ついに正式に5月22日と発表されましたね。
私のところにも本申込みメールが届いたので、さっそく本申込みしておきました。
長野県という山の中で5Gを体験できる頃には2年経ってしまってそうなので、5Gなんてまったく必要ないんですけどね・・・。
さて、そんなXperia 1 IIですが、調べれば調べるほど一般受けしないスマホというのがわかってきました。
そこにはソニーの分かる人だけが分かってくれればいいよ、というのが伝わってきます。
とにかくユーザーフレンドリーが叫ばれる昨今、ひとつ間違えばクレームだらけになりそうなスマートフォンの可能性が!?
デジカメ+ケータイの歴史
その前に、デジカメとケータイの歴史について振り返ってみましょう。
かつてのガラケーには光学ズームレンズが付いたり、レンズカバーが付いたデジカメのような見た目をしたケータイが存在しました。
もう伝説です。
今のスマートフォンはただの板っきれになっていますが、昔は奇抜なデザインのケータイが多かったですね。
この頃のガラケーはいかにケータイらしさをなくすかにチャレンジしていたデザインも多く見受けられました。
操作面はケータイで、背面は完全にデジカメそのものというものがありました。
もちろん重いという難点はありましたが、当時の人々は奇抜なケータイをアピールして使っていたように思います。
私も奇抜なケータイをいくつも買い替えていましたね。
スマホ時代になってからはほとんど板っきれのデザインは変わらず、スマホケースで差をつけるのが関の山といったところです。
ガラケーからスマホへガラリと変わった世界でしたが、スマホになってからはどれもどんぐりの背比べというような気がしてなりません。
Xperia 1 IIが一般受けしない要素
一般人を置き去りにする「画素数」
最近のスマホでは6400万画素など、とんでもない時代になってきました。
従来のデジタルカメラの常識では計れない設計です。
昔ながらのカメラおやじの常識としては画素数は高ければいいってもんじゃないと言います。
しかし今のスマホは超高画素のセンサーで、デジタルズームを駆使しつつ、画像処理ソフトによって補正をかけて、美しい写真を撮る時代になりつつあります。
Xperia 1 IIの画素数?
たったの1200万画素です。
単純に画素数だけで見ると、他のメーカーの半分以下で、画質はサイアクなんじゃないかと思ってしまいます。
なにしろ各カメラメーカーはさんざん画素数の大きさをアピールしてきましたから、画素数が高い=高画質という誤解をしているからです。
写真の画質の良さは一般的に、良いレンズとセンサーの大きさと画像処理エンジンの3つによって決定されます。
例えば3600万画素を謳っていてもレンズの品質が良くなければ、センサーに届く光は歪んでしまい高画質な写真になりません。
小さな面積のセンサーを3600万に分割するより、大きな面積のセンサーを1200万に分割するほうが画質に余裕があるというのが従来からの定説です。
またセンサーが受け取った光を写真の形にするのが画像処理エンジンで、このプログラムが悪ければ良い写真になりません。
Xperia 1 IIは良いレンズ・大きいセンサー・良い画像処理エンジンという古典的なカメラの良さを追求したカメラのようです。
一般人を置き去りにする「センサーサイズ」
Xperia 1 IIは3眼レンズスマホですが、そのセンサーサイズが大きな特徴です。
超広角の16mmは1/2.6型。
広角の24mmは1/1.7型。
望遠の70mmは1/3.4型。
この中で広角の24mmは1/1.7型と、5万円以上のコンデジと同じくらいの大きさを備えています。
ただ、センサーサイズって言われても本体の中身に入っていて目に見えないためピンと来ません。
そのためかソニーもほとんどアピールしてません。
調べた人だけが知っていてくれればいいよ、ってレベル!?
コチラのブログを参考にさせていただきました。
面白いのは写真を重視したスマホの中で1200万画素で設計されたものはXperia 1 IIとGalaxyS20の2機種だけのようです。
どのメーカーも4000万だの6400万だの、超高画素になっています。
先程の画素数の話と合わせて検討すると、最新のスマホにおける画素サイズはXperia 1 IIとGalaxyS20がトップクラスという事実です。
はい、画素サイズです。
いろいろ解説してみようと試みましたが、めちゃくちゃややこしくなってしまったので、詳しくはググってくださいw
一般人を置き去りにする「焦点距離」
ここからわかる通り、標準と望遠の焦点距離を変えてきました。
が、わざわざ焦点距離が書いてあるスマホってあんまりないんですよね。
ほかのメーカーだと、光学3倍ズーム!とか書いてあるけどいったい何を基準に3倍なのか書いてなかったり、ズームって言うけどレンズが機械的に動いてズーミングするわけじゃないし、どうにもバカにされてるような気がしてなりませんΣ(゚д゚lll)
どーせ細かく説明してもわかんねーだろ、みたいな。
まあ、カメラマニアでもなければ細かく説明してもわからないんで、当たり前なんですが・・・。
ソニーがこのように3つのレンズの焦点距離を書いても、ピンと来るのはカメラマニアだけです。
でも私はピンと来たので予約しちゃったんですよ!!
