都会ではほとんど聞かない鹿との衝突事故。
しかし奈良県、長野県、そして北海道では当たり前のように聞かれる話です。
人の少ない山奥では当たり前のように歩いています。
特に怖いのはそこそこ車が通る国道で、夜中や朝方などはシカの活動時間でありながら、交通が少ないためスピードが出やすく、衝突した際の被害が大きくなる傾向にあります。
シカは個体にもよりますが体重が100kg前後もあり、そんな巨体に衝突すれば自動車なら大破、オートバイならライダーは投げ出されて重症はまぬがれません。
その対策として最近の北海道のレンタカーでは「鹿避け笛」が装着されていると聞いて、私も取り付けてみました!
鹿避け笛とは
ニッポンレンタカーの取り組み
こちらの記事にもあるように、シカの衝突事故が多発する北海道では、レンタカー屋が鹿避け笛を装着しています。
私は何度も北海道に行っていますが、最も格安なお店で商用車ばかり借りるため、鹿避け笛が付いていたことはありませんが・・・w
大手レンタカー屋の乗用車を借りると、ほとんどが装着されているのを目にしますね。
鹿避け笛はシカを追い払うものではない!
通販サイトのレビューを見ていると「シカが逃げていかない!効果がない!」と言う人がいます。
しかしこれは鹿避け笛の効果がきちんと広まっていないためです。
鹿避け笛とはどんなものなんでしょうか。
- 笛は2つで一組になっていて、それぞれ違う周波数の音が出る
- シカはその音を「なんの音?」と聞き耳を立てて立ち止まる
- つまり動きを止めるものであって、追い払う効果はない
- 草むらにいるシカは動きが止まり、飛び出しにくくなる
- 逆に言えばすでに路上にいるシカは、そのまま立ち止まる
- 相手は動物なので、無関係に飛び出してくる個体もいる
これらのことを理解して使用する必要があります。
そもそも相手は動物ですから、100%これで阻止できるわけではありませんしね。
しかし先程のニッポンレンタカーの取り組みの記事では、確かに重大事故が減っているという評価が出ています。
何の効果もないというわけではないようですね!
また、シカの習性についても知っておく必要があるでしょう。
- シカは主に夜から明け方にかけて特に活発に路上に出る
- 人工過疎地では昼間も当たり前にいる(ビーナスラインなど)
- シカは群れで動くため、1頭を見かけたら2頭目以降がいる
- 個体によっては鹿避け笛を無視(か聞こえない)し行動する
というようなことを充分に考慮しておけば、より事故を減らせるかもしれません。
ビーナスラインでもシカとの衝突事故は多発していて、先日私がロードバイクで走った日もオートバイとシカの衝突事故があったそうで、オートバイは大破していました。
気をつけていてもそういうことはありますが、少なくともブラインドコーナーを攻めて走るようなマネは、命を縮めることにほかなりません。
数ある中から選んだのはコレ!
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鹿避け笛はいくつかの種類がありますが、このメーカーのものは48km/h以上で作動すると書いてあり、最も速度が低かったからです。
どこまでが本当かわかりませんが、レビューの様子も良さそうだったのでこれを選びました。
少し大きいのが難点なんですよね~。
こちらは超コンパクトなため、軽自動車やオートバイに最適だと思います。
ZX-25Rをすでに予約してありますが、納車されたらこれを取り付けてみたいですね!
レビューにも、シカが立ち止まって聞き耳をたてるようになった、という人も何人かいるようです。
鹿避け笛を取り付けてみた!
取扱説明書を読む
パッケージの台紙が取扱説明書になっていますが、全て英語ですw
そのためGoogleレンズアプリで翻訳してみました。
ここには非常に大事なことが書いてありますが、よ~く咀嚼して意味を解読しないと、かなり効果が少なくなってしまいます。
取り付ける場所が非常に重要ということです。
取り付け場所はエアロダイナミクスを考慮しよう
説明をよく読むと、車両の前方かつ左右から1/3程度の場所と書かれています。
また、グリルの後ろ側であったり、バンパーの端などは非推奨とされています。
最もフレッシュな空気が当たる車両先端で、2つの笛の距離は近くする必要があるということです。
また笛の中を空気が通過するため、笛の後ろ側はある程度の空間があって空気の通りが良い必要があります。
ちなみに台座と笛はカンタンに分離できるので、洗車の際も困りません。
ニッポンレンタカーはAピラーの付け根の三角のところに付けると、効果がイマイチのような気がすると言っています。
実際、空力的にはあまり良くない場所で、各部で乱された空気が届く場所なので笛を鳴らす効果はかなり減少してしまうでしょう。
どちらかというと、ドアミラーの内側だったり、下側ならよりいっそう効果はありそうです。
ドアミラーそのものは車両から出っ張っていてかなり空気抵抗の激しい場所ですから、Aピラー根本よりドアミラー根本のほうがまだ空気の通りは良さそうです。
ほんのちょっとした違いですけどね。
ただ、2つの笛を近くする必要があるという条件は達成できないのは諦めるしかないかもしれません。
2つの異なる周波数を持つ笛を近くに取り付けることでより効果が高まるようですが、物理的に不可能なものはしょうがないでしょう🤔
説明書ではバンパーの下側、ボンネットの先端、ルーフの先端などと書いてあります。
さすがに目立ってしまうので、どうかな~と思いますねw
エクリプスクロスに取り付ける
最初に検討したのが下側の開口部です。
かなり大きく開口していますが、逆に開口しすぎていて洗車のときに簡単にすっとばしてしまいそうな気がします。
また微妙に平らになっていなくて、接着しても安定しなさそうな気がしました。
中央の開口部にあてがってみたら、奥まで平らになっていて、中間のフィンと高さがいいかんじ!
特別に出っ張るということもなく、洗車の妨げにもならなさそうです。
よし、これでいこう!
というわけで、中央の開口部に取り付けてみました。
近接センサーの一部みたいで、あまり違和感はないですね。
ちなみに台座と分割できるため、洗車の際には外すことができます。
程よい硬さでハマっているため、走行中に脱落することはなさそうです。
どうしても洗車のジャマになりそうな場所に付けざるを得ない場合も、簡単に外すことができるのもメリットでしょう!
まとめ
[rakuten:kumatan:10001754:detail]
というわけで、取り付けてみました!
さっそく走行してみましたが、バンパーの先端にあるのでまったく聞こえませんwww
ドアミラー根本に付けた人は、ちょっと耳障りなくらい聞こえるらしいです。
まあ、結局バンパーに取り付けました、なんてレビューにかかれていましたが。
いずれにしても100%安全になるわけではありませんから、あくまでも安全運転を基本にしていきたいところです!
それなりの大きさですから設置場所には困りますね。
可能な限り説明書の通りの、クルマの先端に取り付けたいものですが・・・。
特に軽自動車はまったく余裕がないので、かなり悩むところでしょうね。
そういう場合は、超コンパクトタイプも考慮してみても良いのかもしれません。
なんらかのデメリットはあるかもしれませんが、所詮はお守りですから目立たず取り付けられることを優先するのも良いと思いますしね😅