【#カーモデル 製作レビュー】青島文化教材社 頭文字D No.17 坂本 EA11R カプチーノ 1/24スケール プラモデル 成型色

アオシマの1/24頭文字Dカプチーノを作りました!

制作期間は1ヶ月弱でした。

 

もともとは別のカーモデルにホイールだけ流用しようと買ったものでしたが、ホイールが2種類ついていたのでそのまま組み立てることができました。

 

アオシマ 1/24 頭文字Dカプチーノ

坂本仕様とノーマル仕様が組める

もともとノーマルのカプチーノとして設計されたキットに、頭文字Dの坂本仕様になるよう追加パーツが付属するキットです。

なので坂本仕様のパーツを使わなければノーマル車として完成させることができます。

同じアオシマでもザ・チューニングカーシリーズは不要なノーマルパーツは付属していない場合も多いので、選んで製作できるのがうれしいですね。

 

成型色による色分けがすごい!

パーツ数が少なく、とても組み立てやすいのが魅力です。

シャーシなどはほとんどのパーツが一体成型です。

下回りは完成後ほとんど見えない部分なので簡単で嬉しいですね。

 

また成型色による色分けがよくできていて、シャーシや内装は黒で整形されているので、組み立て後に半ツヤクリアーを吹き付けるだけでも十分です。

今回はシャーシはそもそもクリアー塗装すらしませんでした。

 

ドアミラーや屋根などは違う色なので、ところどころ塗ってやる必要があります。

 

パッケージの作例

こちらが作例です。

キットの作例ということでスジボリとかも掘り直すことなく、塗装もかなり厚めに塗られているようですね。

手軽なキットですが、そのまま製作すると写真のようにスジボリが甘くもっさりした出来上がりになります。

ホイールの角度が歪んでいるように見えるのは写真の撮り方のせいです。

 

ちなみに商品見本はプロが製作していますが、あくまでも見本なので改造などせずにゲート処理などだけして組み立てられています。

 

仮組み

車高を確認

とりあえず仮組みしてみました。

組んでいて気づきましたが、カプチーノって前後ダブルウィッシュボーンなんですね!

すごい!

・・・すごいのはいいんですが、ストラットならダンパーを切るだけで車高調整ができるものの、ダブルウィッシュボーンだとそうもいかないのが困りものですね~。

今回はそのままでも思ったより車高がいい感じなので、改造せずに組むことにしました。

 

メッキホイールを装着していますが、本来は未塗装のホイールも付属しています。

ただ私は別のカーモデルに流用してしまったので、残ったメッキホイールを使用します。

しかしこのままでは激ダサなのでメッキを剥がして塗装します。

 

歪んでいるパーツたち

サスペンションアーム類が歪んでる・・・。

アオシマさん、ホイールの取付角度や車高が決まるサスペンションで歪みはまずいですよ!

このまま組んだら、片方だけ車高が違ってしまうwww

 

とりあえずライターで炙ってサスアームをぐいっと曲げておきました。

ちょっとぐにゃぐにゃになりましたが、見えない場所なのでOK

 

このあとも、接着しようにもびみょ~~~に歪んでてピッタリくっつかないパーツがけっこうありました。

一番困ったのはこのサスアームと、フロントウィンドウのワク!

フロントウィンドウを接着しようとしたら、ちゃんと密着しない!

ワクが歪んでるんですね~~~。

しかたないので、しっかり押さえながらブラックライトで硬化するUV接着剤で固定しました。

セメダインの模型用ハイグレードと併用したので大丈夫でしょう。

 

ワイパーがボディと一体成型だ!

すげ~~~ワイパーがボディと一体になってるw

塗り分けのマスキングがちょっとめんどくさいものの、完成後に接着したワイパーが取れちゃうなんて心配がないのがいいですねw

ボディを美しくしあげたあとに、ワイパーを接着するのってけっこう勇気がいるんですよねー。

 

ドアミラー接着の難易度が上級者向けなんだが?