そう、ソニーはピンと来る人だけピンと来ればいいよ、って考え方なのかもしれません。
そんなんで商売やっていけるのか不安ですが、マニアはそこそこ多いので大丈夫なんでしょう。
ちなみに新型では16mm、24mm、70mmとマニアならピンとくる数値になりました。
そう、大三元です。
細かくは説明しませんが、大三元なんですよ(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
ま、その望遠のセンサーはあまり大きくないのでどこまで画質が良いかは疑問ですが、それは撮って見ればわかることでしょう。
なお16~23mm、24~69mm、70~200mmの間はそれぞれデジタルズームで補完されます。
標準のセンサーサイズがそこそこ大きいとは言え1200万画素ですから、デジタルズームに頼って大丈夫なのか?と少し心配になります。
ソニーが写真をウリにしてるくらいですから、よほど自信があるんでしょうけど。
一般人を置き去りにする「使いにくさ」
シャッターボタンが、画面にない
もう、ハッキリ言います。
普通の人には使いにくい!
でも一眼レフやデジタルカメラって、画面をタッチしてシャッターを切りますか?
そういうことなんですよ。
ソニーは、これをスマートフォンじゃなくてカメラとして考えています。
しかもシャッターボタンは半押しに対応しています。
これもカメラ慣れした人には嬉しいポイント。
半押しでピントのほかに、AEがロックされるんでしょうかね?
焦点距離の切り替えが、スムーズじゃない
普通のスマホは、広角から望遠までシームレスにズームできます。
でもXperia 1 IIは違います。
いちいち16mm、24mm、70mmで止まるので、切り替えないといけません。
操作性は悪くないように配慮されていますが、シームレスにずーっとズームできません。
これはレンズ交換をイメージしてソフトが設計されているそうです。
まあ超高倍率ズームレンズを使っている人にとってはなんのこっちゃという感じですがΣ(゚д゚lll)
測距センサーがスゴイ
これは一般の人にも重要なところで、ピント合わせがかなり正確になるとのこと。
特に動物の瞳AFなどにも対応しているらしく、ペットの写真などにも有効ですね。
ただ残念ながらこういう機能は撮らないとわからない!
カタログやテレビCMなどで語られるわかりやすい数字で説明できない性能なんですね。
後日、RAW撮影なども対応する
これも一般の人には興味ないし、むしろファイルサイズが大きくなってストレージを圧迫する機能です。
もちろん不要なら機能を有効にしなければいいんですけど。
しかしRAWで現像ができるというのは、私は待ちに待っていた機能です!
スマホでRAW記録ができる機種はそう多くありません。
しかも、メーカー純正で。
Photography Proという各種設定が細かくできるカメラアプリも後日配信されるとのことなので、とても楽しみです。
マニュアルモードで細かく凝った撮影ができるとうのは本当に嬉しい!
もちろんおまかせモードもありますからね。
写真が味気ない
個人的には、サムスンのギャラクシーが広まってからだと思いますが、スマホの写真が大きく変わりました。
それは彩度が高くギラギラした写真で、パッと見ると美しいんだけどしつこい感じがします。
もちろんパッと見て美しいというのは非常に大事ですが、カメラが勝手にそれをやるのは気に食わんというのがマニア的視点w
デジタル一眼で撮影している人は、パソコンに写真データを取り込んでRAWデータを現像して、自分の好みに調整するという人も少なくありません。
少なくとも私はそういうほうで、シーンに合わせて雰囲気を自分で調整したいと思っています。
Xperia 1 IIはそういった方向性になっているとのこと。
先代から大きく進化したから購入を決定
見た目からは想像しにくい、普通の人には使いにくいXperia 1 IIですが、先代のXperia 1からは大きく進化しました。
カメラ性能だけでなく、3.5mmイヤフォンジャック、ワイヤレス充電など、重要な機能を搭載してきました。
私は今やワイヤレス充電のないスマホは買う気にはなりませんから。
イヤフォンジャックは嬉しいですが、あんまり音楽聴きませんから、どっちでもよかったかなw
ワンセグも搭載していますが、そもそもテレビ見ないしΣ(゚д゚lll)
まとめ
Xperia 1 II、なかなかクセがありそうです。
普段から使うスマートフォンにここまでクセがあっていいのか!?と、今更心配になってきましたが・・・Σ(゚д゚lll)
しかもね、縦にデカいんですよね・・・。
21:9という異常に縦長サイズの画面だし。
でも、私はフツーのデジタルガジェットは嫌なんです。
使いにくくても、ちょっと変態なくらいがいい!
そういう意味では、Xperia 1 IIは久しぶりに興奮するスマートフォンになってくれるかもしれません。