の後ろに3mm穴を設けて、HG規格のバックパックを固定できるようにしました。
3mm穴なのでバックパック以外にもいろんなものを取り付けられます。
おしりにも3mm穴を設けてあるのでスタンドを接続できますが、ちょっとゆるくなってしまったのでやや不安定・・・w
最後に、ネタでパッケージを作ってみましたw