ドアミラーの取り付けどうすんのかなと思って眺めてたら、なんにも目印のないところにくっつけろとw

しかもドアミラーの根本がめっちゃ細いので、どうやって接着しろってんだwww絶対にあとで外れるだろwww

 

というわけで、ドアミラーの根本に1mmのスチール針金を接着して、ボディ側に開けた穴に差し込んで接着するようにしました。

これなら接着位置もズレないし、金属線が貫通するので強度もありそうです。

 

塗装後の接着は、塗装面を痛めないセメダイン模型用ハイグレードを塗布して、あとから裏側から瞬間接着剤を盛ります。

 

ボディの下処理

600~1000番までつかって表面を整えました。

全体的にはヒケがすくないんですが、ヘッドライトとテールランプの下に大きなヒケとパーティングラインがあって、ここが一番大変でした。

入り組んでいる上に削るだけじゃ消えないヒケだったので、瞬間接着剤を盛ってから削り直して、スジボリしなおすというめんどくさいことに。

目立つポイントなので、ここに金型の合わせ目をもってくるのはやめてほしいな~。

 

 

そこで、ペンサンダーを買ってきました。

これは使える!

瞬間接着剤を盛ったあとってなかなか削るの大変なんですが、これならスムーズに作業ができました。

 

 

ちなみにカーモデルのボディの面だしや研ぎ出しはいつも神ヤスを使っていたんですが、どうにも跡が残って消しきれない気がする・・・使い方がヘタなんでしょうけど。

神ヤスはスポンジヤスリですが、さらに柔らかさがほしいというのもあり、今度ラプロスを買ってみようかな?と思ってます。

スポンジというより布のような感じなので良さそう。

レビューでもカーモデルで使ってます!なんて書き込みがあるし。

 

ボディの塗装編

サフ吹き

無塗装のボディを1000番くらいで整えたあと、とりあえずサフを軽く吹いてみました。

ガイアノーツのEXサフグレーです。

スジボリ忘れやヒケ処理忘れなどをチェックしましたが、特に問題ないようです。

 

ここから塗り重ねていくにあたって、塗装したらまず1週間硬化時間をとってから中研ぎして塗装、また1週間待つようにしました。

研ぐとか、艶出しのために薄め液多めで塗るなら、1週間以上はまったほうが良いとか。

 

次の下地カラーの塗装の前に、サーフェイサーを2000番くらいまで使って表面を中研ぎします。

 

下地カラーにブラック

今回はボディをシルバーに塗装したいので、下地をつやありブラックで塗装します。

まずめんどくさそうな細かいところを塗装して、さらに光が透けないように裏側もブラックで塗ってしまいます。

シャーシを組めば光が入らないので必要ないと思いますが、念のため。

特にスジボリのところは元の成型色の赤が目立って変になるので、エア圧0.05くらいでかなり絞って吹きました。

 

そのあと全体をさらにつやありブラックで塗装。

次のシルバー塗装に影響がないように、艶が出るように塗りたいところですが、まあまあかなーって程度にしか塗れませんでした。

まあボコボコじゃなければヨシ!ということで。

 

塗装が済んだら、黒のまま残したい窓枠の周辺をマスキングします。

 

メインのシルバーを吹く

とりあえずシルバーが塗れた状態。

実はボディサイドのダクトをマスキングするの忘れてたので、あとから塗り足します。

シルバーを塗るときはバンパーダクトなど奥まったところを先に塗りますが、今度はスジボリには集中して吹かないようにしました。

下塗りの黒がスジボリに残って、スミ入れっぽく見えるようにしたいからですね。

あとから墨入れするといかにもオモチャっぽくなってしまうので、スジボリの奥が暗く見えていればOKです。

 

ちなみにプロモデラーによれば、メタリック塗料はペーパーがけできないらしいです。

メタリック塗料というのは金属つぶみたいなのがキラキラしているわけですが、ペーパーがけできないのはそれが原因なんでしょうね。

 

今回はクレオスのMr.カラーのシルバーを使いましたが、百均やカー用品のシルバーはシンナー成分が違うのでプラモデルに使用できないだけでなく、メタリックの粒子が大粒でプラモには適さない場合が多いようです。

 

クリアー

シルバーを吹いて1週間経過したので、クリアーを吹きました。

2回ほど荒く砂吹き

次に普通の希釈率で3回くらい吹き付け

そして最後にかなり薄め液を足してさらっさらにして1~2回吹付け

 

ちょっと厚ぼったくなりすぎたか~?と思いましたが、研ぎ出しで薄くなるのでこんなもんかな。

スジボリなどが埋まったり、段差の端に塗料がもっこり溜まったりしなかったのでたぶんギリギリセーフだと思います。

この微妙な加減は本当に難しいですね。

 

