ついに1/72 戦闘妖精雪風 メイヴを自分で作れるときが来た!
OVAを初めて見たとき、あまりの映像の美しさに衝撃を受けました。
音響も最高でした。
模型の存在はなんとなく知っていたものの、当時の自分ではプラモデルを作るなんて無理だと思ってましたし、塗装済み完成品は何万円もするだろうから買えないし・・・とずっと諦めていました。
しかしいろいろなプラモデルを経験し、ここ最近で戦闘機を2機つくったおかげで、スキルもそれなりに溜まったと判断、購入することにしました!
戦闘妖精雪風の模型は意外にいろいろと発売されていて、バンダイから1/100サイズ、PLATZから1/144のメイヴやスーパーシルフを始め各種、そして同じくPLATZから1/72で各種発売されています。
バンダイの1/100は入手が難しそうですが、PLATZは未だに新品を定価で買うことができるのが嬉しいですね!
生産を続けているのか、過去の生産分がまだ残っているのかはわかりませんが、それなりに古い作品なのにまだ買えるのは助かりました。
逆に言えば、いつ買えなくなるかわからないのなら今買うしかないでしょう!
キットレビュー
バリエーション
PLATZの1/72シリーズはかなり豊富で、メイヴだけでも何種類も発売されています。
今回購入したノーマル仕様・ノーマル+ミサイル付き・ラムエア付き仕様・最終出撃仕様と、いろいろ選べます。
もちろんノーマル仕様が一番安く、装備が増えるほど金額が上がります。
いろいろ悩んだ末、私はノーマル仕様を購入することにしました。
戦闘機はやはり機体そのものの美しさを見たいという気持ちが強いため、武装は必要ないかなと思いました。
ちなみにスーパーシルフなども1/72で販売されていたり、お手頃価格で飾りやすい1/144シリーズも豊富に発売されています。
ただ1/144はあまりに小さすぎ、作るのが逆に大変な気がします😅
内容物の確認
このキットは一般的なプラモデルと違って無発泡ウレタン樹脂という素材で製造された、いわゆるレジンキットとなっています。
そのためプラモデル用の接着剤やプラモデル用の塗料は普通には使用できません。
またプラモデルではないので各パーツの接続は接着剤が必須です。
内容物はこれだけ!
レジンキットの製法上、ランナーはありません。
実際にはランナーと呼べる湯口はありますが、メーカーの方でカットしてくれています。
驚くべきは機体の本体で、こんな大きく複雑な形状を一発で型から抜いています。
金型ではなくシリコン型を使っていると思われますが、柔軟なシリコン型のおかげで一発で抜けるのでしょう。
モールドが鋭い!!
今回一番驚いたのが、このモールドでした。
一部を除いて、ほとんどのモールドは一般的なプラモデルよりもかなり深く彫り込まれていて、しかも精密に仕上がっています。
ランディングギアは金属で成形されています。
今回はこちらの脚は使いません。
コクピットはインモールド成形となっており、コクピットを透明樹脂で封入しています。
戦闘機プラモはコクピットの組み立て・塗装がなにげに難しいポイントなんですが、最初から完成してるのはラクでいいですねw
ただし写真のようにザラザラなので磨き上げる必要があります。
動翼やエンジンノズル・前脚のカバーなどは別パーツで成形されています。
袋にごちゃまぜに入ってるわりには、パッと見は歪みやねじれはないように見えます。
ちなみに組み立て中にわかりましたが、前脚カバーは脚が展開状態と格納状態の2種類が付属しているため、どちらかを選んで組み立てることができます!
飛行機プラモデルの多くは展開状態のカバーしか付属しないので、ちょっと加工が必要だったりすることが多いのに・・・めっちゃ親切!
レジンキットは専用洗剤で洗浄しよう!
