【#ガンプラ 製作レビュー】初心者が初めての「成形色に簡単ウェザリング」に挑戦!HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)

ウェザリングをやってみたい!!

 

ウェザリングって難しいのでは?とずっと思っていました。

これまで全塗装で、つや有り・つや消しなどやってきましたが、いずれもグラデーション塗装やウェザリングなどはやったことがありませんでした。

しかしYouTubeなどでやりかたを調べてみると、、、なんだか簡単にできそうだぞ!?

しかも色分け済みプラモデルなら、そのままウェザリングをぺたぺた塗るだけで良いらしい。

やってみるか!!!

 

 

キットレビュー

パッケージアート

パッケージアートがめちゃくちゃカッコいい!

そしてよく見ると、パッケージアートも汚し塗装で描かれています。

ORIGINというとリアルな戦争描写が魅力ですから、実際の戦場で使い込まれた汚れが似合うイメージがありますね。

 

ランナー

ランナーはそれほど多くありません。

ファーストガンダムは背負い物が大きくないので、作るのが簡単なのがうれしいですね。

ORIGIN版は武器がいくつか増えているので、ちょっとだけ作り甲斐がアップしています。

 

説明書

これ説明書がめちゃくちゃカッコいい!

マーキングシールも付属するので、HGとRGの中間のような豪華さを感じます。

実はお値段も2500円くらいと、HGの中ではちょっぴりお高め😅

ただ、クオリティはお値段以上!!!

 

仮組み完成

ひとまずパチ組み完成!

見よ、この可動範囲!!!

ちょっとしたアクションフィギュア並みにグイグイ動きます。

わりと関節保持力も高いので、つま先立ちできます。

色分けも完璧で、フンドシのV字とか関節の丸モールドなどが一部シールです。

ただつや消しトップコートを吹くとほとんどシールっぽくなくなるので、わざわざ塗装する必要はないと思います。

 

ウェザリング前に、下処理

ゲート跡処理

ウェザリング前に、目立つ部分だけで良いのでゲート跡を処理しておいたほうが良いです。

ウェザリングではおおざっぱにマーカーやウェザリング塗料でべたべた塗っていくのですが、ゲート跡にスミが入って目立つ場合があるからです。

 

 

ゲート跡は、パーツを組んだままやったほうが早いしキレイです。

一個一個やるとめんどうだし、組んだままヤスリがけすれば組み合わせた部分全体が平らになるからです。

240番、400番で荒削りして、できればそのあと800番で滑らかにしておいたほうが良いかもです。

※ヤスリの番手はゴッドハンドの神ヤス!基準です。百均のヤスリは表記の番手より荒い傾向があるので注意。

 

なお、今回はスジボリの掘り直しは一切やっていません

もともとのスジボリがしっかりしているというのもありますが、そもそも塗装をしていないのでモールドが埋まっていないからです。

 

合わせ目消し

武器はいつもどおり真っ二つなのですが、ここはできれば接着して合わせ目消しをしたほうが良いです。

なおガンダム本体は合わせ目が見えない・もしくは段落ちモールド化されているので、合わせ目消しがまったく必要ありません。

神キット!!!

 

ペンサンダーはいいぞ!

 

ゲート跡の処理はペンサンダーがおすすめです。

 

マーキングシール貼り

ゲート跡の処理ができたら、次はマーキングシールを貼ります。

水転写デカールに比べて厚みがあるのが難点ですが、ちょちょいと貼るだけで良く、破れにくい利点です。

ウェザリングではこすりまくるので、強度の高いシールはメリットになるかも?

ORIGINガンダムに付属するシールは余白がデカく、そのままだと貼り付けられなかったりはみ出す箇所がけっこうあります。

貼る場所に合わせて、ナイフでギリギリまで切ってから貼ったほうが良いです。

センサーなどのキラキラのホイルシールは、完成後、最後に貼り付けます。

キラキラするのが嫌な場合は、最後に貼り付けてつや消しトップコートを塗装すると良いです。

 

ウェザリング前にトップコート

シールを貼り終えたら、全体につや消しトップコートを塗装します。

トップコートを塗装することで、ウェザリング塗料が食いつきやすくなります。

しっかり汚れならつや消し

軽い汚れなら半ツヤ

超さりげない汚れならつや有り

(場合によってはトップコートなしもアリ)

というように選ぶと良いかもです。

今回はファーストガンダムの地球での戦いをイメージしたので、つや消しを塗装しました。

 

いざ、ウェザリング!

まずはリアルタッチマーカー

 

まずはリアルタッチマーカーを使用していきます。

使用するのはグレー3(黒に近いグレー)です。

激しい戦闘で傷ついた雰囲気を出すのに最適です。

 

 

まず全体を塗りつぶします。可動範囲の内側なども塗ります。

「すぐに」ティッシュでザッと拭きます。拭く方向とかは考えていません。

さらにメラミンスポンジでゴシゴシこすります。

モールドにしっかりスミ入れされ、凹んだ部分はうっすら黒く、表面は軽くすす汚れのようになります。

リアルタッチマーカーはすぐに乾くので、できれば1面や2面だけを作業していくのが良いと思います

 

つや消しトップコートの上に塗っているので全体に色が残ります。

半ツヤ・つや有りなどではよりリアルタッチマーカーが拭き取れる・・・のではないかと思います。

 

 

左が作業後・右が作業前です。

しっかり黒くスミが入り、全体的に薄汚れているのがわかるでしょうか。

これを全体に行っていきます。

 

