※こちらのリンクは豪華なエフェクトパーツ付きです。
※今回製作したのは付属品なしのタイプです
今回は初めての軍艦プラモでレジンアートを作ってみました!
軍艦を作るなら、せっかくだから水の上に浮かべたようなアート作品を作ってみたい!
前回、実験がてら水深の浅いレジンアートを作ってみましたが、今回は大量のレジンを使用するため、果たしてうまくいくか不安でした。
しかし高品質なエポキシレジンを使用したら簡単に製作することができました😊
キットレビュー
写真を見ると、非常に精密にできているのがわかります!
これが基本的には塗装も接着剤もなしに組み立てられるというのですから驚きです。
このキットのスゴイところは、船の胴体部分に合わせ目が出ないところです。
小さなキットとは言え、非常に細かなディテールが入っているのにワンパーツで成形しているのはあまりにも驚きです。
フジミによれば、たとえデフォルメでも手を抜かず精密さにこだわったとのこと。
ちなみにパーツの切り出しの際は、確実に説明書の表記を見ながら切り取る必要があります。
見分けがつきにくいパーツが2種類入っているので、うっかり間違えると面倒です。
特に前甲板は2種類あるので注意です。
初心者むけにリアルシール、中級者向けに水転写デカールが付属します。
こういう配慮も嬉しいところ。
手軽に作りたい人にも、本格的に作り込みたい人にも配慮されているのが良いですね。


スクリューなど、一部パーツは色を塗る必要があります。
とは言え、マーカーなどでちょちょいと塗ればあっという間です。
その他にも、エントツや砲身のカバーなどごく一部を塗ると良いでしょう。
6時間ほどかけて、完成!
一部のパーツは外れにくいように念の為に接着しました。
こんなに小さくデフォルメされているのに、非常に精密なパーツを組み合わせていくので軍艦のプラモを作っているんだ!という気分が最高でした。
飾る場所に困らないのもうれしいキットですね。
まずはウェザリング
今回は軽めのウェザリングにするため、全体をつや有りクリアーでつやっつやにコーティングしたあと、ウェザリングカラーをびしゃびしゃに塗りました。
つや有りクリアーだとウェザリングカラーを弾くので、奥まった部分のみ残って表面にはほとんど汚しが残りにくくなります。
軍艦と言えども基本的に船乗りは常にキレイにしていましたから、よほど近くで見なければそこまでサビだらけということはなかったと思います。
仕上げにつや消しトップコートを塗装して、陽炎は完成です。
軽いウェザリングだけで一気に渋くリアルに見えるのが良いですね!
高透明樹脂 デブコンET
今回も透明レジンはデブコンETを使用しました。
2液性の透明エポキシレジンと言えば、誰もが悩むのが硬化しない・気泡が大量に出る、というもの。
しかしどちらもデブコンETのような高品質なものを使用すればほとんど問題ありません。
特に気泡の抜けは非常に素晴らしく、普通に撹拌して、注いで待っている間にほとんど気泡が抜けてくれます。
デブコンETの使用方法
混合比は説明に記載されている主剤2:硬化剤1を必ず守ります。
たまに硬化剤を少なめor多めにするとどうなるの?という質問がありますが、比率をはずれると硬化しなかったり、硬化後に劣化が早かったりします。
そのため必ず比率を守るようにしましょう。
撹拌の際は普通にぐるぐると10分くらいしっかり混ぜます。
30分~1時間はサラサラのままなので、あわてずじっくり混ぜましょう。
ここで撹拌が不十分だと、硬化しなかったり硬化後にもやのように残ります。
着色の際はアマゾンなどで売っているレジン着色用の顔料で良いですが、大量に混ぜないよう数滴くらいにしておきましょう。
十分に色がつきます。
今回は海っぽくするため、青と緑を混ぜてみました。
撹拌ができたら気泡がある程度抜けるまで5分~10分ほど放置します。
ある程度気泡が抜けたところで型にゆっくりと注入していきます。
この時気泡が入ってしまいますが、注入後に抜けていくので心配いりません。
ここで気泡を抜けやすくするためにドライヤーなどを使用したくなりますが、あまり推奨されていません(説明書にもそのような記載はない)
というのも、エポキシレジンは液体の状態では可燃性があり、硬化中に熱が発生するため、ドライヤーやエンボスヒーターなどで加熱しすぎて煙が出たり発火したという事例があります。
また熱を与えると硬化が促進されてしまうため、ドロドロになって気泡が抜けにくくなります。
逆に冷やすと硬化は遅くなりますが、最終的に表面がべたつく場合があるということです。
硬化は、次の作業ができるのが12時間後とのことですが、実はこの時点で完全硬化はしておらずややべたつきがのこっています。
完全に硬化するのは3日以上かかりますので、慌てずじっくり待ちましょう。
今回は2層にわけて注入しました。
2層とも2~2.5cmほどの厚みで注入しました。
缶の説明には3cmまでと記載されていましたが、そのとおり3cmの厚みでも硬化熱で溶けたり収縮したり変形したりといったことはありませんでした。
この写真の時点では注入直後のため1層目と2層目の境目がちょっと目立ちますが、3日以上経過するとだいぶなじんで目立たなくなりました。
2液性レジンはしっかりと硬化時間をとることが必要なのですね。
完成
完成~!
底には金魚用の石を入れてみました。
中に魚のおもちゃを泳がせてもいいかな~と思いましたが、ごちゃごちゃしそうなのでやめておきました。
また水面に波を表現するのも良いかと思いましたが、ぷかぷか浮かんでいるかわいさを表現したかったので、水面はそのままにしました。
しかしレジンの使用量がなかなかエグいですね~~~🤣