レジンキットはほぼ必ず離型剤が塗られているため、必ず専用洗剤で洗浄する必要があります。
研磨剤入りのクレンザーなどでゴシゴシするという安上がりな手段も昔から用いられてはいますが、細かい部分の磨き残しなどが出る可能性もあるのが心配です。
その点、このクリーナーなら泡が全体を包むことで、こすったりすることなく隅々まで洗浄できます。
しかもたった30秒つけ置くだけで良いとか。
初めてのレジンキットということでちょっと怖かったので、2回洗浄しました。
レジンキットの宿命、パーティングラインとバリ
レジンキットはシリコン型の都合上、型の合わせ目に大きなパーティングラインができやすいです。
このキットもやはり大きなパーティングラインがありました。
よりによって複雑な部分に・・・。
でも複雑な部分だし見えにくい場所なので、少しくらい削りすぎちゃってもまあいいか!ってなりそうな部分と言えるかもしれません。
平面だと逆に目立ちますからね。
機首部にもパーティングラインがあります。
しかしいずれのパーティングラインもヤスリでガンガン削っていけば消えるレベルのもので、型の合わせそのものはかなり高精度だと思いました。
プラモの中にはパーティングラインを境に大きな段差になっていて、かなりパテ盛りしないといけないことがよくあります。
あのガンプラでさえそんなこともよくあるのに、このキットはかなり高精度で驚きますね。
カナードと尾翼は写真のようなダボをガイドに接着する構造です。
このダボが非常に目立つので、接着後に瞬間接着剤で隙間を埋めつつ削りまくる必要があります。
ここが難易度の高い部分ですね。
翼が非常に薄いので金属線の軸打ちもしにくい場所・・・。
私は瞬間接着剤だけで取り付けることにしました。
・・・が、塗装中に一回だけパキッと外れてしまいました。
塗装の初期段階だったので瞬間接着剤でくっつけなおして事なきを得ましたが、その後も塗装が終わるまで、デカールを貼っている最中、ずっと怖かった部分です。
加工・組み立て
仮組み
ひとまずマスキングテープで仮組みしてみました。
うーんカッコいい!
翼の歪みやねじれもほとんど感じられず、わずかに0.5mm~1mmくらい調整したほうがいいかな?というくらい。
完成形が見えるとがぜんやる気が出ますね~!
表面処理
まずは表面処理です。
全体がボソボソしているので、翼を付ける前に本体や翼を別々に表面処理していきます。
モールドが薄くなりすぎるのが怖くてちょっと処理が甘くなってしまいましたが、それでも成形のままよりはマシになったと思います。
機首の塗り分けラインのスジボリ
機首にはメイヴ雪風ならではの白い塗り分けラインがあります。
しかし上側にはモールドがあるものの、下側にはなぜかモールドがありません。
塗り分け時にマスキングでラインを作ってもいいのですが、ここはくっきりさせたいということでスジボリすることにしました。
もともと入っているパーティングラインとは別のラインなので注意が必要です。
ここは0.2mmでスジボリしました。
・・・実は0.1mmでスジボリしたんですが、うっかり落として折ってしまいました😭
もう0.1mmは使わん(へたくそなせいです)
主翼の接着
主翼の分割は妙なところで分割されています。
接着しろを確保するためでしょうか。
ここは面積があるので金属線を軸打ちしてしっかり接着しました。
合わせ目は瞬間接着剤で埋めました。
主翼だけですが、一気に迫力が出ましたね!
最高にカッコいいです。
1/72サイズなのでかなり大きく、しかも樹脂の塊なのでそれなりに重くて(プラモデル比)うっかり落としやすいのが怖い。
カナード・尾翼の接着
カナードと尾翼はダボで位置決めされるようになっています。
瞬間接着剤で固定して、隙間も埋めつつヤスリで均していきます。
翼は設定上別パーツなのでダボの部分にはスジボリをして別パーツらしく見せます。
なお雪風の翼はフラップやエルロンだけでなく、翼そのものも可動する機構という設定です。
OVAの4話などを見るとそれがよくわかりますね。
どういう強度してんだって話ですが、フェアリー星で発見した新素材とかで作ってるのかも。
機体下面のパイロンや脚部カバーなどを除き、主要パーツが組み立て完了しました。
パッケージの段ボールはなんと翼を取り付けても収納できるサイズ!
組み立て中の一時保管にはちょうどいいですね。
組み立て後に箱に仕舞いたい人にも嬉しい設計です。
さらに大型のスーパーシルフでも収まるかもしれません。
パイロンの接着・3mm穴あけ
機体下面のパイロンやフィンなどを接着しました。
パイロンは塗り分けが必要なく、同じ色で塗って良いので接着してOKです。
側面のフィンは別の色ですが、あとから接着すると塗装を痛めたりする可能性もあるため、ここで接着してマスキングして塗り分けるのが良いでしょう。
3mm穴を開けて、スタンドで飛行状態を再現できるようにします。
そのため後ろ脚の穴は埋めておきました。
前脚については、脚が出てる状態と格納状態の2種類のカバーが付属しているため、加工なし!
