最終回 初心者とデジタルイラスト「8ヶ月活動してきましたが、お絵描きはこれにておしまいです」

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前回はこちら!

目をキラキラさせたいけどネットで解説とか見てもさっぱりわかんね~!!って言ってた方に紹介したら、手軽にできてわかりやすかった!と感想をいただけました。

インチキみたいなテクニックですが、これをきっかけにより良い方法を編み出していっていただければうれしいです。

 

今回の記事は画像が多いですよ。

 

お絵描きはこれにておしまいです。

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何度もアップしてますが、これがファンアートの1作め。

2020年12月でした。

 

 

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最後のイラスト

2021年7月29日

 

約8ヶ月で、このくらいになりました。

最初はイラストなんて名乗るのもおこがましいと思ってましたが、多少なりとも描けるようになって、まあそろそろイラスト描いてますって言っていいかな?って感じになってきました。

 

で、これにてお絵描きはおしまいです。

 

理由は単純で、応援していた桐生ココさんが7月1日に卒業となったからです。

カバーという企業に所属していたため、今後は桐生ココという名での活動はできず、新しいコンテンツが提供されることはありません。

卒業の理由について私が勝手にあれこれ言うことはできませんので、ここでは伏せます。

ただ、いくら本人が頑張っても外部からの攻撃ってのは本当にどうしようもないんだな……と途方に暮れます。

 

卒業の7月1日その日まで応援しつづけ、描きかけだったものや描く予定だったものを1ヶ月かけて描き上げ、そして7月末に私もお絵描きの活動を終了しました。

 

 

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卒業が決まって、過去作をリメイクしたもの

お絵描きを始めた理由は、桐生ココさんが外部からの攻撃を受けて活動に支障をきたしていたのを応援するためでした。

もともと絵を描きたくて始めたわけじゃなく、活動を続ける活力になってくれればというのが目的だったんですね。

私が運営陣に参画してどうこうできる問題でもありませんから、いちファンとしてなにができるかな~と思ったとき、むかし絵を描いていたことを思い出しました。

なので、活動終了が発表されてからはいよいよ目標がなくなったため、私自信も活動を終了することにしました。

 

決して嫌になったとか投げ出したわけではありません

 

描き始めた2020年12月、この調子では桐生ココさんの活動終了は間もなくやってくるな……と危機を感じ、いずれやってくる卒業の日まで全力で描き続けることにしました。

結果的には私が思っていた……というより桐生ココさん本人も予想したよりも長く2021年7月1日まで活動でき、オンライン卒業ライブも開催されました。

世の中には突如失踪するタレントもいるなかで、最後の最後まで応援させてくれたことについて、悔いは一切ありません。

 

だいぶ泣きましたがね😅

 

 

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これまで発表された全ての公式衣装

 

ガンダムの絵とか、ドラクエの絵とか

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ガンダムをからめたパロディイラストも描いたりしましたね~。

ガンダムは初めて描くのでタイヘンでした。

ちなみに桐生ココさん本人はガンダムまったく知らないので、ファン同士で盛り上がるために勝手に描いたもので、基本的に応援もなにもあったもんじゃありませんw

個人的にはとんでもない作画コストでしたが、夢中になって描いてましたね~。

 

コロナ禍で仕事が週休4日とか5日で、ほとんどが休みだったからできたことです。

朝から晩までずっとペンを持ってました。

 

 

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桐生ココさんが所属するホロライブというグループでは、他のメンバーがドラクエのゲーム実況プレイを始めました。

もともとドラクエ好きの私は嬉しかったので、何点か描きましたね~。

ドラクエを描くのは初めてだったので、武器やらモンスターやらすべて最初から資料を集めまくるのがタイヘンでした。

しかし不思議とドラクエを描くのは楽しく、武器をグリグリ描きこむのがめちゃくちゃ楽しかったですね。

 

 

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武器を描くのも楽しかった

かつて楽しんでプレイしていた武器を自分の手で描くのも楽しかったですね~!

