3年半ほど乗ったVTRはわりと気に入っていました。
しかし250㏄氷河期とも言える厳しい時代に作られた車体はコストダウンが激しく、どうしても不満なところもいくつかありました。
そんな中でずっと気になっていたグラディウスの400㏄版が発表されると、すぐさま予約したのでした。
SUZUKI GLADIUS400
スズキにはKATANAというオートバイがあり、日本刀をイメージした美しいスタイリングは世界中にファンを生みました。
そしてKATANA亡き後に生まれたのがGLADIUSでした。
グラディウスとは古代西洋の刀剣であり、刀の西洋版と言えます。
そのなめらかな曲線とさわやかなカラーリングは女性ファンも多く掴んだそうです。
Vツインエンジンは55ps/11,000rpmを発揮し、メーターのレッドゾーンは12,000rpmからという高回転型でした。
一般の方からするとVツインと言えばいわゆるハーレーですが、超高回転型の90度Vツインはレーシングマシンとしても使われ、オートバイ好きの中ではドゥカティなどが特に有名です。
グラディウスのVツインは徹底的になめらかに仕上げられ、レブリミットまで一気に回るレスポンスの良さは最高でした。
かと思いきやスロットルに工夫がしてあり、開け始めはスローになるよう偏心したスロットルになっていました。
足回りはツーリングに最適化されていて、リアのプリロード調整がしやすく大荷物を載せても安定した走りができました。
まさにオールマイティに使えるオートバイでしたね。
2010年2月7日 納車
発売されたばかりの新車で、ピカピカです!
が、この日は体調が悪く帰宅したらすぐに格納orz
2010年3月14日 とりあえずツーリング仕様に
カメラも一眼レフを手に入れ、さらに交換レンズも良いものを購入しました。
タンクバッグに一眼レフやスマホなどを入れていましたが、タンクバッグと車体との接続にコレを使っていました。
給油口のワクとタンクバッグ側それぞれにこのアタッチメントを付けて使用します。
普通のタンクバッグは磁石でバチンとくっつけるだけですが、これはアタッチメントでバッチリ接合されますから、絶対に落下しません。
しかもこれは電源が取れるタイプで、タンクバッグ内で充電などができてしまいます。
最近のオートバイは純正でアクセサリーソケットを用意してある車種もありますが、タンクバッグ内に電源を用意するのはこのアタッチメントくらいしかありません。
めちゃくちゃ便利でしたね。
2010年5月2日 九州ツーリング
グラディウスでは結局北海道へは行きませんでしたが、VTRでは行けなかったところへ行ってます。
この写真は九州を目指してフェリーを待っているところ。
2012年8月 東北三陸ツーリング
東日本大震災の前にVTRで訪れた、陸前高田の道の駅「高田松原」。
当時は道の駅の中で食べたカレーの写真しかありませんでしたが、グラディウスで訪れてようやくその全体の写真を撮ることができました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災からすでに1年半が経過したこの時期でも、片付けが済んでいない地域がとても多くありました。
かつての住宅地の跡などは、まるで最初からただの平原だったかのようになっていました。
女川駅の周辺です。
カーナビの表示と現地の様子がわかるでしょうか?
こんな状態が各地で見られました。
横倒しのビルが印象的な女川港。
2018年11月11日 ラストツーリング
すでにロードバイクを買うことを決意し、その資金とするためにグラディウスを売却することを決めていました。
最後のツーリングはVTRの時と同じキャンプ場で同じ季節にしようと思い、再び訪れました。
約9年たって訪れたキャンプ場は、いつのまにかauの電波が入るようになっていましたw
まとめ
2010年1月22日-2018年11月11日と、約9年所有したことになります。
他にない美しさが大のお気に入りで、グラディウスを手に入れてからは新型車をチェックすることがまったくなくなりました。
最終的には650㏄用のサイドケースステーなどを駆使し、21Lx2と69Lのボックスを合わせて111Lの容量をフル活用。
七輪やコットなど多くの荷物を運べるようになり、かなり快適なツーリング仕様になりました。
ここで、長かったような短かったようなオートバイ生活に区切りがつきます。
・・・。
まあ、復活も考えてはいるのですが・・・( *´艸`)