デリカミニのスピーカー交換をしていきます。
Pioneer TS-Z172PRS
carrozzeriaのスピーカーの中でも、ちょっと毛色の違う製品。
ホームページでも「カスタムフィットスピーカー」ではなく「ハイエンドスピーカー」の項目に配置されています。
一般的なカスタムフィットスピーカーよりも、取り付け性より音質を重視して設計されているため、取り付けにはひと工夫必要な場合が多いです。
私はこの前モデルのTS-Z171PRSも使っていましたが、スピーカーのマグネット部のフレームがデカすぎて、ドアの鉄板を切ったりバッフルをたくさん重ねたりしてようやく収めたこともあったり。
ツイーターも大きすぎるので、純正位置に収められない車種も多いです。
このスピーカーは音が非常になめらかなのが気に入っています。
ツイーターの担当する周波数が非常に広いのがまた良いです。
なおデリカミニにはほとんど無加工で取り付けでき、ツイーターは純正位置に入らないのでダッシュボード設置となります。
対応バッフルボード
こちらのバッフルボードを使用しました。
メタルのハイブリッドで、とんでもない強度です。
昔はメタル素材のバッフルボードなんて考えられませんでしたね~。
バラし
人差し指と親指で指しているところに2箇所のネジがあります。
内張りを外す前にガラスを全部下げておくとやりやすいです。
最初にドアミラー裏側のツイーターパネルを手前に引っ張って外します。
次にドア全体の内張りです。
スイッチパネルはヘラを差し込むすき間がないので、まず先に内張りの下側のクリップから少しずつ外していきます。
ある程度外れると内張りが歪んでスイッチパネルにすき間ができるので、そこにヘラなどを差し込んで上方向に引っ張って外します。
心配な人はスイッチパネルの周囲に養生テープを貼っておくと良いです。
スイッチパネルを外すとネジが見えるので、ドアノブのところと合わせて2本のネジを外します。
あとはクリップを全部はずして、内張りを上に持ち上げたら外れます。
スピーカーは反時計回りに回すだけで外れます。
取り付け
ドアスピーカー
助手席側の写真です。
この写真だとバッフルの耳がドア鉄板の凹凸に当たってしまってるので、間違いです😅
バッフルの耳が左上と左下に来るのが正解です。
運転席側はもちろんその反対です。
使用しているネジはバッフルボード付属のネジです。
で、このままだとスピーカーが付きません。
スピーカーの穴が三角形に出っ張っているため、この巨大なスピーカーだとつっかえてしまいます。
鉄板を切るという手もありますがwww
そこで、TS-Z172PRSに付属しているスペーサーを使用します。
10mmオフセットさせるスペーサーです。
プラスチック製なので、余裕のある人は10mm厚のMDFバッフルボードを用意しておくと良いでしょう。
このスペーサーを挟んだうえで、スピーカー裏側の出っ張りが干渉しない角度を探して入れてあげると、取り付けられます!
バッフルのネジ穴は5mmボルト用に対してスペーサーの穴が3mmなので、電動ドリルなどで5mmに拡大します。
あ、そういえば無加工って言いましたっけ・・・。
削って加工すればポン付けです😊
ネジはバッフルやスピーカーに付属するネジだと足りないので、
M5x30mm のネジを用意します。
内装に干渉しないようにできるだけアタマの低いネジが良いですね。
純正スピーカーと並べてみると・・・ギリギリ!
実はネジ頭が内装のスピーカー穴のリブに干渉します。
外から見えない内側なので、当たるところをニッパーとかでちょいちょい切ってしまいましょう。
まあ当たったままでもいちおうクリップはハマって内装は取り付けられるので、めんどくさければそのままでも良いです。
ツイーター
ツイーターは付属のマウントにおさめて、ダッシュボードのこの位置に両面テープで貼り付けました。
運転席と助手席のヘッドレストの間を向くようにしてみました。
スピーカーケーブルは横のパネルをちょこっと切り欠いて通すことにしました。
この辺のパネルは全て引っ張れば外れます。
付属のマウントだとかなり上の方を向いてしまい、音がガラスに反射してキンキンしたり、濁ったり、良い音ではありません。
なんとかしたい!!
そこで、ホムセンで30x40mmのL字金具を買ってきました。
貼り付けたら、ピッタリの角度に!!
やったぜ!
ちょっと雑だけど、まあ良いかな🤣
さっそく音を聴くと、今まではなんだったのかというくらい激変!
やっぱりツイーターの角度って大事ですね。
すっきりクリアに聞こえるようになりました。
ツイーターはこちらの両面テープを使用しています。
超強力ですが、なんと何年たったあとでもノリ跡が残らず剥がすことができます。
とんでもなく高性能です。
ネットワーク
このスピーカーのやっかいなところは、この巨大なネットワークです。
マジでデカすぎて配置する場所に困ります。
私は助手席足元の発泡スチロールを削って収めました。
マットを敷き直すと見えなくなります。
助手席のシートの下に広い空間があるので、一般的にはそこがおすすめです。
私はシート下に外部アンプを入れてしまったので、やむなくここにしました。
配線は純正スピーカー配線を使用するより、カーナビから完全に配線を引き直したほうが早いし音質が良いです。
今回はこちらのケーブルを使用してみました。
しっかりしてて音質は良さそう。
ただ被覆が二重になっていて伸び縮みするので、ちょっと剥きにくい。
15メートルあればちょっと間違っても切りなおす余裕があるのでおすすめです。
ケーブルにはこうやってマスキングテープを巻いて名前を書いておくと良いです!