 

採用されたりもした

桐生ココさんの卒業が発表されてしばらく途方に暮れていたものの、絵を描ける人としてなにか手を動かさないと!!と思い「親友(右:天音かなたさん)と2人で明るい未来を向いて立っている」というテーマで描きました。

細かく描きこめるような精神状態ではなかったため、1時間ほどでなんとかザクッと描いたものでした。

 

しかしふと気づいたら、その天音かなたさんがイラストを使って朝の挨拶をしてくれてるではありませんか~。

ま~ビックリですわ。

あいも変わらず途方に暮れつつもそれでもなにか描かなければとペンを持っていたところにこのツイートだったので、なんかもう号泣しちゃいましたね~。

 

あ、まあそんなしょーもない話はいいんですけど。

 

 

また、先程のドラクエのイラストも使っていただけました。

ドラクエ関連の配信があるよ!のツイートに使っていただけるとは光栄ですな。

 

ま……というわけで良くも悪くもVTuberのファンアートってこういうことがあるから嬉しいんですよね。

描いた対象の本人に見ていただいて、いいねや、リツイート、そしてこうやって使っていただけるのは本当に光栄です。

 

それから、こんなイラストがバズった(当社比)こともありました。

これ、上の1/3は公式の画像ですが、その下2/3を描き足したものです。

もともと桐生ココさんが昔、これのもっと簡素なものを描いたことがあったので、そのパロディの意味も込めて描きました。

卒業が発表されたあとの話題なので、気持ちが沈んだ本人やファンが少しでも笑えたらいいなと思って描いたものですが、アップロードしたあとでこれってバカにしてないか?この時期に大丈夫か?などと心配したものです。

まあ結果を見れば、きっとこれでクスリと笑ってくれた人は多かったのかもしれません。

 

終わりに

www.pixiv.net

これまでのイラストはPixivに投稿してあります。

 

 

というわけで、終わりです。

 

ここからはしょーもない話なので、読まなくていいです

 

読まなくていい話なので、もうざっくばらんにチラシの裏だと思って書くので、本当に読まなくていいです。

誰のためにもならないので。

 

 

 

ふー。

あらためてこうやって振り返ってみると、なんかもう、本当に終わっちまったんだな~って実感してくるな。

卒業が発表された当初はマジで放心状態だったし。

それでも改めて考えると卒業の日まで20日も猶予をくれたし、その間にも誕生日が訪れたり、様々な企画を見せてくれたり、悲しむヒマもない……というわりにはずいぶん悲しんだけど、それでもまあとにかく今までで最もとんでもないスピードで駆け抜けた20日間だった、という気がする。

そのせいか卒業ライブが終わってもまだ終わった感じがしなくて、7月いっぱいはまだひょっこり帰ってきて「配信しますよ!」ってツイートが来るような気さえしていた。

ただ、いよいよ8月になると「1ヶ月か~」っていう区切りみたいなものを感じてしまったり、こうやって今までの自分の活動を振り返ったりして、いよいよ実感してしまって、なんだかますます虚脱感に襲われるような……。

応援のために全力でお絵描きしたので、走り疲れたみたいな感じかも。

 

リアタイで配信を見てたのはほとんど会長だけで、他のメンバーはアーカイブでしか見てないので、今はリアタイすることがほとんどなくなってしまった。

もともとはニコ動の投稿動画を見る専門だったから、生配信にコメントするって習慣そのものがなかったし。

そうなると時間がぽっかり空いてますます空虚さを感じるので、今は時間がかかるゲームをしてる。

サブノーティカ。

仕事以外の時間はほとんど絵に費やしてきた8ヶ月だったので、夢中でゲームするなんてのは本当に久しぶりだ。

ゲームって、こんなに面白かったのか。

 