これはめっっっちゃうれしいポイントです。
飛行状態で飾りたい人のことを考えてくれている。
こんなに嬉しいことはない。
ただし前脚カバーは機体から少し浮いているため、別で塗装して最後に接着するのが良いでしょう。
塗装ターイム!塗り分けの説明も
塗装手順
塗り分け指示とデカール位置が、実際のモールドとちょっと合ってないw
説明書の裏面には「ホームページに公式の4面図もあるので参照のこと」と書いてあります。
しかしこの4面図、アニメ設定の3DCGのためか影や光も反映されていて、いったいどのへんが正確な色なのかよくわかりません。
解像度も低いし・・・。
まあ「自分だけの雪風を作り上げよう!」ということでしょう😂
塗装については、こちらのサイトも一部参考にさせていただきました。
左の色番号が説明書のもので、右が上記記事のものです。
EにあたるMr.カラー339を317に置き換えているとのことで、私もそれにならいました。
アニメの模型なので、メリハリがつくならそのほうが良いかなと。
ただし、333 エクストラダークシーグレーはもうちょっと濃い目のほうが好みかな?と思いました。
また機体下面の307グレーFS36320はちょっと青すぎるので、もっとふつーのグレーのほうがいいような気もしました。
338ライトグレーFS36495はほとんど白なので、もうほんのわずかグレーらしい色のほうが良いかも・・・ホワイトとほとんど区別がつきません。
このあたりは説明書にも「あくまでも近似色としてお考えください」と書いてあり、アニメの映像に近づけるか実際の戦闘機っぽい色使いにするか、自分で自由に選ぶのが良いということでしょう。
マスキング手順について
私なりに考えた結果、マスキングを1回も剥がすことなく塗り終える手順をとってみました。
塗り分けにはいろんなやり方がある中で、何度も貼ったり剥がしたりは非常に大変です。
またこの繊細な構造のキットではマスキングテープを剥がしたときに翼が取れちゃうかもしれません。
また、塗る順番も薄い色から順番に濃い色を塗っていく基本的な方式をとっています。
戦闘機プラモの場合はあえて濃い色を塗って、少し下地が透けるように薄い色をぼかしながら塗装する手順もあるみたいです。
今回はアニメの機体ということもあり、順当にベタ塗りしていくことにします。
最も重要なプライマーサーフェイサー
レジンキットの下地塗装にはこれが必須です。
一般的なプラモデル用のサーフェイサーだとレジンに食いつかず、あとからマスキングテープを剥がした際に塗料が簡単に剥がれます。
タミヤのこのサーフェイサーは仕上げ目の滑らかな表面なのに、レジンにガッチリ食いついてマスキングしても剥がれは一切ありませんでした。
仕上げ目とは言ってもエアブラシで吹いたサーフェイサーと同じくらいにはザラザラしてるので、2000番程度で軽く全体を撫でてやると良いですね。
缶スプレーの中身を紙コップに出して塗装する人も多いですが、サフやつや消しトップコートについてはこういうトリガーを使えばまったく問題なく塗装できます。
30cmくらい離してふわっふわっと吹付けていけば、しだいに全体に行き渡ります。
10cmとかだと一気にピンポイントだけ厚塗りになり、細かいところに行き渡らない気がします。
ヘタなだけかもしれませんが・・・。
サーフェイサーのミストは遠くからふわっと浴びせるようにすれば、細かいところに入り込んでくれる気がしています。
D 69 グランプリホワイト 機首や翼端
ライトグレーのサーフェイサーの上から、グランプリホワイトに塗り分けたい部分を塗ります。
このあと濃い色を重ねていくので、遠慮せずはみ出すように塗装していきます。
ここでは機首・カナードの先端・主翼の端・尾翼の内側・機体後部を塗装しています。
あとから塗りそこねがないように、塗り分けのイラストなどを参考にして余裕を持って塗装します。
C 338 ライトグレー FS36495 機銃付近やフィンの一部など
先ほど塗った白を残したい部分をマスキングして、Cで指示されている部分を塗装。
ライトグレーのサフの上にライトグレーを塗っているので、ほとんどわかりませんね😅
機体下面のフィンも一部ライトグレーの指示があるので注意。
B 307 グレー FS36320 機体下面
ライトグレーで塗装した部分にマスキングを追加して、機体の下面に307グレーFS36320を塗装します。
ご覧の通りちょっと青っぽいのが気になるかも・・・でも現実の軍用機ならこういうものなのかな?
