【#ガンプラ 改造レビュー】SDガンダム BB戦士 No.234 ジオング(パーフェクト仕様)をホロライブの紫咲シオンちゃん仕様に!

久しぶりにSDガンダムを作っていきます!

 

こちらは約20年前に発売されたキットです。

 

BB戦士は合わせ目や肉抜きも多く、最近のHGガンプラなどに比べると美しく仕上げるのが難しいキットです。

ただプロポーションはどれもちっちゃくてかわいらしく、今でも秀逸なデザインだと思いますね。

しかしどういうわけかBB戦士は再販されることがないのが残念です。

世間的には人気がないのはわかりますが・・・。

 

BB戦士 ジオング レビュー

ランナーと取説

ランナーは意外と色分けが多くなっているものの、パーツ数はそれほど多くありません。

スカートが非常に大きいのが特徴ですね!

SDと言えどモビルアーマーですから、身長も大きいです。

 

説明書は片面フルカラーで写真も多くなかなか豪華なものになっています。

裏面のモノクロ組み立てページは少なく、とても簡単に組み立てできます。

 

合わせ目と、注目すべきモールド

合わせ目は頭頂部、腕、手と目立つ部分にあります。

そのほか目立たない部分としては、胴体と腰にありますが消さなくてもほとんど気になりません。

 

 

スカートは合わせ目がなく、モールドがあるのがすごい!

またスカート底面は別パーツになっていて燃料配管らしきモールドも整形されていたり、バーニアも多いですね。

5つのバーニアは連結されていますが、切り離してヤスリがけすれば簡単に別パーツ化できます。

燃料配管のところは、全体を塗装後に水性ホビーカラーのシルバーなどで筆塗りしてやるとカッコよくなりそうです。

 

仮組み完成

仮組み完成!

手と頭の合わせ目がちょっと気になりますが、色分けはほぼ完璧にできているのがすごい!

これが20年前のプラモデルというんですから驚きです。

同時期に1/144のHGも発売されているようです。

 

改造

合わせ目処理

頭部の合わせ目を消すために、中身の黒いのを後ハメ加工しようと四苦八苦してみましたが・・・そもそも黒いのがデカすぎて無理!!

諦めて接着して、マスキングして塗装することにしました。

が、よく考えたら1/144HGのように、頭を上と下で分離できるようにすれば後ハメできたな~と🤔

その場合は目元あたりに分割ラインを作って段落ちモールドのようにするのが良いでしょうね。

 

 

肩は、肘関節パーツはそのまま接着して、肩ブロックは合わせ目を段落ちモールドにしてあとから組み立てられるようにしました。

ヒジと肩ブロックをポリキャップ接続に改造するという手もあるかな~と思いました。

 

 

手はそのまま接着して、モールドを彫りまくり指と指の間も切り離しておきました。

完成してしまえば言われなければわからない加工ですが、指がくっきりしているのは気持ちがいいですね。

 

スカートのフリル

マスキングテープで型取りをして、プラバンに貼り付けてそのとおりに切って、貼り付けて完成!

後ハメできるように別パーツ化できれば塗装も簡単ですが、スカートのカタチぴったりにするのは難しいんですよね~。

サクッとマスキングして塗装すればいいので、ここは一体感を重視して接着しました。

 

接着にはプラスチック同士を溶かすスチロール樹脂用流し込み接着剤を使います。

瞬間接着剤は硬化が速いものの、接着面をしっかり荒らしておかないとあとからパキッと外れるという難点もあります。

スチロール樹脂用接着剤はプラスチックにテンションがかかっていると接着剤を塗布した瞬間にパキッ!と割れるので、プラスチックにあらかじめ曲げくせをしっかり付けておく必要があります。

 

魔女の帽子を作る

ざっくりとしたイメージを作るためにプラバンで形作ってみました。

プラスチックは手で曲げてもクセでまっすぐに戻ってしまうので、薄いものを2枚張り合わせることでカタチをキープします。

 

星飾りをプラバンとパテで造形。

星の形に切ったプラバンに、垂直にプラバンを貼り付けてパテを盛る高さと同じになるように加工し、そこにパテを盛って作りました。

食いつきが良いようにポリパテを使いました。

もう少し表面処理を追い込めばよかったな~と思いましたが、小さくてめんどうだしあんまり目立たないだろうと思って、まあ適当にw

 

 

とりあえずカタチができました。

プラバンをベースに、ポリパテや光硬化パテなどを使って形作っていきました。

中空ではありますが、試行錯誤でパテをもりまくったのでけっこう重いですw

頭に乗せるものなのであんまり重くはしたくなかったんですがね。

帽子の中央のリボン?ベルト?は別パーツです。

帽子の表面もただプラバンを曲げただけでは硬質な感じがするので、ポリパテでなだらかに盛り上げてみました。

 

 

帽子のフリルも作ります。

帽子全体は真円なので、コンパスで線を引いて均等になるようにフリルを配置。

 

 

帽子のつば、リボン、帽子の上部、星の飾りは別パーツで造形し、さらにダボを追加して接着時に位置決めしやすいようにしています。

塗装後に接着するので、がっちり安定して接着ができるようにしたいです。

星飾りはアルミ線を軸打ちして、塗装後に差し込めるようにしています。

アルミ線はふにゃふにゃなので、取り付け後も曲げられるので位置決めに余裕があるのが利点です。

 

 

ということで、めっちゃ手こずった帽子が完成。

取り付けはかなり悩みましたが、軸打ちをしてヘッドに貫通させて取り付けることにしました。

これなら帽子が落っこちることは有りません。

 

またそれにあわせて、アンテナを分割して貫通しているようにしました。

アンテナもアルミ線で軸打ちをして、帽子をはさんで接着する構造です。

すごく難しそうでしたが、やってみれば案外簡単なわりに複雑そうに見えてなかなか気に入りました。

 

その他の改造

六芒星のかざりはプラ棒で制作。

2つの三角はそれぞれ色が違うので、1mmのプラ棒を軸打ちしてあとから接着できるように別パーツ化しています。

ここも軸打ちしておかないと、塗装後に接着するのが難しく、また接着強度も保ちにくいです。

またコチラ側のアンテナも切り欠いて軸打ちして、食い込むような感じで接続するようにしてみました。

完成後に見たら、パット見は宙に浮いているように見えるかも?