もうアイドルを推すことはないだろうな~感。

昔はアイドルなんて軽く見てたし、それを応援するなんてバカらしいと思ってた時期もあった。

くだらねえ!とさえ。

ただ、やっぱ誰だって頑張ってるわけで、一見すると楽しい顔しか見せてないものの、実際には裏で苦しんだり悲しんだり、はたまた嫌がらせやストーカー被害があったりなかったり……。

それを支えられるのはファンだけだよな、っていうのに気づいたところで、ようやくアイドルを応援するおじさんたちの気持ちがわかった。

はー、世間には色んな人がいるってわかってたつもりだけど、まだまだ視野が狭かったんだなと反省した。

じゃあ俺が応援しなきゃ!と思ったら最後、どっぷりハマってもう現実には戻ってこれなくなってしまった。

もちろんそれを後悔はしていないし、ほんの1mmでも自分の応援が支えになったことはわかっているつもりなので、なんの問題もない。

ただ……今後またそういう辛いとか悲しいという裏の顔を見てしまったら、見過ごすことができずどっぷりハマってしまうことは容易に想像できる。

だからもう、アイドルを推すのはこれで最後にする。

 

まーしかし8ヶ月……なんてたった8ヶ月でしかなくその程度で神絵師になれるわけがないし人と比べても意味がないことはわかっているのだけれど、どうしても比べてしまう病気からは逃れられない。

こころの病気なのでしょうがない。

特にCH登録者数100万人とかいうレベルになってくると、もう神絵師によるファンアートであふれかえり、私のような素人の絵なんか影に隠れて誰にも見えなくなってしまう。

最初の頃はほとんどが素人のファンアートでわきあいあいとしていたつもりが、神絵師が集まってきてからは「あれ?もう自分が描く意味なくね?」って感じになっちまうんだな。

まあ桐生ココさんは頑張る素人こそ応援したい!という性格なので、私のようなレベルの人をよくとりあげて応援してくれたものだけれど。

 

話はだんだん変わっていくけど、本当に100万人って嬉しいのかなっていう。

年間の所得が億を越えたとか越えないとか、それって本当に幸せになったのかな?と疑問に思うことはある。

デカくなるにつれて規則や生活態度などは厳しくなり、昔のようにいきあたりばったりではいられなくなる。

とんでもなく多くの人に愛される喜びは確かにあるけど、活動初期のこじんまりとしたアイドルと少ないファンの交流のあの雰囲気はもう二度と得られないものでもある。

今では個人の声を届けることはほぼ不可能だし、ファンアートも神絵師レベルでないと採用されなくなりつつある。

それは別に心がなくなったとか態度がデカくなったからとかじゃなく、規模がデカくなったらどうしてもそうならざるを得ない仕方のないことなので、別にどうこうということはないんだけど。

ここで気づいたのは「ああ、インディーズから追いかけてきたバンドがメジャーに行ったとか、地下アイドルがテレビデビューしたあの感覚なのか」ということ。

 

え?

ほかのアイドルの絵は描き続けないのかって?

ま~他のドラクエ実況もあるので描くつもりでずっと見ていたのもあるけど、緊張の糸が途切れてしまってもう手が動かないので、ムリ!

今まで他のアイドルを描いたのも、全ては桐生ココさんの絵を描くための練習の一つだったんだなと気付かされる。

ドラクエの武器やモンスターを描くための資料集めも、多人数のレイアウトも、食べ物なんかも、全ては桐生ココさんの絵に活かすための練習だった。

もちろん配信が面白いから描いたのだけど、でもやっぱその人のためだけに描くのは、もうムリだわ。

描かない人にはわからないことだけど、一枚のイラストを上げるのに生活のほとんどをそこに注ぎ込む必要があって、なんなら周囲の人間関係もおろそかにするほど集中してしまう。

ツイッターとかもできるだけ封印して、ゲームもあんまりやらず、仕事中も構図やポーズを考えたり……。

だからこれから絵を頑張っている人を見たら、ある程度生活や人生を犠牲にしているんだなと思って欲しい。

 

まあ、そんな感じ。