フェアリー星の空の色を考えると、これはこれで正解かもしれない。
機体下面を塗装するとき、合わせて別パーツの前脚カバーも塗装しておきます。
E 317 グレー FS36231 機体上面のグレー
さらに先程塗った下面をマスキングして、Eの指示のある部分を317 グレー FS36231で塗装。
ここは説明書で339と指示のあるところを、317に置き換えて塗っています。
なお尾翼については塗分パターンを間違えて塗ってしまいました。
またカナードや主翼の端は塗り残してしまっているため、最後にマスキングを剥がしたときに塗り残しに気づきました。
とはいえぼかし塗装ではないので、マスキングしなおして塗り直して簡単にリカバリーできました。
このあたりからマスキングが難しくなってきます。
曲線用マスキングテープなども駆使しながら少しずつ貼っていきます。
このマスキング作業中にカナードが外れちゃったり・・・w
瞬間接着剤でリカバリーしました。
A 333 エクストラダークシーグレー 機体上面の濃いグレー
最後のマスキングをして、Aの指示のある333 エクストラダークシーグレーを塗装して基本的な塗装は完成です。
ライティングの加減もあってちょっと明るめに見えるので、もうちょっと濃い目の色でも似合うかもしれません。
個人的に、OVAを見ている時は黒だと思ってました。
Eのグレーとエクストラダークシーグレーの塗り分けラインはスジボリに関係ない部分で切れているので、説明書や3DCGを参考にしながら勘で決めます。
だいたいでOKです。
塗装のリカバリー
機体上面の後部、説明書では何色なのか指示がなかったのでとりあえず機体下面と同じ色で塗ってみたら、あまりにも青くておかしいw
ここはEの317 グレーに塗り替えることにしました。
またカナードと主翼の端のEの317 グレーをしっかり塗っていなかったため、ぼかし塗装みたいな塗り残しができてしまいました。
ここも塗り足すことにします。
というわけでマスキングのやりなおしです。
とは言え一部分だけなので、実はそれほど難しくはありません。
ここまでマスキングしてきた経験があれば、YouTubeでも見ながらササッとマスキングできる程度のものです。
エア圧0.05でじっくり吹けばほとんど飛び散らないため、ガッツリマスキングで覆う必要もありません。
尾翼の塗分パターンはうっかり逆にしてしまったので、そこも修正して、リカバリー完了!
主翼パイロンの塗り分け
主翼のパイロンも塗り分けになっていますが、説明書には色の指示がありません・・・。
何色なんだー!!!
アニメのCGも説明書も黒っぽい色なので、エンジンと同じ黒鉄色で塗ってしまうことにしました。
ここだけなぜか別パーツじゃないしモールドもヌルいので、マスキングが一番むずかしいところです。
曲線用マスキングテープなどを駆使してそれっぽく・・・。
黒鉄色を塗る際は先に黒を下地に塗っておいたほうが良かったです。
下地を塗らずにいきなり黒鉄色を塗ろうとしたら、しばらく下地が透けて大変でした。
思った以上に隠蔽力のない塗料なんですね。
エンジンノズルも同じ黒鉄色が指定されているので、同時に塗っておきます。
つやありクリア塗装と、スミ入れ
スミ入れする前に、念の為につやありクリアー塗装をしました。
はみ出したエナメル塗料を拭き取る際に塗装を剥がしてしまう場合もあるので・・・。
スミ入れめっちゃ苦手なんですよね。
でもつやありクリアー塗装で一度全体を保護してやれば、はみ出したエナメル塗料をエナメル溶剤でゴシゴシしても簡単には塗装は剥がれません。
ひと手間かかりますが、あとの作業がラクになるのはいいですね。
難易度が高いデカール
このキットには、名高いイタリアのカルトグラフ製デカールが付属します。
透けに強く、段差が目立たない極薄さで、余白も極限までなくしています。
非常に品質の高いデカールですが、薄いので破れやすく、マークセッターでシワシワになりやすく、余白がないのでコーションデカールなどがつまみにくい!と難易度がめちゃくちゃ高いです。
そのためか、一部のマーキングは予備が大量に付属しているのがうれしいですね。
実際、小さなデカールは何回か捨てて貼り直しました。
実際に使わないデカールもかなりあるので、お好みで使えるのもうれしい配慮です。
えびぞりみたいに主翼とカナードがバンザイしてるので、ひっくり返して作業するのがけっこうたいへんなキットです。
