【DIY】ノーマルマフラーでも効果を体感できる!ZX-25Rのラムエアインテークダクトを加工してみた!

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カッコいいぜZX-25R!!

 

しかもめちゃくちゃ速いし、何よりクォーターマルチの気持ちよさ!!

なにが気持ちいいって、吸気音が最高に気持ちいいんですよ!!

もうたまらねえぜ。

 

ゼロ円でパワーアップできるのインテークダクト加工

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おや・・・ラムエアインテークの入り口の様子が・・・?

 

なんと、ZX-25Rのラムエアダクトの入り口には封印が!!

開口部を大きく絞っています😭

これはあまりにも激ダサですし、もちろんパワーダウンですし、吸気音もしょんぼりです。

 

しかしこれを加工すると・・・ゼロ円でパワーアップしちゃうんです!

 

って、このブログを見ている人は知ってて見ているんでしょうから、今更ですねw

さあくだらないことはさておいて、作業の様子をご紹介します。

 

分解編

これを見ればパーフェクト

www.kameya-takanabe.com

 

分解の方法は上記のブログとYou Tube動画をご覧ください。

もうこの動画があればパーフェクトに分解できます

 

が、いちおう私も写真撮ったのでカンとコツのいるところをピックアップして紹介します。

 

写真で紹介

私は写真で紹介していきたいと思います!

 

ミラー、スライダー、スクリーンを外す
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ミラースライダースクリーンを最初に外します。

スライダーは見えている2つのネジを外してKawasakiの文字の化粧プレートを外し、その奥に固めに締まっているボルトが隠れています。

スライダーを外さなくてもカウルを外せなくもないですが、外したほうがラクです。

スクリーンは長めのネジ4本と、短めのネジ2本で構成されているので、どのネジがどこに付いていたか忘れないようにしましょう。

 

外したネジやリベットは箱やなんらかのフタなどに入れ、なくさないようにしましょう

最後に組み立て終わったあと、ネジが余っているかどうかをチェックできます。

 

 

使う工具はこういうセットで十分です。

ホイールなど重要な部分には適しませんが、カウルの付け外しくらいならぜんぜんオッケーです。

このセットのポイントは、ドライバーの柄が入っていることです。

 

インナーカバーを外す

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カウルの内側をぐるっと囲っているインナーの風防を外します。

小さなプッシュリベットがいっぱい付いているので、ちまちま外します。

先程のYou Tube動画でも解説されていましたが、中心をぽんと押すと抜けてきます。

フロントフェンダーにタオルをかぶせておくとキズがつきにくくて良いと思います。

なお私はドラレコのケーブルを固定してしまっているので、完全には取り外せませんw

バイク各所に使われている小さなプッシュリベットはすべて同じサイズなので、トレイにまとめてしまっても大丈夫です。

 

アンダーカウル左右を外す

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アンダーカウルは基本的に見えているプッシュリベットやネジを外すだけですが、ヘッドライト下のネジやスライダーの根本のネジを見落としやすいので忘れず外します。

その前にウインカーコネクターを外しておきましょう

暗がりでわかりにくく、コネクターがめちゃめちゃ固いので、慎重に外します。

メス側カプラの爪を押すか、オス側に精密マイナスドライバーを差し込んで爪を浮かせるかしてやると、うまくいけばスポッとかんたんに抜けます。

 

アッパーカウルを外す
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アッパーカウルはヘッドライトごと外れます

落とさないように気をつけましょう。

上にプッシュリベット、側面に見えているネジがありますが、写真の矢印のところにボルト・ナットが隠れています。

M10ボルトですが、普通のラチェットハンドル用ソケットだと入らないので、板ラチェットかスパナがあると良いでしょう。

ボルトとナットの組み合わせなので、M10のレンチ二刀流でやりましょう。

 

こういうやつ・・・を持っていたんですがどこかにいってしまいました😳

う~ん、どこへ行ってしまったのか・・・w

 

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アッパーカウルごとヘッドライトを外すと、またしてもコネクターが登場するので、カウルを落っことさないように注意しながらコネクターを外す必要があります

矢印の爪を押し下げると外れ・・・たような気がします。

小さめのマイナスドライバーを軽く突っ込んで爪を浮かせつつ、コネクタを上手に抜き取りましょう。

幸いながら、ヘッドライト二灯なのにコネクタは1個なので、助かります。

 

サイドガーニッシュ?を外す

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黒・白・赤カラーで言うところの、サイドの白いカバーのことです。

ボルトでいっぱい止まっているのでちょっと面倒です。

分解しているとわかりますが、昔のレーサーレプリカと違ってあちこち複雑に組み合わさっているので、設計するの大変だろうなーと思いますね。

しかもあちこちに電装部品やインテークダクトなどがはみ出しているので、ネイキッド版を設計するの大変そうです。

はみ出している部品を可能な限り収めて、最低限の化粧パネルで隠すようになるんでしょうけれど。

 

最後にインテークダクトを外す

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エアクリーナーボックスの手前で、ホースバンドで締め付けられて固定されています。

六角のビットをしっかりさしこんで回転させましょう。

ネジを抜ききってはいけません!

