いきなり完成写真です。
試作型ルーナイト#ルーナート pic.twitter.com/oDdr1NGwrv
— かんざきひろ@C102(土)東A16ab (@kanzakihiro) 2021年9月29日
ホロライブのタレント「姫森ルーナ」さんのリスナーをイメージして描かれたマスコットキャラクターのような存在。
描いたのは姫森ルーナさんのイラストを担当されている「かんざきひろ」先生。
Vtuberのリスナーのイメージ姿はネコとか動物みたいなものが多いなかで、珍しく人の形をしています。
甲冑なのにかわいらしいデフォルメと、ピンクでかわいい色合いが良いですね。
Vtuber本人はフィギュアやぬいぐるみになることも多くなってきましたが、リスナーのイメージ姿というのはなかなか立体化されません。
たまーにねんどろいどのオマケとして付いてきたりしますけどね。
姫森ルーナさんのねんどろいどはまだ発売されていませんので、製品に付属するかどうかはまだわかりません。
ないのなら、作ってしまえ!!!
絶版キットを原型を留めず改造しちゃうぞ
レジェンドBB騎士ガンダム
流用するキットはこちらです。
もともとは完全にいちから製作するつもりでしたが、ナイトガンダムを流用して関節や武器などを使うのが良いのでは?と思いつきました。
ちなみにランナーの下に敷いているのは、セリアで見つけた文房具用品。
消しゴムのカスが飛び散らない!とのことでしたが、ガンプラにもちょうど良いですね。
さっそく組み立てる
本体に使う部品はこれだけ・・・と思いきや、肩アーマーも足アーマーも使いませんでしたw
本体と、腕アーマーとヘルメットだけでした。
ざっくり改造していく
胴体をざっくり
イラストを参考にしながら、とりあえず胴体を延長して、足を短くして、ずんぐりむっくりな感じにしてみました。
Mr.モデリングソーがすげえ使える!
クツをさらに短足にするため、靴底をうすーく切れました。
ものすごい切れ味で、しかも厚みが0.1mmしかないので切り代が少ないのが特徴です。
本来は持ち手の付いた本体ごと買うものですが、この替え刃に鉄の骨が付いてるので別に替え刃だけで使えます。
こういった改造をするのにプラ棒とかプラパイプとか、ガンプラ本体とかガンガン切る必要があるので持っておいて間違いないアイテムですね。
プラバンやパテでなんか雰囲気を出す
胴体がガンダムのままではさすがに違和感があったので、プラバンで四角くしてみました。
今回は甲冑を取り外し式にしたかったので、まずは「中の人」のカタチを出してみました。
先程のプラバンの上にポリパテを盛ったり、足や腕に丸みを持たせてかわいらしくしています。
頭部は中身をまんまるにかわいくして、さらにヘルメットにプラバンを貼ってなんとなくイメージを作っていきます。
立体化を前提としてないイラストをベースにしているので、どうしても完全再現はできません。
なのでイラストと違う部分をどう表現していくか、盛り付けたりしながら行き当たりばったりで作業していきますw
さらに甲冑の胴体部分をざっくり作ってみました。
先程の胴体にマスキングテープを巻いて、その上からエポキシパテを練りつけて大まかなカタチを作りました。
マスキングテープは表面がつるつるしてるので、あとから剥がすことができます。
またヘルメットのバイザーや肩アーマーもイメージして作ってみます。
より作り込んでいく
全体的な雰囲気が出てきた
胴体、肩アーマー、膝アーマー、ヘルメットとかなりカタチができてきました。
胴体は削ったりパテ盛ったりしつつ様子を見ながら。
肩アーマーは、曲げたプラバンにエポパテを盛り付けてざっくりとカタチを作り、そこからプラバンやポリパテでさらに細かくカタチを整えていきました。
膝アーマーも似たような感じで。
