ドールというのはどうしても関節があるのですが、写真に撮るとけっこう目立ってしまうんですよね。
関節もふくめてこそドールだ!というのも最もですし、私も普段は関節を消したりしません。
ただ、この写真をなんとなく現像をしていたら、どうにもヒザ関節が気になる!
というわけで、Photoshopを使って関節消しをしてみました。
まずは投げ輪ツールとかで囲う
作業前に、元画像のレイヤを選択してください。
もしかしたら塗りつぶしツールの画面の「全レイヤーを対象にする」なら関係ないかもしれませんが、確認するの忘れたのでw
そしたら投げ輪ツールで囲ってください。
ここではかなり大きめに囲っていますが、もっと範囲を小さめに囲うほうが良いかもしれません。
どのくらいの範囲を囲うと上手くいくかはその時どきで違うので、いろいろ試してみてください。
コンテンツに応じた塗りつぶし
伝家の宝刀「コンテンツに応じた塗りつぶし」
わりと最近のアップデートで劇的に使えるようになったと評判のこいつです。
観光地とかで人間がいても、これで消すことができます。
もう人がどくのを待つ必要はないらしいです。
微調整
このツールは関節を消すためのツールではないので、そのままではうまくいきません。
左が調整画面、右が調整結果の画面になっています。
この作業はけっこう処理が重いので、パソコンのスペックが低すぎるとエラー落ちするかもしれません。
まず緑がサンプリングしないエリアになっていて、緑じゃないところをサンプリングして選択範囲に反映する仕組みになっています。
この状態だと、スカートの青や芝までもサンプリングするようになっているので、右の結果画面では関節に芝が適用されてしまっています。
そこでサンプリングしたくない範囲を塗りつぶしました。
これで肌色だけをサンプリングして塗りつぶすようになります。
おなじ肌色でも、しっかり日が当たっていて明るい部分もサンプリングしないように緑で塗りつぶすと良いでしょう。
これはわりとザックリでOKのようです。
どうでしょう、ものの数分で終わりました!
慣れるまではツールの操作がわかりにくいですが、慣れてくるとサクサク作業できます。
状況によってはコツや応用が必要になるので、何度かトライ・アンド・エラーもしたほうが良いでしょう。
さあ、ちょっと拡大したくらいじゃヒザの関節はわからないと思います!
少なくともヒザをつぶさに拡大してチェックする暇人はいないので、このくらいの出来栄えでもわからないでしょうw
ちなみに私は手首はあまり気にならないのでそのままにしています。
ついでに手首もやってみた
サンプリングにちょっとコツがいりますが、手首の球体も思ったよりなんとかなったかも!!
最初に投げ輪で囲う範囲にコツがいるようです。
塗りつぶしツールにも投げ輪は用意されているので、囲う範囲をあとから調整したりできます。
球体の場合は光の当たり方が球状になってしまうので、ブラシツールやスタンプツールで影の位置を微調整してあげたほうが良さそうですね。
まあ拡大して見ると少し気になりますが、写真全体を見ればそれほど気にはならないものです。
というわけで、Photoshopの新機能で思った以上に効果があることがわかりました!