潰瘍性大腸炎という国指定の難病と戦う様子を、自身の実話を元にギャグテイストで描くエッセイマンガです。
毎日が腹痛との戦いで、食事は大きく制限があり、何度も入退院を繰り返しつつも、入院しながらマンガを描き続ける様子を、ギャグテイストで描いています。
とても想像できないような厳しい日々ですが、ギャグテイストなので不思議に面白く読めてしまいます( ゚д゚)
上記サイトでは全話無料で配信されていますから、ぜひ読んでみて下さい!
で、コチラのマンガを読んでいて、私が蜂窩織炎(ほうかしきえん)という病気で入院した時のことを思い出しました。
私なんてたいしたことじゃないんですが、思い出したので書き留めておこうと思います。
蜂窩織炎(ほうかしきえん)
暑い夏のことだった
話をしよう。
あれは今から36万・・・いや、1万4000年前だったか。
まぁいい。私にとってはつい昨日の出来事だが…君達にとっては多分明日の出来事だ。
そうじゃなくて。
2014年の夏、31歳の時でした。
盆休みを利用して宮古島へ遊びに行って海でダイビングをしまくり、最高の気分で帰宅して1週間後くらいだったと思います。
なんか、全身が猛烈にだるくなってきて・・・高熱が出た!
そして後頭部の左側あたりが腫れてきて痛い!
まず町医者に行ってみた
あのときはHONDA CR-Zに乗っていました。
何もかもが懐かしい。
高熱で意識がもうろうとして全身がダルいなかで、クーペというのはなかなかの苦行でした。
冷静に考えると運転してる場合じゃねーだろ!って感じなんですが、意識がもうろうとしているのでそんなこと考えられずフツーに車で行ってしまいました。
高熱・全身の痛み(だるいを通り越した)・後頭部の謎の腫れを訴えると、サッパリわからん!ということで速やかに総合病院への紹介状を書いてくれました。
できないことをできないとハッキリ言ってくれて、総合病院へ案内してくれる町医者は助かります。
無理してあーでもないこーでもないとやろうとする町医者は危険な気がしますw
総合病院へ
サッパリわからん!!
オイィ!?
が、ここは総合病院。
最初の診察ではさっぱりわからなかったので、採血をして検査結果が出る間での間に頭部CTスキャンをしてくれたりしました。
CTスキャンは初めてだったので、高熱にうなされながらもけっこう楽しかったです。
採血の結果とその後の診察を総合して、蜂窩織炎という診断が出ました。
そして、即日入院が決定しました( ゚д゚)
入院期間は1~2週間程度と言われました。
白血球数は、常人が3300~9000なのに対し、1万を軽く越えていました。
見たことねえ( ゚д゚)
蜂窩織炎というのは皮膚の下に細菌などが入り込んで炎症を起こす皮膚病です。
私のようにアトピーがあったり、怪我をしたりして傷口があるとそこから入り込みます。
ちなみに前週まで海に行っていましたが、医者はそれは関係ないと言っていました。
蜂窩織炎を起こす細菌はごく一般的に身近に存在する溶連菌と黄色ブドウ球菌だそうで、普通に生活しているだけでもなるときはなる、とのこと。
なのでアトピーの人が海に行ったら蜂窩織炎になるとか、そういうことはありませんからね!
また人から人へ移ることもないということですから、そう言った方のお見舞いも問題ありません!
そのあたり、誤解なきよう。
そして入院
入院の準備
即日入院とは言え、何も持たずに来てしまったので一度家に帰りました。
ヒマだろうということでニンテンドーDSを用意したり、タブレットにアニメを移したりしていたらえらく時間がかかってしまいました。
ちなみに寝間着は入院着をレンタルするつもりでいたんですが、フツーにジャージみたいなのを持っていけばよかったです。
自分の服のほうがなんか気楽ですからね。
入院生活
さっそく4人部屋に案内されると、まず点滴!
この点滴、普通と違って抗生剤の点滴なので約30分ほどで終わってしまいます。
1日2回の点滴を受ける以外にやることがないので、メチャクチャ暇!!
通常の生理的食塩水などの点滴は2時間とかかけてやるはずですが、30分ですからね。
ただ、最初の頃は高熱とだるさで何もできず、ひたすら寝転がることしかできませんでした。
3日もすると抗生剤の点滴が効き始めたのかかなり楽になってきて、体調もかなり回復してきました!