肩アーマーは実は左右ぴったり同じに作れなかったのですが、遠目に見るぶんにはわからないレベルまで近づけたのでヨシとしますw
プラバンを曲げる方法
プラバンはクセがあるので、曲げてもまた平らに戻ってしまいます。
熱で曲げる方法もありますが、歪んだりぐちゃぐちゃに溶けたりする場合も・・・。
そこで、私は薄いプラバンを張り合わせる方法を使っています。
0.3mmのプラバンを同じ形に2枚用意します。
2枚同時に手でゆっくり曲げていき、ちょうど良いところで速乾性の流し込み接着剤を塗布します。
そこでマスキングテープで固定して放置すると、バッチリ曲がったまま固まってくれます。
1枚の板だとクセで戻ってしまうところが、2枚張り合わせることでお互いに支え合ってカタチが固定されます。
腰アーマーを作る
腰アーマーはちょっと複雑なカタチをしています。
どうやって作るか・・・いろいろ考えたところ、写真のようにやってみました。
やたらめったら平らなところにパテを盛るより、ガイドとなるプラバンをつけてからパテを盛っていくと目的のカタチにたどり着きやすいことがわかってきました。
パーツをイチから作り出すのはあまり経験がないので、今回の製作は本当に勉強になりますね。
先に作った胴体や肩アーマーはこのいきあたりばったりでパテを盛ってしまったので、目的の形状を出すのに苦労しました。
光硬化パテがめちゃくちゃ使える!
今回、光硬化パテを買ってみました。
これが大正解!
パテと言えばいちいち混ぜ合わせて、硬化に1時間~24時間もかかって本当に作業性が悪いものです。
しかし光硬化パテは、UVライトを30秒くらい照射したらもう固まります!
すぐに削り作業に入れるのでめちゃくちゃ作業性がいい!
粘度が低くタレやすいためいきなり盛り付けるのは適していませんが、逆に言えば小さな穴埋めに適しています。
シンナーで溶かして行くタイプではないので母材への食いつきは悪いですが、母材の表面を400番くらいで荒らしておくとちゃんと食いつきます。
硬化後、表面がねばねばするのが難点でしかも細かい番手のヤスリが目詰まりしやすいので、240番くらいでサッと表面のネバネバを取ってから400番などで整形していくと良いかも。
切削性は良いので、エポキシパテのように固くて困るようなことはありません。
最後の難点は1200~1300円くらいと高価なことですが・・・少しずつ盛り付けるならそんなに減らないので気にしなくても良いかも。
ある程度厚く盛ってもちゃんと硬化します。
光硬化パテは紫外線が当たると重合反応といって硬化反応が連鎖していき、厚盛りした奥の方まで硬化していくらしいです(間違ってたらすみません)
でも今回何度も使いましたが、厚盛りしてもちゃんと固まってました。
デスクライトでも硬化が始まってしまうため、作業中は天井の室内灯だけで盛り付け作業しないといけないのも難点です。
手元が暗い・・・。
しかし光が当たらなければ硬化しないため、出したパテの上に空き箱かなにかをかぶせておけばしばらくは硬化せずに使えます。
ポリパテなどは混ぜたらどんどん固まってしまいますが、光硬化パテは光さえ遮断しておけば出したまましばらく使えるのが良いですね。
いよいよ完成が見えてきた
サフを吹いてキズをちぇっくして、パテやヤスリでキズを消してまたサフを吹いて・・・と2~3回繰り返してようやくカタチが整ってきました。
完全に自作したパーツばかりなので、表面処理がめちゃくちゃ時間かかる!!
普通のプラモなら1回で終わりですからね😂
完全には消しきれないので、どの程度で妥協するかが悩みどころです。
ハンドリューター買っちゃった!
いままでずっと手でちまちまちまちま削ってましたが、とにかく荒削り作業の多い自作パーツではもっと早く買っておけばよかった!!!
