#デリカミニ にBLITZのスロコンを取り付け

デリカミニに乗り始めてすぐに気づいた不満点。

それはとにかく発進時の出足が遅い!

ネットで調べてみると、最近の車はアクセルの踏みはじめがとにかく遅いようです。

燃費のためなのか、急加速しないためなのか、アクセルワークがうまくない人のためなのか、とにかく不自然な制御になっています。

しかし出足が遅いからといってグッと踏み込むと、今度はハイブリッドのモーターアシストが急に入って急加速。

何を考えてこんな制御にしてるのかわかりませんが、逆に危ないのでは・・・?

 

というわけで、スロコンで少しでも改善できないか試してみることにしました。

 

デリカミニに適合するスロコンは今のところBLITZ製のみです。

PIVOTのスロコンはルークス・ekクロススペースに対応しているのでおそらく取付可能ですが、正式に適合表に記載されていないため自己責任となります。

 

 

www.morinokuma-san.com

また、後日オプションのSCSハーネスを取り付けてアイドリングストップをキャンセルしました。

 

 

BLITZ スロコン

www.blitz.co.jp

BLITZにはスロコンが3種あり、

  • 簡易版のSma Thro
  • スロットル制御のみのThro Con
  • ブーストアップ機能もあるPower Thro

があります。

 

今回買ったのはスロットル制御のみのThro Conです。

デリカミニ用の型番はBTHB1です。

ネット通販の商品ページにデリカミニと書いてなくても、型番さえ合っていれば取り付けできます。

 

簡易版のSma Throは1万円台と非常に安いものの、手元コントローラーがないので設定変更が面倒で、アイドリングストップキャンセル機能が追加できるSCSハーネスを取り付けることができません。

 

また最高グレードのPower Throはブーストアップ機能もあるものの、デリカミニの4WDは2.2psしかアップしないようであまり恩恵もなさそうだし、エンジンへの負担が気になるので不要かなと思いました。

 

スロットル制御のみのThro Conは手元コントローラーもあり、アイドリングストップキャンセル機能が追加できるSCSハーネスを取り付けることができます。

実はアイストキャンセルは純正スイッチに挟み込むだけのハーネスを使っているのですが、日産のオートACCの影響かドア施錠後3分以内にエンジンスタートするとアイストキャンセルが機能しないことがあるという問題があります。

しかしイグニッション電源を使うThro Conから分岐するSCSハーネスなら、そういう不具合もないのかな?と予想。

なおSCSハーネスはまだ届いていないので、後日取り付け予定です。

 

Thro Conの制御モード

BLITZのThro Conは制御モードが3種類あり、スポーツ・エコ・オートがあります。

ハイブリッド車であるデリカミニ用はスポーツモードがハイブリッド専用のハイブリッドスポーツモードになっているそうですが、具体的にどう違うのかはメーカーHPを見てもよくわかりません。

 

なおPIVOT製のスロコンはスポーツとエコの2種類しかなく、BLITZのオートモードのような複雑な制御はありません。

 

 

BLITZのスロコンにはこのような注意書きがあり、購入を躊躇していました。

オートブレーキホールドは非常に便利な機能なので、これが使えないのは困る。

思い切って買ってみましたが・・・100kmほど試走してみたところまったく問題ありませんでした

どうやら本当に稀に発生する個体がある、ということで念のために書いてあるのかもしれません。

ただ、念には念を入れてブレーキホールドが解除されていないかよく確認しながら走行するのが良いでしょうね。

なおオートクルーズもまったく問題なく使用できました。

 

取り付け

 

BLITZのスロコンに必要な電源はイグニッション電源1本だけです。

イグニッション電源はステアリング下のオプションカプラーのところから使用します。

上記のような電源取り出しハーネスがあれば便利でしょう。

 

 

内容物はこれらと説明書です。

手元コントローラーのほか、集中ユニットのようなものもあります。

イグニッション電源を接続しなければならない以外は、PIVOT製とさほど変わらない内容ですね。

 

 

私は電源取り出しハーネスを利用せず、写真のような加工をして割り込ませました。

すでにディーラーオプションのエンジンスターターなどで分岐オプションカプラーが付いていたので、そこを加工しています。

 

 

アクセルペダルのコネクターを外す前に、ドアを開けて15分以上放置します。

バッテリー端子は外してはいけません。

詳しい理由は取扱説明書に書いてあります。

 

 

こちらがアクセルペダルの根本のコネクターです。

青いレバーがロックなので、これを解除したあとさらに上へ押し上げながらコネクターを引っ張ると外れます。

 

 

そこにBLITZのスロコンの割り込みカプラーを取り付けます。

どちらもカチッとロックされるようになっているので抜ける心配はありません。

もちろんこのままだとアクセルやブレーキに絡んで危険なので配線をまとめましょう。

 

 

ハンドルの下はエンジンスターター、ドラレコ、ETC、そしてスロコンとケーブルだらけ・・・。

スーパーハイトワゴンのおかげでスペースが広いので余裕があって助かります。

 

 

手元コントローラーはとりあえずドリンクホルダーに入れておきました。

しばらく使ってみて、それから固定場所を考えます。

 

実際に走ってみた感想

これはいい!

モードはオート2とかハイブリッドスポーツ7とかがキビキビしてていいかなーって思いました。

 

良くなった点

ノーマルは実質エコモードのような感じで踏み始めはかなり弱めに制御されているようです。

そこでスロコンを取り付けると、最初からグッと加速できるようになりました!

スポーツモードを最大にしたり、オートモード4とかだと強すぎる気もしますが、山道などではちょうどいいかもしれません。

走る場所によって設定を変えるのもいいかもしれませんね。

 

変わらなかった点

スロットル制御は変わりましたが、もちろんCVTの制御までは変えることはできません。

発進時にいくら踏み込んでも、CVTの変速のタイムラグだけはどうしようもありません。

そのためどうしてもアクセルを踏み始めてからのわずかなタイムラグは残ってしまいます。

これは変速ショックを押さえた乗用車ならではのCVT制御のせいかと思います。

また、ハイブリッドのモーターアシストの制御も変わっていないので、昔の車のように完全になめらかな加速はできません。

唐突にモーターアシストが入るのはしょうがないですね。

 

総括

CVTやハイブリッドの制御の問題もあり100%改善はされませんでしたが、もっさりとした電制スロットルの制御は改善されました!

買ってよかったです

 

 

ちなみにBLITZの適合表に書いてあるブレーキホールドが解除される場合があるという記述ですが、とりあえず100km走ったところではそういう問題は起きませんでした。

本当に極稀にそういう現象が起きる個体があるのかもしれません。

 

 

ところでステアリングヒーターのスイッチ、かなり下の方にあって押しにくそうなので移設するのも良いかも?