ダクトを軽く引っ張って抜ける程度までゆるめばそれでOKです。

 

加工編

入り口の加工

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入り口はこんな感じになっています。

改めて見るとかなり口が小さく絞り込まれていますね~。

 

 

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網は挟まっているだけなので、網を曲げないよう気をつけながらひねって外します。

 

 

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アッパーカウルの口にあてがいつつ、カッターナイフで切り込んでいきます。

どうせ暗がりで見えにくい部分なので、適当でOKです。

できればゴミが吸い込まれないように切りカスはちゃんと切り落としておくとなおグッドです。

まあ吸い込まれてもエアクリーナーで止まるので関係ないですけどね。

 

ダクト終端の加工

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エアクリーナーボックスにつながっている部分です。

妙に絞り込まれていますね。

これらの絞り込みによって、パワー特性のコントロール・吸気音をほどほどに、などの制御をしていると思われます。

 

 

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ホースバンドが締まる部分から1cm程度余裕を残してカットしました。

ナナメの部分を切るとちょうど良いくらいです。

 

 

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これで入り口のゴムの加工、終端の絞り込みの加工が完了しました。

やっちゃいましたね~。

も~お~、も~どれ~な~い~♪

 

        '``・ 。
             `。
       ,。∩          もうどうにでもな~れ
      + (´・ω・`) 。+゚
      `。 ヽ、  つ ゚
       `・+。・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。゚
        `・+。・ ゚

 

まとめ

最終確認

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もとあったようにネジを付けておしまいです。

ここでネジが余っていたらやり直しですw

 

ここで灯火類の点灯確認を必ずしましょう

 

バイクの教習所で習った日常点検のアレです。

こういうとき意外とウインカーやヘッドライトのカプラーを付け忘れますから、必ずチェックしましょう。

ちなみにヘッドライトはキーONではなく、エンジン始動で点灯します。

 

走ってみた!!

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YABEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!

 

興奮しすぎて鼻血出るかと思ったわ・・・。

 

7千回転前後が一番気持ちいい

 

しかもフル加速とかじゃなくて、巡航中とか、ハーフスロットルから少し開け足した時が一番気持ちいいです。

この7千回転前後の音が特にわかりやすく暴力的にヴォオオオオッ!って感じになりました。

興奮しすぎてうんち出るかと思ったわ・・・。

 

もちろん音だけじゃなく、7千回転前後のスロットルのツキの良さもアップしました。

今までと同じ間隔でスロットルを開け足すと、今までよりグイッと加速する感じ。

 

なぜだ

それはラムエアインテークの仕組みにあるようです。

 

ラムエアとは走行風を利用して大気圧以上の空気をエアクリーナーボックスに押し込んでわずかな加給の効果でパワーアップを狙う仕組み・・・って、いったい何km/hで走るとブーストが得られるんだ!?

正直、エアクリーナーもあることだしこれは眉唾なんですよねー。

少なくともブースト効果は一般道のツーリングではまったく効果がないんじゃないかと疑ってます。

 

が!

 

ラムエアインテークの無いバイクの場合👇

エンジンが吸気するとき、エアクリーナーボックス内の空気を吸い込みます。

そうするとボックス内は負圧になるので、入り口から空気が流れ込みます。

つまりスロットルを開けている時、ボックス内は常に負圧になっていていつも空気が足りていない状態と言えるわけで、そこからさらにスロットルを開けようとするとますます空気が足りなくなります。

さらにボックスの空気取入口はエンジンのシリンダーヘッド周辺にあり、遮熱しているとは言え生ぬるい空気を吸い込んでいることもしばしば。

 

そこで!

 

ラムエアインテークのあるバイクの場合👇

ラムエアインテークでエアクリボックス内に常に空気を押し込んでいれば、いつスロットルを開けてもボックス内は空気が満タンなので、スロットルのレスポンスが良い!ということになるのでは!?

さらにアッパーカウル前面から新鮮で冷たい空気を吸い込むため、より出力が安定します。

つまり一般道におけるラムエアインテークの効果はスロットルレスポンスの向上にある!と言えるのではないでしょうか。

 

 

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ちなみにやたらめったらダクトがデカければ良いというものでもなく、このように入口がやや広く、出口(ボックス差込口)がやや狭い形状にも意味があります。

カーマニア、バイクマニアおじさん大好きなベンチュリー効果ですね!

こうすることで流速が速くなり、よりエアクリボックスに空気を押し込みやすいというわけです。

 

今回の加工では、入り口も出口も同時に拡大しているのと、ダクトパイプそのもののベンチュリー効果はそのままなので、問題ないはずです。