すげーーーーー使えます。
軸ブレもほとんど気にならず、これ以上の精度を求めると数万円クラスでは?という気がします。
充電式ですがバッテリーの持ちは十分だと思います。
電源のオンオフと速度調整がリューターのお尻側にあるので、切り替えでいちいち持ちかえるのがめんどくさいw
チャックはしっかり締まって、ビットが外れるということも無し。
しかし説明書がざっくりすぎて、どのビットがどういう番手なのかは使ってみるまでわかりませんw
クレオスの水抜きフィルターも買っちゃった!
エアブラシから水を吹くことがって困っていましたが、こいつで解決!
まったく吹かなくなりました。
たったこれだけで解決してくれてよかったです。
ただ、中華製のクイックアダプターがなぜかつけられなくなってしまったので、エアブラシの切り替えの際にいちいちネジを緩めないといけないのがめんどう。
クレオス製のクイックアダプターならつくのかな?🤔
その他、小物
シールドは十字の部分をプラバンと光硬化パテで埋めました。
光硬化パテは足付けをしないと剥がれてしまいますが、先程のハンドリューターでガリガリと傷をつけたのでバッチリ食いつきました。
その上に、別パーツで月のカタチのエンブレムを製作。
両面テープで月の形のプラバンを貼って、その上にパテで整形。
中央のラインにプラバンを貼ってガイドラインにして、そこに光硬化パテを盛ってカタチを作っていきました。
光硬化パテと瞬着を使っているので作業がガンガン進む!!
休む暇がない😭
さらに思いついたので、旗も作ってみました。
3mm径のプラ棒と、0.3mmのプラバンを2枚組み合わせたものです。
0.3mmのプラバンを2枚組み合わせて曲げて、流し込み接着剤で固定。
やはり2枚張り合わせるとカタチを保ったまま固定されるのでいいですね。
このまま棒にくっつけてもすぐ外れてしまうので、プラ棒に溝を掘ってから接着しました。
溝を彫ることで接着面積が大きくなるので、ガッチリ固定できました。
手も肉抜きがあったので、プラ棒やプラバン、光硬化パテで埋めておきました。
いずれも瞬着などを使っているので作業に待ち時間はありません!
いよいよ完成間近!!
と、発売日にガンダムシュバルゼッテを買うことができました。
アニメ見てたら欲しくなってしまってw
ここんとこずーーーっと古い絶版キットやカーモデルばかりやっていたので、最新のガンプラのパーツ分けに興味津々です。
また、このほかにクスィーガンダムやペーネロペーなども買っています・・・積んでますがw
完成!
前後
できました!
かなりイラストに近いイメージで製作できたのでは!?
色は、Mr.カラーのピンクと、MSパープルを使用しました。
が、MSパープルは思ってたよりちゃんとムラサキって感じで、もう少し水色っぽいほうが正解かなあ?😅
まあ雰囲気ということで。
ちゃんと着脱式です。
・・・が、実は塗装の厚みによって嵌め合いがかなりキツく、一度取り付けたら中の人の塗装がガリガリになってしまうので、もう二度と外せませんw
なので取り付ける前に写真撮りました。
まあ手作りなのでしょうがないw
中の人です。
ポリキャップや接続ダボの関係で完全に中の人というわけにいかなかったのは致し方ないところか。
武装のスタンドも作ってみました。
普段はフィギュアだけで飾っておきたいので、武装を飾るためのスタンドがいるな~と思って、30分くらいで作ってみました。
ちなみに旗はご覧のようにシールを貼るために作ったのでした。
コレクションシールの使い道に困っていたところでひらめきました。
台座はプラバンとプラパイプの組み合わせです。
ちなみに、こちらは半年前に作ったナイトガンダム。
こちらも姫森ルーナさんをイメージしましたが、ほとんど改造してないのでナイトガンダムそのままという感じですね。
このナイトガンダムは約15年ぶりに作ったプラモデルなので、まだまだできることは少なかったです。
あれから半年で、同じキットを使ってまるで原型を留めないほぼフルスクラッチに近いフィギュアを作れるようになるとは思いませんでした。