腰アーマーなどの裏側はしっかり黒く塗っておきます

お好みで軽く拭き取ると良いでしょう。

 

チッピング塗装(スポンジぽんぽん)

 

次に、パーツのカドになる部分にチッピング塗装をしていきます。

使用するのは安全な水性ホビーカラーです。

塗料皿やアルミホイルのカップなどに少量出し、メラミンスポンジのカドに塗料を取ります。

メラミンスポンジではなく、台所スポンジなど目の荒いものなども良いかもしれません。

厚めのティッシュなどで塗料をできるだけこそぎ落として、使用していきます。

 

パーツのカドになる部分にほんの少しずつ、様子を見ながらぽんぽんと塗料をつけていきます。

やりすぎると真っ黒になってしまうので、あまりやりすぎないようにテキトーにちょんちょんとつけていきました。

加減が難しいですね!

 

ドライブラシ

 

次はシルバーをドライブラシ・もしくはスポンジチッピングでパーツのカドを塗っていきます。

これは本当にごく一部にしないと、ギンギラギンになってちょっとくどくなりやすいので注意が必要です。

おすすめポイントは、赤・青など色の濃いパーツの、特に出っ張っている部分です。

白い部分にシルバーを塗ってもあんまり目立たないので私はやめときました。

 

 

関節の内側などもやっておくと、ポーズをつけたときにチラリと光ってカッコいいです!

忘れがちなポイントなのでやっておきましょう。

ここを忘れると、ポーズを付けたときにぴっかぴかのパーツがチラ見えしてカッコ悪くなってしまいます。

 

サビ汚れ

次はサビ汚れを表現していきます。

リアルタッチマーカーのブラウンを雨だれをイメージしてツーっと塗り、

綿棒でこすって伸ばして、

付属のリアルタッチマーカーぼかしペンで軽くにじませて、

完成です。

ものすごいリアル!!!

ここも穴という穴からサビ汚れを出すと、廃棄寸前のポンコツに見えるので注意ですw

ただ、最強のガンダリウム合金が錆びるのか?そもそも錆びるまで放置するとか整備兵はなにしてんだ!という気もしますがwww

あまり深く考えないようにします🤣

 

最後に砂汚れ!

 

最後に、ウェザリングマスターのAセットで足元に砂汚れをつけていきます。

陸上戦なので、足元はしっかり砂汚れするだろうというイメージです。

ただし17メートルのモビルスーツの上の方はそこまで汚れないはず、ということで足元だけにやります。

付属ブラシの黒いスポンジみたいなほうを使って、ごしごしこすりつけるようにして汚れをつけていきます。

最後にトップコートを塗装すると色が薄くなるので、やり過ぎか?と思うくらい濃い目に汚れを付けると良いです。

 

 

忘れがちな足の裏にも砂汚れをつけておきました。

 

また、シールドも地面に突き刺したり置いたりするかも?と思って、シールドの下側も砂汚れをつけておきました。

 

最後につや消しトップコート

ある程度組み立てて、最後につや消しトップコートでここまでのウェザリング塗装を保護します。

私はエアブラシでややしっかりめに塗装したので、全体のウェザリングがやや薄まってちょうどよくなったかも?という気がしました。

まるで市販の完成品フィギュアのような感じ!!

 

トップコートのあと、キラキラ系のシールなどを貼って、完成です。

 

ウェザリングのまとめ

装甲や関節の裏側などは塗り忘れがないようにする

奥まったところは拭き取りにくいので真っ黒なままのこりがちですが、逆に影みたいになってカッコいいと思います。

こういうところを塗り忘れると、ピカピカのパーツがチラ見えしてちょっとかっこ悪いです。

 

ときにはパーツを外して塗る

例えばアタマは一度分解して、マスクだけ塗りました。

奥まったところが塗りにくいし、顔がスッキリカッコ良くなるためにしっかり拭き取りたかったからです。

 

ウェザリング工程は丸1日あれば完成できるぞ!

ガンプラの組み立てが3時間ほど、ゲート跡処理や合わせ目消しも同じくらいかな?

ORIGINガンダムはシールが多いのでシール貼りも3時間くらいかかったかも。

いずれもYouTube見ながらやりました。

 

ウェザリングするため、つや消しトップコート拭いてからウェザリングして、最後のトップコートまで6~8時間くらいだったと思います。

最初のリアルタッチマーカーグレー3で全体を塗ってこするのが思いのほか大変で時間かかりました。

しかしそのあとのチッピングなどはちょんちょんっとやるだけなので、あっさり30分もかからなかったかな?

 

初めてのウェザリング完成!!

www.youtube.com

 

 

これ、塗装してないHGなんですよ!!

それが、まるで全塗装したかのようなクオリティ!!

 

 

陰影が強めのライティングが映える!

 

 

全塗装してないおかげで、わりと自由に遊べますwww

全塗装すると塗装の剥がれが怖くてあんまりポージングできないんですよねw

 

 

ハンドパーツにもシルバーを塗って塗装剥がれを表現しておきました。

武器を扱ったり、時には地面に手をついたり、はたまた敵モビルスーツを殴ったり!

マニピュレーターはいつも傷だらけのはずです。

 

製作期間はおよそ3日程度でした。

休日に作業すれば、土日で完成しちゃうかも!?!?

背負い物の大きめなモビルスーツだとか、変形タイプだともう少し時間かかりそうですが😅