2019年10月26日(土)
さて、ビワイチを走り、滋賀県高島市マキノ町に移動してたらいち邸にチェックインしました。
しかし急な予約のため素泊まりプランしかなく、どこか外で食べようかという話になりました。
宿のオーナーにどこか美味しいお店があるか聞いてみると、マキノ駅のすぐ近くにボタン鍋を出してくれるお店があるとか。
まー普通の居酒屋が観光客向けにオマケでやってるんだろうなー、なんて話半分に聞いてました(失礼すぎる)
しかしせっかく旅行に来たんだから珍しいものを食おうじゃないか!というわけで行ってみることにしました。
GoogleMapの写真を見るとかなり小さなお店なので若干不安になり電話してみると・・・ちゃんと営業中のようでした(;^ω^)
だ、大丈夫か!?
やや不安になる佇まい。
駐車場のド真ん中に軽トラが1台止まっていて、ちょっと邪魔だぞ!
きっと近所の親父だろうな~困ったもんだぜ!
「こんばんわ~!」(TOKIO感)
電話しておいたおかげですんなりおやじさんが迎えてくれました。
駐車場の軽トラはおやじさんの軽トラでしたwww
店内の写真を撮り忘れましたが、吉野家を彷彿とさせるU字テーブルのみという潔さ。
メニュー表はなく、壁にかかった額入りの写真がメニューです。
シカステーキ、イノシシ鍋、そば、、、主なメニューはだいたいこんなくらいです( ゚д゚)
なんというシンプルさ!
イノシシ鍋を2人前とシカステーキを1人前注文しました!
電話しておいたからか、あっというまに鍋を出してくれました(^∇^)
イノシシ鍋は1人前2,000円、シカステーキは1人前800円でした。
鍋は2人前を頼んだんですが、これ普通のお店なら4人前はありますw
お肉がいっぱい入っていて嬉しい!とおやじさんに話すと、ウチは多めに入れているんだよ、と。
今日は自転車で琵琶湖を一周走ってきました!とか他愛もない話をしていると、おやじさんは普段猟師をしていると教えてくれました。
なんと現在の年齢は80歳台で、猟師歴は60年を越えるとのこと!
パッと見たときは60歳台くらいかと思っていました。
80歳を越えてなお現役で猟師を続けていて、冬が猟師として本格的なシーズンだと教えてくれました。
60年間通い続けた山は雪に埋もれても道に迷うことはなく、木や沢でどの場所かわかるそうです。
それでも家族に心配をかけないように、必ずその日のうちに帰宅するそうです。
お店では、息子さんが編集してくれたというDVDを見せてくれました。
コチラがその動画です。
登山とは違い、道なき道を登っていきます。
素人からは想像もできないような距離から命中させているのはさすがです。
そして150kgもある獲物を雪の上を引きずって下山します。
「はは、道楽だよ」
そうおやじさんは笑顔で話してくれましたが、素人からすれば見事な職人の姿に感動しきりでした(;^ω^)
肉体だけが勝負の猟師生活のおかげで、とても若く見えるんだなと感じました。
お店はマキノ駅からすぐそばにあります。
個人経営のため、あらかじめ電話してから行くと良いでしょう。
営業時間を聞くのを忘れましたが、おそらく夕方から夜にかけてだと思います。
メニューは前述のとおりですが、こじゃれた凝ったメニューなどはなく「猟師メシ!」らしい鍋かステーキという豪快さがこのお店の魅力です。
駐車場はかなり広いです。
店内は禁煙のようです。
車椅子は段差などあるため介助者必須です。
そしてもう1軒、というかここが本店なのですが「在原(ありはら)」という集落でそば屋もやっておられます。
趣味で蕎麦も打ってるんだ、なんておやじさんは言っていたような気がしましたが、おそらくここでご自身の打った蕎麦を出してくれるのかもしれません。
ここのお店でもイノシシ鍋やシカステーキなど同様のものが食べられるみたいです。
Googleによれば営業時間は11時~14時とのことですが、電話して確認したほうが無難ですね。
ネットで調べたところ2018年の1月31日に店舗が火事で燃えてしまったそうです。
しかしその後すぐに再建し、現在は新しい建物で営業していて、トイレなどもキレイらしいとういレビューを見かけます。
ちなみにおやじさんが建てたなんてレビューも見かけましたが、あのおやじさんならやりかねんな・・・と思いましたw
たまたま訪れたお店でこういう出会いがあると、旅はやめられないなあと思います。
いつまでもお元気でいてほしいなと思いました。
近県のみなさんも、ぜひ行ってみてください!(^∇^)