エントリーグレードは今まで作ったことがありませんでした。
初心者向けでクオリティもそれほどではないのでは?
設計もたいしたことないんじゃないか、などと思っていましたが・・・大きな勘違いでした!
ちょい古めのHGでは太刀打ちできないほどの設計の工夫がされていて、組み立てやすさ、完成度、可動範囲、そして値段とすべてにスキがないバランスに驚きました。
今回はこのエントリーグレードをベースに、お手軽チタニウムフィニッシュ風塗装に挑戦してみました。
キットレビュー
素組みでこの色分け、ちょっとしたHGを超えてる。
ちょっと古いHGなら胸のダクトやフンドシのVの字とかはパーツ分けされてないことはザラです。
それをエントリーグレードでここまで色分けし、なおかつ最小限のパーツ数で実現しているんですから驚きです。
つい先日作った天下無双大将軍なんてまったく色分けされてなかったのにwww
この可動範囲よ!!!
古めのHG・・・例えば∀ガンダムなどはそもそも肩が上がりませんw
こいつ、EGなおっちゃんのくせによう動くわ。
目立つ合わせ目といえば胸部ダクト横の継ぎ目、スネの2箇所くらいでしょうか。
あとはパーツの段差や段落ちモールドとしてうまくデザインとして取り込まれています。
スネの合わせ目については「これで合わせ目消しの練習してね」というバンダイの設計ではないかとすら勘ぐりたくなります。
なにしろ5000円もするHGで合わせ目消しの練習はしたくないですからね。
関節の細かい部分をよ~く見るとあちこちジョイントがむき出しですが、全体がしっかり色分けされ継ぎ目も目立たないので気になりません。
加工・塗装
合わせ目消し
唯一目立つ、スネの合わせ目消しを行います。
プラスチック用流し込み接着剤を塗布しむにゅっと押し出した状態で、1日以上待ちます。
そこからはみ出した接着剤(と、プラ)削っていくわけですが・・・写真のようなペンサンダーがあるとあっというまに作業ができます。
私が使っているのはコレです。
付属の紙やすりも良いですが、私は両面テープ付きの神ヤスを使っています。
使った塗料
ホワイト部分はムーンストーンパールを
赤い部分にはルビーレッド。
青い部分にはサファイアブルー。
黄色い部分にはトパーズゴールド。
これらクリスタルカラーは白い部分に塗ってもぱっと見は違いがわからないものの、同系色や黒の上に吹くとまったく違う表情を見せる塗料になっています。
それも見る角度によって美しく輝き、プラモデルの小さなスケールに合わせたパール粒子によってきめ細やかな光り方をします。
しかしキャンディー塗装と同じで、塗装の重ね具合で色味がだんだんと変わっていくため、複数のパーツを塗るときは同じ調子になるようにしなければならないのが難しいです。
今回はこれらのパール塗料を、成形色にそのまま塗装します!
また、関節やビームライフルなどはGXメタルブラックを塗装します。
GXカラーシリーズはものすごいギラつきでが特徴で、黒光りしているのを表現するのに適しています。
クルマや飛行機などでは過剰になりがちですが、ガンダムなどキャラクターモデルにはゴツさや重厚感を出すのに最適だと私は思います。
成形色のグレーってなんか軽っぽいんですよね😅
塗装
さっそく塗装していきます。
ゲート跡やパーティングラインの処理は最低でも800番、できれば1000番までやすりをかけたほうが良いです。
今回、400番や600番で止めてしまった場所もあり、角度によってはやすりあとがうっすら見える場所が残ってしまいました。
サーフェイサーを塗装すれば400番でもだいたい問題ないんですが、成形色に直接塗装する場合はここが重要です。
しかし表面処理をきちんとしておけば、あとは各パール色を塗装し、クリアー塗装すれば完了です。
サーフェイサーなど下地塗装を何回もする必要がないのでかなりお手軽です。
EGガンダムは全てのパーツが色分けされているので、マスキングの手間がないのも大きなポイントですね。
各パーツを塗装したら、ある程度組んでからまとめてクリアー塗装します。
特に細かくパーツごとにクリアー塗装しなくても良いかなと。
夏場で1~2時間以上たったあと、顔の周りのダクトなどに水性ホビーカラーのつや消しブラックを筆塗りし、はみ出したところをマジックリンをふくませた綿棒で拭き取ります。
ガンプラで定番のスミ入れですが、EGガンダムはほとんどモールド線がないので必要ないと思いました。
アニメのガンダムは作画の都合上モールド線はほとんど描かれていないので、一番アニメに近いのがこのEGガンダムなのかもしれませんね。
完成!
YouTube動画!
完成写真!
完成!
超合金っぽい雰囲気もあって、アニメっぽい雰囲気のEGには似合っているかも!