IRCのロードバイク用チューブレスタイヤ「FormulaPro」が5代目にモデルチェンジ!

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私は第4世代のLIGHTを使ってます

第4世代 Formula Pro Lightのレビュー

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4代目のIRC FormulaPro TUBELESS Light 700x25C

ANCHOR RL6を買って数か月でホイールをアルテグラグレードのSHIMANO WH-RS700-C30に交換し、その後しばらくは完成車についてきたクリンチャータイヤのBRIDGESTONE RR2Xを使っていました。

 

 

他との比較なんてできるはずもなくよくわからず使っていましたが、パンクをきっかけに以前から興味があったチューブレスタイヤIRC FormulaPro Lightに交換することにしました。

RS700はチューブレス対応ホイールで、基本的にはシーラントやリムテープ不要になっています。

 

RBCCではなくLightを選んだ理由は、山を多く走るからでした。

Lightのほうが耐パンク性に劣るのでは?という疑問もありましたが、そもそもクリンチャーよりはマシだろうという考えです。

 

動画などを見ながら自分で組んでみたものの普通のポンプではなかなかビードが上がらず、結局ショップでビードを上げてもらいました。

動画では簡単にビード上げてたんですが、よほど私がヘタだったのか!?

ショップではシーラントを入れて、エアコンプレッサーで上げたそうです。

 

実走した感想

クリンチャーからFormulaPro Lightに交換した直後はあまりに激変した走行感にびっくりしましたね!

もともと完成車に付いていたBRIDGESTONE RR2Xも評判の良いタイヤでしたが、まるで違う自転車に乗っているかのよう!

 

乗り心地がものすごく柔らかくなり、いつまでも転がっていくかのような軽さ。

例えば下りから登りに転じる場面でも、今までとは段違いにすぅーっと登りに入れます。

 

また力の逃げが少なく、ヒルクライムでタイヤのたわみに無駄がないように感じました。

明らかに、今までより登りが楽になりました。

 

ロードバイクに乗り始めて1年経ってない初心者ですら気付く性能がヤバい!

 

ショップの店長から、最近のIRCは他社のチューブレスよりも空気が抜けにくい印象が強いという話を聞きました。

実際、チューブレスは空気が抜けやすいという話を聞いていたわりに、FormulaPro Lightの空気圧の下がり方は今までのクリンチャーと変わらない感触です。

難点があるとすれば、タイヤ交換が面倒というところですね。

シーラントでべちゃべちゃだし、ビード上げは簡単にはできないし。

あとタイヤのサイドにヒビが出ます。

ヒビについて店長に相談してみたところ、IRCはどういうわけかヒビが出るとのこと。

しかしヒビが出ても空気が漏れるわけでもなく裂けるわけでもなく、そのまま使えると言っていました。

見た目がちょっと気になるんですが、性能に問題がないならまあいいかと思って乗っています。

 

パンクをしても気付かず走れるのがチューブレス

現在ようやく1,500kmくらい走ったところですが、1度だけリアタイヤがちょっとだけ裂けるパンクを経験しました。

しかし気付いたのは帰宅後

メンテしていたらシーラントがちょびっと吹いてフレームに付着しているのに気付いたからです。

クリンチャータイヤなら裂けた時点でチューブ交換しなければなかったでしょうが、チューブレスタイヤにシーラントを入れていたおかげで気付くこともなくそのまま走行できました。

それからそのまま走っていますが、何事もなかったかのように走れています。

 

※第4世代のFormula Pro Light

 

第5世代FormulaPro

第4世代と第5世代の違い

  • 転がり抵抗:5%
  • グリップ:15%
  • 摩耗レベル:280%
  • 耐候性:230%
  • 軽量化
  • トレッドパターンに縦溝が追加
  • 25C、28C、30Cを全種に設定

このデータから見ると、摩耗しにくさと紫外線などによる耐候性が大幅に向上しているのがわかります。

第4世代はタイヤサイドにヒビが入る持病(性能には影響ないみたいですが)がありましたが、その辺も解消されてるといいなあ?

 

第4世代まではすべてチューブレス仕様だったのが、第5世代では軽量仕様のS-LIGHTのみシーラント必須のチューブレスレディに変更されました。

これはより軽量さを追求するため、タイヤそのものではなくシーラントで空気を保持しようとする設計にしたそうです。

 

第4世代ではLIGHTに採用されていなかったRBCCコンパウンドが、第5世代でLIGHTにも採用されました。

私は第4世代のLIGHTを使っていて特にグリップが低いとは思わないんですが、よりグリップが向上するなら歓迎ですね。

タイヤの重さ

RBCC

第4世代 23C:255g 25C:275g 28C:320g

第5世代       25C:270g 28C:318g 30C:330g

LIGHT

第4世代 23C:245g 25C:265g 28C:300g

第5世代 23C:205g 25C:220g 28C:250g 30C:375g

X-GUARD

第4世代 25C:300g 28C:340g

第5世代 25C:300g 28C:345g 30C:370g

 

特にLIGHTは大幅な軽量化がされていますね!

私は第4世代にシーラントを入れて使っていますから、よりいっそう軽量化が期待できます。

今のタイヤはまだ1,500kmしか走ってませんからすぐに交換はしないと思いますが、それでも大幅な軽量化にはとても興味がありますね~!

まとめ

交換の手軽さなどからまだまだ人気のクリンチャー。

チューブレスは交換が大変ですが、まるで違う自転車に乗っているかのような変化には必ず驚かされます。

もちろん交換するならホイールが最初ですが、その次はぜひタイヤ交換をオススメします。

 

豆知識。

シーラントを入れたホイールは、バルブを下にして保管すると良い!

というのも、バルブを上にしたまま放置するとバルブの中にシーラントが詰まるんですよ・・・。

回転中はタイヤの外周にシーラントが回っていますが、止まると液が垂れてきます。

その時バルブを真上にしているとバルブの中にシーラントの液が溜まって、次に空気を入れるときにシーラントが吹きますΣ( ̄ロ ̄lll)

また、空気を入れるときはシーラントを均一にするためにシュルルーっとホイールを回すと良いです。

バルブ付近にシーラントの溜まりがあると、やはり空気を入れるときにシーラントが吹きます。