プラモデルの塗装ブースを自作した!

こちら、今まで使っていたプラモデル用の塗装ブース

ベッドとタンスのせま~い隙間で作業してましたw

 

今までの塗装ブース

今まで使っていたのが、市販品のいちばん安いやつです。

 

・良いところ

価格が安い!

吸引力は強くはないけど、室内に塗料が充満するようなことはなく、必要十分。

LEDライトが上だけでなく左右にもついているのがスゴイ!

折りたたみ式(私は折りたたまなかったけど)

低価格ですべてセットになっているのであとから買うもの無し

LEDライトとファンの電源スイッチが連動しているのが便利

 

・悪いところ

シロッコファンじゃないのでとにかく音がデカい!テレビの音は聞こえません。

賃貸だと隣の部屋から苦情が来るかも・・・。

ダクトが後部から出ているので、後ろかなりスペースが必要。

 

と、いう感じです。

まあ初めての塗装ブースなのでデメリットもまあこんなもんか、という感じだったんです。

ただそれでも自作しようと思ったのは、後ろにかなりスペースが必要ってトコでした。

冒頭の写真のように狭いスペースから別の場所に移設するにあたり、無駄に後ろにスペースを取るのが困ってしまいました。

 

自作するにあたり、天井換気扇を買う!

一般家庭の天井に設置するタイプの換気扇です。

自作塗装ブースで検索すると、これを買ってる人が多いようですw

なにしろ価格的に買いやすいですからね。

実際に組んでみましたが、室内用換気扇だけあってめちゃくちゃ静か!

 

 

ただ、実際に組んでみた感想としてはコッチのほうがパワーあって良かったかなあ?と思います。

ただダクト直径が150mmになってしまうとか、本体そのものが大きすぎるとか、なにより値段がなかなか高いということもあり、見送りました。

まあ吸引力があまり高すぎると、今度は強い風が流れてホコリが付いたりしそうですし。

 

 

 

さて、合わせて電源コードも買いました。

換気扇FY-24S7はこの電源コードを買って、本体に刺すだけで使えるようになります。

非常に便利ですね。

 

 

 

それから100mmのフレキダクト。

ふにゃふにゃなので自由に配管できます。

内部がくしゃくしゃになっていて、消音効果があるとか?

 

 

 

100mmパイプに対応するパイプフードも購入。

あとから思いましたが、角型なのでちょっと空気の流れが悪いかも・・・。

また出口からフードまでの距離が短いのも気になります。

ただし、かなりフードが深いので屋外で風がふいていても影響されにくいはずです。

 

取り付けしていく!

今回は、窓にはさみこむようにダクトを設置して、いつでも排気できるようにします。

今までは窓の隙間に差し込むダクトで、塗装するたびにいちいちダクトを設置して・・・とやっていましたが、それがかなり面倒でした。

そのため、今回は窓にダクトを常設していつでも塗装ブースを使えるようにしたいと思いました。

 

 

こんな感じで完成。

ここの窓は通年閉めっぱなしだったので、これでOK!

 

 

塗装ブース本体は、百均の棚をベースにします。

最近の百均のこの棚、棚板が300円になってしまったのが残念。

けっこうお値段高くなっちゃいました。

そこにむか~し使っていたパソコンデスクの天板をネジ止めして固定。

作業するスペースなのでしっかり平らにしたいですからね。

天板はちょっとだけ手前に出して、タミヤパワーコンプレッサーのレギュレーターを固定できるようにします。

 

 

さて、天井換気扇を開封。

思ったより軽くて驚きました。

化粧ルーバーも付属していますが、今回は使用しません。

 

 

この換気扇にはシャッターが付いていて、使用しないときは閉じて風が逆流しないようになっています。

外から風が吹いてきてもここで止まります。

これがないと、換気扇を使っていないときに風や気圧差で室内に空気が入り込んできてしまいます。

ただし向きがあるので、ある一定の方向になると開きっぱなしになるので、設置向きには注意です。

 

 

これまた廃材の板を用意しますw

こいつを切り出して換気扇がつくように加工。

 

 

板を切り出すというと大変だと思いますが、こんな格安のジグソーを持っておくとサクサク切れるので便利です。

 

 

そしたらこんな感じで設置。

板はなんと棚の柱にタイラップ固定ですwww

最初はどうやって固定しようか悩んでしまいましたが、案外イケるやん!ということで。

換気扇がそんなに重くないのでこれでイケます。

 

一般的な自作塗装ブースは天井側に換気扇を設置することが多いですが、私はスペースの問題で背面に設置しました。

たぶん問題ないと思います。

 

 

配線には市販のスイッチをかませました。

 

完成!

塗装スペースは約45センチx3と一般的なスペースを確保しました。

ちょっと手前に出した天板にはレギュレーターを設置。

試しにルーバーをつけていますが、あとで外しました。

 

 

そしてナナメに板をつけてチャンバー構造?にして吸気速度を上げてみました。

実際、ちょっと流速が上がった気がします。

それにしてもほんとうに静かなのが驚きます。

今までの低価格塗装ブースも慣れてしまえばこんなもんかと思っていましたが、こんなに静かで吸引力もアップするなんて、思いもしませんでした。

 

ちなみに総額は1万5千円くらい?

 

それなりに作るの大変だったので、誰にでもオススメ!という気はしません。

ただ私はこういうDIY好きなので、楽しむのも含めて作ったという感じですw