三菱の軽自動車「eKクロス スペース」は車中泊は!?ロードバイクの積載は!?他社との性能比較は!?実車でレビュー!

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www.mitsubishi-motors.co.jp

最近、eKクロススペースが気になる!

 

 

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というのも、私が乗っている三菱エクリプスクロスは5年のリースみたいなもので契約していて、あと1年半ほどで返却時期が来てしまいます。

そこで約100万円出して購入して乗り続けるか、返却して乗り換えるか、ということになるんです。

エクリプスクロスは1.5Lターボでパワーもあり、サスペンションも良いので走っていて気持ちが良いし、レーダークルーズがあるので快適だし、先進安全装備が付いているので万が一のときも少しは安心です。

が、エクリプスクロスは3ナンバーということもあって大きく、そして普通車なので税金も気になるところです。

ロードバイクに加えてオートバイまで購入してしまった今、自動車のほうは節約のために軽自動車にしたいなと思っているところなんですね。

 

そこで今、eKクロススペースが気になっています。

※2022年2月現在の情報を元に記事を書いています

 

eKクロススペースとは?

気になるポイント

レーダークルーズはハンドルアシストと停止保持機能付き

まず第一に、レーダークルーズはハンドルアシスト、さらに停止保持機能付きです。

今の所ホンダ、ダイハツが確か同様の機能を持っていたはず。

スズキは停止保持は2秒までで、その後は自分でブレーキを踏まなければなりません。

 

ターボ+マイルドハイブリッドで1.4Lの普通車並のパワー!

eKクロススペースはターボエンジン+マイルドハイブリッドを装備しています。

主要諸元によればそのシステム出力は約140N・mと、数字だけ見ても1.4Lの普通車と同じくらいのトルクがありますが、実際にはそれ以上の加速力があります。

というのも、低圧ターボと瞬発力にすぐれるモーターアシストは、トルク140N・mという数値以上に優れた出力特性になっています。

 

スズキもマイルドハイブリッドがありますが、スズキにはさらにブーストボタンがあり、高速道路の合流時などさらに力強く加速したい時に役立ちます。

これはちょっとうらやましい気もします。

 

なお、ホンダとダイハツはそもそもマイルドハイブリッドが存在しません。

 

足回りも良いらしい

eKクロススペースそのものには試乗したことがありませんが、かなりの背が高いワゴン車なのにカーブでも揺られにくく運転しやすいそうです。

 

 

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以前eKクロスを借りたときにはかなり運転しやすいクルマだなと思いましたね。

このクルマもかなり背が高いのにカーブで揺られにくく、揺り戻しも速やかでした。

同じ設計方針ですから、eKクロススペースも同じく良さそうです。

 

内装はさらに使いやすそう

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eKクロスは乗用車タイプなので見栄えも重視されていましたが、eKクロススペースのほうはよりいっそう使いやすさも考慮されていました。

エアコン操作パネルの上にはちょっとした物置きスペースが広めに取られています。

さらにその下にティッシュ箱を入れるための物入れもあって、ティッシュを車内に常備しつつも普段は隠しておけるという、利便性と見た目を両立できる工夫がしてあります。

またセンターコンソールの一番下にはゴミ箱に使える引き出しがあり、こちらも利便性と見た目を両立しています。

それでいてドリンクホルダーは四角いパックを入れられるみたいで、こちらも便利そうですが、細い缶コーヒーは暴れそうな気がする・・・。

 

床面はほぼフラットで乗降しやすいですね。

シートはベンチっぽいですが、ちゃんとホールド性も考えてあるのでシートポジションをきちんとセッティングすれば身体がずれにくく運転しやすそうです。

 

ただし、エアコンは静電タッチパネルとなっていてひじょ~~~に使いにくいです。

手探りでエアコン操作をしようとした時、ちょっと触っただけであちこち反応してしまいます。

これだけが本当に嫌・・・。

 

 

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ところでオプション装備にルーフボックスが取り付けられます。

車内の内側にボックスがあるのはちょっとおもしろいですね~。

ま大きさが微妙なので、DIYでもっとなんかいい感じにできそうな気もしますが。

天井が広いぶん、こうやってスペースを活用できるのは面白いですね。

 

で、車中泊は?