これは皮膚下の細菌のほとんどが抗生剤で除去されてきたためで、残りの入院は完全に治りきるまで点滴を続けるというわけです。
つまり、超ヒマ。
いちおう内科棟なので、基本的に周りの人は内臓系で入院している人が多かったです。
そのため出歩くこともままならず、ご飯もまったく食べられない方も多くいました・・・。
そんな中、超ヒマなので外の喫煙所に行ったり、体力が衰えないように階段を上り下りしたり、病院食をモリモリ食べたりしていて本当にごめんなさい( ゚д゚)
朝の血圧測定までヒマだったので喫煙所に行くために階段を上り下りしてから血圧を測ってもらったら、なかなかの高血圧の数値が出てしまい看護師に心配をかけるなど。
だってヒマだし、元気なのにエレベーターなんか使ったら本当に使いたい人に迷惑じゃん!
まあ階段を上り下りしたって言っても軽くですけどね!
あまり激しく運動すると炎症が治まらなくなるみたいですから。
病院のご飯は噂に聞いていたとおりの薄味・・・というかあんまり味がしないような・・・(´Д`)
なので塩と醤油、ふりかけを持ち込んでいました。
ただしお菓子など、病院食以外は絶対に食べないようにしていました。
入院中にシャバの味を思い出してしまったら、もう病院の食事を食べる気力がなくなるんじゃないかと思ったので。
そこは絶対にガマンしていました。
お風呂については、一切許可されませんでした・・・。
しかも後頭部なので、髪が洗えない!
かゆい!
キツすぎる~!(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
おまけにアトピー持ちなので、余計にキツい。
アトピー持ちなのでときおりベッドシーツが血だらけに。
時々シーツ交換の日があるんですが、回収に着てくれたおばちゃんを驚かせてしまったぜ☆(ゝω・)vキャピ
そりゃ入院してる人が流血してたら驚くわな・・・。
入院中の1日
朝
7時くらいに目が覚め、とりあえず喫煙所へ。
超小さい音量でNHKを見ながら朝食を食う。
歯磨きしたらまた喫煙所へ。
10時くらい?に点滴を受ける。
昼
超小さい音量でNHKを見ながら昼食を食う。
歯磨きしたらまた喫煙所へ。
16時くらい?に点滴を受ける。
夜
超小さい音量でNHKを見ながら夕食を食う。
歯磨きしたらまた喫煙所へ。
確か21時くらいに消灯なので、22時くらいまでDSとかで粘るが、しかたなく寝る。
と、まあやたら寝るのが早く、起きるのも早いという健康的な生活を送ってしまいました!
ちなみにずっとゲームやってるのもさすがに飽きるので、それ以外の時はちょこちょこ昼寝してました。
不思議なんですが、ちょこちょこ昼寝してるのに夜22時に寝られるんですよ!
家にいると「寝たらもったいない!何かしないと!」というのがあり昼寝は絶対にしないんですが、病院だと完全にやることがなくなるのでもう寝るしかないんですよね。
ポケットWifiなどを持っていないため、ネットやり放題ってわけにもいきませんからね。
そして退院へ
入院して6日目くらい
担当の先生が「データを見る限りではもう退院してもいいけど、どうする?」というので、「帰ります!」と即答。
それまでは軽いケガや病気でかる~く1週間くらい入院してえな~とか都合のいいことを思っていたんですが、とんでもない。
入院生活は辛すぎる!
とは言えいろいろあるので、その日じゃなくて次の日に退院したと思います。
結局、1週間の入院生活でした。
人生で一番長い1週間だった気がする。
退院って最高!
晴れて自由の身となり、なにか旨いものを食った気がしますが、あんまり記憶にないw
しかしそれより自宅に帰り、自分のベッドで寝るときが一番気分が良かった気がします。
私は旅に出ても、自分のベッドで寝る瞬間が「帰ってきたな~」感あるんですよね。
そういう人って多いんじゃないでしょうか。
まとめ
健康って大事だな( ゚д゚)
今現在は自転車など身体を鍛えているので、当時を振り返って改めてそう思います。
もしまた入院してしまったら、トレーニングできない、自転車に乗れない、ドール撮影ができない辛さでおかしくなってしまうかも!?
もう入院はこりごりだ!!