 

ヘアバンド・・・あまりに小さく薄く、加工が難しかったです。

そのわりに帽子の影にかくれてしまってほとんど見えないw

逆に言えば、ほとんど見えないのであまり高精度でなくても大丈夫でした。

1mmしかないので軸打ちするのもなかなか難しく、塗装後の接着はセメダインのハイグレード模型用でちょん付することに・・・。

しかしよく考えたら、帽子で隠れる部分で軸打ちすればよかったかも?

 

 

アンテナの基部にあたる「ジオングの耳」は肉抜き穴があるので埋めておきました。

 

塗装前の処理

さて、ようやくほとんどの改造ができてきたので、表面処理などをしていきます。

と、言ってもざっくりとしたカタチを作るだけでもめっちゃ時間かかったし、目標としているカタチになるまで何度も作り直したりして、本当に完成できるのか?という不安との戦いでした・・・。

 

表面処理では、ざっくり盛ったパテをざくざく削っていかねばなりません。

スカートに貼り付けたプラバンの段差をなめらかにすべく、ポリパテを盛ってペンサンダーに240番の神ヤス!を貼り付けてガンガン削ります。

ペンサンダーは本当に買ってよかったと思うツールの一つですね。

 

 

この電動リューターもめちゃくちゃ良かったです。

普通にプラモを作るだけだとあんまり活躍が有りませんが、スクラッチビルドではガンガン盛ってガンガン削ってという工程なので、電動ツールをバンバン使います。

 

 

このピンバイスは今回始めて買ったんですが、めっちゃくちゃいい!

ピンバイス本体のほうは後端のベアリングがめちゃめちゃなめらかで、グリップもよく安定して削れました。

付属のドリル刃はぜんぜん惚れないので、プロクソンのドリル刃を別途買いました。

さすがプロクソン、すっげー切れるw

 

 

モノアイは付属のシールではなく、おなじみwaveのH・アイズを使用します。

裏面を水性ホビーカラーのシルバーで筆塗りしておきました。

 

塗装!

サフ入れ

とりあえずサフ入れしました。

本当ならここで薄めに塗って、傷や巣穴を埋める処理をすべきなんですが・・・ここまで来るとめんどうになってそのまま塗装しちゃうんですよね~~~w

 

ベースカラー

途中。

ライトグレー一色になったパーツが、白サフで白くなり、さらにベースカラーが入り、マスキングしながら塗り分けができていくのを見ているとワクワクしてきますね~。

 

模型って、作り始めたときの「本当に完成できるのか?」という不安から、「いつになったら表面処理の地獄が終わるんだろう・・・」となり、色が入ってきて完成に近づいていくときのワクワク感へと、だんだん変わっていくのが本当に楽しいですね。

 

組み立て

組み立てにはさまざまな接着剤を使います。

ガンプラは接着剤はいりませんが、改造するとどうしても必要になりますね。

このアンテナ部分はかなり複雑に軸打ちしてあるわりに接着面積が狭いので、がっちり硬化するエポキシ系2液性接着剤を使用します。

この接着剤は黄変してしまうという難点はありますが、化学反応により硬化するため接着強度はかなり高いです。

 

私はだいたい以下のような接着剤を使い分けています。

  • 瞬間接着剤(流し込み)
  • 瞬間接着剤(ゼリー状)
  • スチロール樹脂用流し込み接着剤
  • セメダイン ハイグレード模型用
  • エポキシ系2液性接着剤
  • UV硬化型接着剤

それぞれに特性が違うので、適材適所で使いたいところですね。

 

最後につや消しクリアー

接着剤で組み立てて、最後につや消しクリアーを塗装します!

あれほどたくさんあったパーツが、組み立てることでいよいよ少なくなってカタチになってきました!

簡単なカタチならクレオスのプレミアムトップコートの缶スプレーもいいですが、複雑なカタチなのでまんべんなくクリアー塗装できるようにエアブラシで吹きました。

 

完成!

全体

完成した~~~!

制作期間は3週間でした。

 

スクラッチビルドも難しかったですが、塗装では調色も難しかったですね~。

調色は本当に苦手で、スカートなんかも紫がかった黒にしたかったのですが、仕上がってみるとただの黒に・・・w

まあ見る人にとってはわからないところなんでいいんですけどねw

 

お顔

アンテナを貫通させたりする加工がうまくいったようで、いい感じになったかな!

胸元のリボンなどもそれっぽくなったと思います。

 

下回り

バーニアは黒下地にシャンパンゴールドを軽く吹きました。

シャンパンゴールドは白下地のほうがキラキラしてキレイかも?

スカート内部は黒下地に配管だけ水性ホビーカラーのシルバーを筆塗りしたのみです。

 

手はディテールをかなり掘り起こしたおかげで、ちゃんと指がそれぞれ独立してていい感じ!

合わせ目もしっかり消えてます。

 

動画

ありゃ、縦長に撮影したらショート動画の長さ超えちゃったかなw

 

というわけで、ジオングの改造でしたー!