おかげで研ぎ出しをしなくても写真のようにキレイに塗れました。

が、1週間後に最後の研ぎ出しをします。

 

なおガンプラでは定番のスミイレはカーモデルだとやらない場合がほとんどです。

スジボリをしっかり掘り込めばちょうどいい感じになるからですね。

1/144のロボットと1/24のカーモデルではスケールが違うので、同じスジボリでも処理方法が異なるというわけです。

 

研ぎ出し

研ぎ出しは神ヤスを使ったんですが、使い方が悪いのか神ヤスが適してないのか、どうにも傷が消しきれませんでした。

言われなければわからないレベルだと思いますが。

 

やはりラプロスの4000~8000程度まで使って研ぎ出しをしたほうが良いようです。

 

 

そのあとはタミヤのコンパウンド、最後にハセガワのセラミックコンパウンド、トドメにタミヤのモデリングワックスを塗布して仕上げました。

タミヤのコンパウンドはほんとうによくできてますね。

みるみるうちに美しくなっていくのがたまりません。

 

シャーシや内装の組み立て

シャーシとタミヤのケースをねじ止めできるようにする

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シャーシとケースに穴を開けて、ネジ止めできるようにします。

使ったネジはM3です。

シャーシ側にナットをエポキシ系接着剤で固定しました。

ここはネジ締めの際に力が加わるので、ナットが外れないようにガッチリ固定したいところです。

もちろん組立時に他の部品と干渉しないように確認が必要です。

 

ネジ止めの際にシャーシとケースの間にスペーサーも必要です。

内径3mmのプラスチックパイプを用意し、ピッタリの高さになるまで微調整します。

スペーサーが厚いとクルマが宙に浮いてカッコ悪いし、薄いとシャーシが押し付けられサスペンションに負担がかかって壊れてしまうかもしれません。

 

塗装するのはブレーキディスクだけ

今回はガイアノーツのプレミアムミラークロームという塗料を使ってみたかったので、わざわざマスキングしてエアブラシで吹いてみました。

が、ブレーキディスクの成形がガタガタであんまりキレイにクロームに塗れませんでしたw

ちゃんと下地をつるっつるにしておかないとダメですね。

普通に作るなら、シルバーを筆でちょいちょいと塗っておけば良いと思います。

 

ブレーキキャリパーは指定色が黒だったので、成型色のままです。

 

内装

頭文字Dの坂本仕様はフルバケが2脚、ハンドルも社外品が付属していてカッコいいですが、今回はノーマル仕上げなので付属していたノーマルシートなどを使用しました。

 

成型色が黒なのでそのまま組み立てて半ツヤクリアーを吹いても良いですが、オープンカーは内装がよく見えるので今回はつやありブラックで塗装して、半ツヤクリアーを吹きました。

 

 

オープンカーは内装が見えるのでいちおうスジボリしなおしましたが、わかりにくいですねw

完成後もほとんど見えないのでやってもやらなくても、という感じです。

写真でも分かる通りウェルドラインがうねうねと走っているので、黒で塗ると見えなくなってカッコよくなります。

 

完成!

あとはレンズとか細かいものを作って、完成!

一気にはしょりましたが。

 

ナンバープレートは頭文字D坂本仕様には頭文字Dのデカールしか付属していなかったので、以前作ったアオシマビートに付属していた軽自動車のデカールを使用しました。

カプチーノのロゴがバーンと入ったデカールが付属していればよかったんですが、デカールだけは頭文字D専用のものしかありませんでした。

 

キットにはハードトップやタルガトップ?、フルオープンなどが選択できるパーツが全部入ってます。

ただし説明書はあくまでもハードトップ付きの坂本仕様しか書いてないので、どのパーツを使うとオープン仕様になるか、色の塗り分けはどうなのか、実車の写真をよく見て塗装しました。

 

テールランプは実車だとフチが黒く塗られていたので、ランプのフチをマッキーで黒く塗ってみました。

ヘッドライトも同じようにしたらちょっと違和感が・・・😅

 

ナンバープレートや車内のバックミラーなどはエポキシ系接着剤でガッチリ接着。

レンズ類はセメダインハイグレード模型用で接着しました。

 

 

ここで改めて商品見本と見比べてみると、モールドを掘り直したりしたおかげでかなり精密感高く組み立てられたかなーって思います。