デカールを貼り終わったら、数時間後にクレオスのプレミアムトップコートつや消しを全体に塗装すれば機体は完成です。
水性トップコートは乾燥に時間がかかるので、コクピットの取り付けは翌日まで待ったほうが良いでしょう。
触るだけなら1時間もすればだいたい触れるんですけどね。
コクピットカプセル
メイヴはもともと無人機のカメラが収まる部分に人間が乗れるコクピットのカプセルを収めるように再設計した機体です。
そのため一般的な戦闘機と違ってコクピットのカプセルが前後に移動する不思議な構造をしています。
配線とかどうすんだろな・・・w
謎な構造の機体ですが、そのおかげでこのようなインモールド成型というユニークな製法が実現しました。
しかし、ごらんのように表面はボソボソですし、中身のコクピット部分のレジンのゲートが貫通しています。
そこで表面をヤスリで一気に均します。
大きめのパーティングラインも入っているので、400番から、場合によっては240番からガンガン削っていきます。
最終的には2000番、できれば4000番までヤスリがけしたいところです。
このパーツも透明とはいえレジンなのでプライマーが必要です。
そこでガイアノーツのマルチプライマーを原液のままエアブラシで吹き付けます。
どのくらい吹き付ければよいのかわかりませんが・・・2~3回で大丈夫でした。
1時間ほど置いたら、ラッカー系の艶ありトップコートをエアブラシで塗装してしっかり厚塗りします。
砂吹き3回、べったり3回、シンナー足してシャバシャバにして1回くらいでしょうか。
だいたいですけど。
1日ほど置いたら、マスキングして下半分をシルバーで塗装します。
今回はつやあり黒→ガイアノーツ スターブライトシルバー→つやありクリアーで塗装してみました。
メッキ調塗料を使いたかったのですが、塗膜が弱すぎてこのあとデカールやら研ぎ出しやらに耐えられるとは思えないので見送りました。
ここでデカールを貼っています・・・が、デカールを貼るには機体に仮取り付けする必要があります。
後述しますが、機体へのはめ込みは非常にキツく、擦るように無理やりねじこむためどうしてもキズがつきます。
そういう設計なのでしょうがないとはいえ・・・。
機体に収めて位置を確認しながらデカールを貼り、また取り外して改めて全体につやありクリアーを塗装します。
3日後、表面を2000番・4000番・タミヤコンパウンド細・タミヤコンパウンド仕上げ目・ハセガワセラミックコンパウンドで磨き上げます。
手順が複雑に感じますが、YouTube見ながら30分くらいでできます。
難点があると言えば小さくて掴みどころが難しいので、どこかへふっとばさないようにってことですかねw
写真をみると、反射したライトがキレイに一本の線に見えるのがわかるでしょう。
最後に、慎重に機体に取り付けていきます。
コクピットは前から入れていきます。
明らかにコクピットのほうがデカいので、接触しそうな部分にマスキングテープを貼って少しずつ押し込んでいきます。
仮に傷がついても目立たない場所になるはずなので、勇気を出してw
と、その前にあらかじめ下の溝にセメダインハイグレード模型用接着剤を垂らしておきます。
コクピットを押し込んだあとでも少し動くのでその隙間から瞬間接着剤を流し込むのもありです。
ただ塗装が完成しているだけに、瞬間接着剤が塗装面に触れて溶けるようなことは避けたいですね。
最後の最後は慎重にいきましょう。
完成!
完成!!
かっけえええ!
雪風のキットの中で最も大きい1/72サイズを買ってよかった・・・。
価格も14,000円と高価ですしレジンキットというやや高い難易度ですが、頑張って作ったかいがありました。
制作期間は約2週間ですが、間に自転車の大会などで作業できない週末もあったので、集中すれば1週間でも製作できるでしょう。
なにしろ本体の組み立て自体はほとんど時間かかりませんし、コクピットも完成済みですからね。
塗り分けがちょっと大変ですが、朝から始めれば夜には終わるレベルです。
3mmのスタンド穴を開けたおかげで飛行状態で展示できるようにしたのも良かったです。
やっぱ飛行機ですから、飛んでる状態で飾りたいですね!
本体はつや消し、そしてキャノピーはツヤッツヤに仕上げることができました。
プラモデルを初めて1年半くらいですが、昔は諦めていたプラモデルを作れるようになって本当に嬉しいですね。