e-bike!!
えぇバイク!!!
カッコいい言い方してますが電動アシスト自転車です。
電動アシスト自転車って書くと、高齢者向けみたいな感じであまり若々しくなく、ダサいイメージが・・・。
しかしe-bikeと言えばなんとも爽やかな感じがしてきますよね!
基本的には言い方の違いだけなんですが、用途向けにあえて使い分けているのが実情です。
女性や高齢者の買い物用途を電動アシスト自転車、スポーティで趣味のサイクリングに向けたものをe-bikeと呼ぶのが一般的です。
さて、e-bikeに乗るというのを負けた気がすると思ってる人は多いんじゃないでしょうか。
しかし、世の中にはロードバイクを買ったのはいいけど上り坂がキツくて嫌になって乗らなくなってしまっている人は多いです。
なぜか?
本来はサイクリングの気軽さや爽やかさを求めたのに、人力で坂を登らないといけないという矛盾に突き当たってしまったからです。
そういう人にとってはe-bikeに乗ることで本当にやりたいことを達成できるはずなんです。
- 原付スクーターよりもさらに気軽な取り回し
- 原付スクーターのように坂道も苦にならない力強さ
- しかし自転車ならではの体を動かす爽快感
これがe-bikeです!!
e-bike選びの前に、普通のスポーツ自転車とは
軽量パーツにこだわる必要がある
普通のスポーツ自転車は、当然のことながら人力です。
泥除けが付いていないのも、スタンドが付いていないのも、ひいては人力で少しでも楽に走れるようにするためです。
ロードバイク乗りがゆうゆうと坂を登っていったり、高い巡航速度を維持しているのはこういう涙ぐましい「切り捨て」の結果だったりします。
しかし泥除けがないため水たまりを通過すれば背中はビショビショ、スタンドがないので壁に立てかけるか地面に転がすしかない!
なんと無情な・・・。
アシストのあるe-bikeに、その涙ぐましい軽量化は必要でしょうか?
あの薄いサドルにも理由がある
スポーツタイプ、特にロードバイクのサドルは薄いです。
私もカーボンサドルなどを付けることもあります。
これは強い前傾姿勢と、強いペダルへの荷重のため、サドルにどっかり座っていないからです。
よりトレーニング意識の強い走り方をする人は、常にペダルに強い荷重をかけていますから、サドルはペラッペラのカーボンでもそれほど問題なかったりします。
のんびりサイクリングを楽しむe-bikeに、薄いサドルは適しているでしょうか?
ドロップハンドルの形も理由がある
ドロップハンドルには大きく3つの握り方があります。
上、ブラケット、下などですが、さらに細かく分ければ5種類くらいは握り方があります。
長時間同じ姿勢のまま走り続けていると、同じ筋肉が疲労してしまい無駄が生じます。
そのため走行状況や疲労具合にあわせてハンドルを握る場所を替えて、身体の筋肉を無駄なく使用するようにできています。
ドロップハンドルは、長距離を走るのに適してるんです。
100km以上走れるe-bikeが、どれほどあるでしょうか?
e-bikeの種類
3つのアシスト方式
フロントモーター式
新型電動クロスバイク TB1e(ティービーワンe) | ブリヂストンサイクル株式会社
フロントモーター式は主に実用的な目的で使われることが多いようです。
前から引っ張る形になるため安定性が向上したり、BRIDGESTONEの場合は回生充電機能をもたせることにも成功しています。
デメリットは、従来の自転車とは違う走行感から、違和感を感じる場合もあるとのこと。
実用用途では気になりませんが、スポーティなサイクリングではやや気になるかもしれません。
リアモーター式
MIYATA自転車 | MIYATA | ラインナップ | EX クロス e | EX クロス e
フロントモーター式と違って、従来の自転車と同じようにリアを駆動するため、違和感は少なさそうです。
コストもそれほど高くないようで、概ね実用的な車種に搭載されることが多いようです。
クランクモーター式
MIYATA自転車 | MIYATA | ラインナップ | ロードレックス | ロードレックス 6180
現在のスポーツ向けe-bikeの主流と言ってもいい方式ですね。
クランクの回転をアシストするため、最も違和感が少ない方式と言われています。
どんどん進化している最中の方式です。
クランク周りだけがe-bike専用パーツで、ホイールやブレーキなどは従来のロードバイクなどを流用できることも多いようです。
スポーツ向けということもあり、高額になりがちなユニットです。
大きくわけて4つのフレーム形状
クロスバイクタイプ
クロスバイクタイプが、最もスタンダードなe-bikeと言えると思います。
通勤にも使えて、適度なフィットネスと気軽なサイクリング全てを受け入れるオールマイティーな乗り物だからです。
迷ったらクロスバイク、と言っていいくらい基本中の基本と言えるでしょう。
通勤や買い物に使うなら、泥除けやクッション性の良いサドルは必須と言っていいです。
さて、それにしてもこのTREKのバイク、よくできてます。
TREKというと高級ロードバイクのメーカーだと思っていましたが、e-bikeになると泥除けが普通に付いている!!!