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実際に寝転がってみました。

前席の背もたれのサイドサポートの張り出しと少し段差が気になるので、埋める必要がありそうです。

ただしN-VANを除いたほぼ全てのハイトワゴンも同じようにビミョ~~~に段差ができます。

身長170cmまでなら、詰め物やクッションを調整すれば寝られるな~と思いました。

 

しかし前席は前倒し機能がないのが大きな難点です。

スズキ、ダイハツとホンダN-VANは前席の背もたれが前倒しできて、室内全体が貫通してフラットになります。

三菱はそれがないため、車中泊では上記写真の状態が精一杯で、身長170cmまでならギリギリ寝られるかなっていうところです。

ただスズキとダイハツの前倒し機構は、座面の一部が確かエアコンパネルにかぶっってしまって、走行中はその状態にしないでくださいと書いてあったような・・・(不確かですみません)

 

N-VANはもう完全にフラットになりますから、もう別次元なんですけどね。

ハイブリッドが追加されたら完璧になってしまうかもしれません・・・が、いつ発売されるのかはまったく不明です。

 

ホンダN-BOXはめちゃくちゃ売れているものの、実は前席の前倒し機構がないため車中泊には微妙に向いていません(三菱と同じということ)

 

ロードバイクの積載は?

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これは思ったよりイケる!

 

運転席側の後ろに搭載する場合は、前輪と後輪を外さないといけなさそうです。

そのままスポーンと乗せるのは難しそうですね。

 

助手席側の後ろなら、助手席を目一杯前に出して、後席を目一杯前に出せば、そのまま載せられるかも?

(すみません、ここは実物で検証できませんでした)

eKクロススペースは現在の軽自動車の中で、後席のスライド量が最も長いという特徴があります。

その後席を倒した状態で目一杯スライドすると、かなり長いスペースが確保できます。

助手席の背もたれが前倒しできない以上は、焼け石に水という気もしますが・・・。

 

後席の背もたれを前倒しすると、段差とナナメが残ります。

それほど強烈でもありませんが、もう少しフラットになれば最高なんですがね。

まあ他社も同じくらいびみょ~に段差やナナメが残るので、これはしょうがないでしょう。

完全に平らになるN-VANが異常なだけですw

逆に考えると、あれほどフラットになってしまうからこそ、ハイブリッドのバッテリーを積む場所がないのかもしれませんね~。

 

裏技でフルフラットに近くできる!?

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前席を目一杯前に出して、後席を目一杯後ろに下げて、そしてお互いの背もたれを突き合わせるように倒す!!

と、なんかフルフラットっぽくなりましたw

完全にはフルフラットにならず、段差埋めが大変そうですが・・・。

 

 

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前席の背もたれと後席の背もたれが、あと5cmなんとかなればフラットになるのに!!!

三菱さん、これなんとかならなかったんですか?😭

ここがちゃんと折り合えば、他社にも対抗できるのに!

前席の背もたれの前倒し機構に特許があって使用できないとしても、ここのかみ合わせはスライド量や背もたれの大きさで調整できる範囲でしょう!!

ハイトワゴンなのにここにこだわれなかったのは、設計の甘さがある気がしますねー。

 

 

というわけで、まあなんとかならなくはないかな~って感じでした。

決定的にダメ!ってわけじゃないですが、車中泊以外の機能を考えると妥協できなくもないかなーと。

他社も現時点でカンペキなものはありませんし。

あと1年ちょいの間に、さらにどのくらい軽自動車のハイトワゴンが進化するか、より注目したいところです。

 

個人的にはN-VANにハイブリッドが付けばほぼカンペキなんですが(試乗したことないので足回りの不安はある)