このあたりTREKは分かってるな、って感じがビンビンしてきますね。
前述したとおり、人力のスポーツバイク達は必死で取捨選択をして泥除けを排除してきましたが、パワーに余裕のあるe-bikeにはたかが泥除けの重量くらい屁みたいなもんです。
もちろんサイドスタンドもバッチリ付いてます。
それでいて安全のために雨の日でも制動力に余裕のあるディスクブレーキを採用しています。
フレームやフロントフォークは、徹底的に路面からの振動を受け流す形状を追求しているように見えます。
ロードバイクタイプ
ドロップハンドルを備えた、最も本格的なe-bikeです。
日本でのアシスト制限速度24km/hというのもあって、登場した当初は果たして存在に意味があるのか?と言われたこともありました。
しかし前述した通りドロップハンドルはただスピードを出すためだけではなく、長距離でいろんなポジションをとって疲れを和らげるためにあります。
100kmを超える航続距離を実現した現在のe-bikeなら、ロングライドをラクラク楽しむことができます!
長距離ツーリングをしたいならコレ!
昔ながらのツーリングタイプでe-bikeがあればもっと楽しそうなんでしょうけど。
YPJ-ERは、従来のYPJ-Rより大幅に航続距離がアップしていますね。
タイヤも35Cという太めのタイヤを装着していますし、ギアは105からTiagraにグレードダウンしたものの必要にして十分な性能のコンポです。
スタンダードでも111km、エコモードで152km、プラスエコモードならなんと242kmもの航続距離!!!
とんでもない実力の持ち主ですΣ(゚Д゚)
MTBタイプ
悪路に特化したマウンテンバイクにもe-bikeの人気が押し寄せています。
個人的に最もスポーツ用途に特化し、進化著しいジャンルじゃないかと思っています。
というのも従来は人力のためできなかったような走行が可能になりつつあるのでは?と思うからです。
はるか昔は2輪のオフロード走行はオートバイによるものが主流でした。
その後、自転車にオフロードオートバイの部品やタイヤをくっつけて無理やり走っていた時代があり、今のマウンテンバイクにつながっていると聞いたことがあります。
オフロードオートバイはエンジンが付いているためどう軽量化しても70kgがいいところ。
しかしアシストモーターを搭載したe-bikeMTBなら、従来の人力ではできなかった登坂力と、たった15kgのバイクによる新しい世界が広がっていそうです。
e-bikeMTBは新しいスポーツの可能性を意識する人にピッタリでしょう!!
興味なかったけど、文章書いてるうちに欲しくなってきてしまったぞ・・・。
さて、写真はPanasonicのXM2というバイク。
Panasonicの電動アシスト自転車なんてママチャリレベルじゃないの?なんて思われそうですが、実はかなりのガチ勢らしいです。
というのもカタログモデルではなく限定モデルとして60万円もするフルサスペンション仕様なども販売されたとか。
それほど高価な限定仕様が売られるくらいですから、かなりの人気と信頼性というわけですね。
ミニベロタイプ
PSA1 | BESV JAPAN(ベスビー ジャパン) | 次世代のプレミアムe-Bike | 電動アシスト自転車
お洒落なミニベロサイズの折りたたみ電動自転車 DE01シリーズ
mini Fold16 Classic | ベネリ 電動アシスト自転車
e-ミニベロこそ大本命!?
この、様々なデザインのミニベロたち、どれも電動アシストなんです!
どれも、ぱっと見てバッテリーが付いているように見えないのがスゴい。
あるものはフレームの一部のようにふるまい、あるものは革トランクのようにふるまい、そしてあるものはフレームに内蔵してしまう。
また、従来のミニベロの雰囲気そのままにe-bike化したものもあれば、未来を予感させるまったく新しいミニベロの形になっているものもあります。
ミニベロの自由さがヤバい。
その全てが折りたたみではありませんが、上記のDaytonaとBenelliのミニベロは折りたたみです。
特にDaytonaのほうは20インチという走破性の高い大径タイヤや多段変速機など、よりいっそう実用性に富んでいそうです。
さらにDaytonaは革トランクに見せかけたバッテリーが非常にユニーク!
もちろん中身はバッテリーなので中には何も入れられませんが、とても優雅なアイデアですね!
めちゃくちゃ欲しい!!!
例えば観光地にクルマで行って、トランクからさっと折りたたみe-ミニベロを取り出す。
電動アシストのおかげで坂道でも汗をかくことなくスマートに観光したり、写真撮影を楽しめる。
ミニベロのe-bikeは性能がピンキリで、バッテリーの持続距離もかなり短いものもあります。
これはミニベロという存在ならではで、長距離を走ることが少ないのでバッテリーも最小限にしている場合が多いようです。
またギアも内装3段変速だったり、外装10段変速だったり、様々ですね。
外装10段というととても高性能に感じますが、砂を咬みやすくメンテがめんどくさいし、クルマに積むと油で汚れやすいという大きなデメリットも。
内装多段変速なら油汚れしにくいですし、メンテのめんどくささも大幅に減ります。
しかしミニベロは実用性をガマンしても美しさに引かれて選んでしまうこともしばしばあると言います・・・。
実に難しい世界ですね。
まとめ
ああ、欲しい!!!
正直言って、別に使いみちはないんですけどね・・・(;´∀`)
今までクルマで出かけた先でミニベロがあったら楽なのになー、なんて思ったことないし・・・。
気軽に電車に載せて・・・なんて言っても、長野県の南信州を走る飯田線はあまり利便性が良くないので輪行サイクリングにはあんまり向いていませんし・・・。
ただ、ミニベロの美しさはホントヤバい。
ロード1台しか持ってないのに、ミニベロを何台も持ってる人いますからね。
人を狂わせる何かがある気がします。