ウチのエクリプスクロスは、冬用に純正18インチで、夏用は初期型アウトランダーPHEV用のホイールにしてます。
最近の純正ホイールはカッコいいですね~!
以前まで乗っていたクルマでは純正ホイールはすぐに叩き売っていましたがw
社外ホイール至上主義だった私もついに純正ホイールで過ごしています。
重いけど。
さて、東京でも大雪となった2020年の3月29日(日)。
南信州ではなぜか雪の「ゆ」の字もなくただの大雨でした。
さすがにもう雪も降らないでしょうから、夏タイヤに交換しました。
そんなタイヤ交換にまつわる、慣れてる人でも意外に見落としがちなポイントを紹介したいと思います。
タイヤ交換のワンポイント
ジャッキはパンタジャッキでもいいけど、グリスアップしよう
油圧ジャッキいちいち買うのもな~ということで、車載されているパンタジャッキを使う方もいると思います。
ちょっぴりめんどくさいけど、パンタジャッキにも利点はあるんですよ。
油圧ジャッキはらくらく上がるものの、下げるときにガクンと下がってしまうという難点があります。
それに対しパンタジャッキはクルクルゆっくり降ろせるというメリットがあります。
そんなパンタジャッキですが、グリスアップしないと大変なことになります。
ネジ部分や、ギアがかみ合う部分、擦れるピボット部などです。
特にネジ部分はグリスアップしないと、ネジがカジリついて動かなくなります。
グリスアップすることでスルスル回るようになり、パンタジャッキは力がいるというイメージが覆されるほど快適になりますよ!
こだわりの工具じゃないからテキトーでいいやと思いがちですが、メカモノはグリスアップが命!
激安工具でも、メンテ次第で快適に使えます。
激安クロスレンチでもチョー便利
パンタジャッキを使っている方でもクロスレンチを持っている方は多いと思いますから、今更かもしれませんけどね(;^ω^)
純正レンチと違ってクロスレンチは両手で力が入れられるので、楽になりますね。
それにクロスレンチを回転させてシュルルーと一気に回せるのも便利です。
お、エーモンのクロスレンチがタイムセールになってる。
安いなー。
む、1本にまとまるクロスレンチが2千円台とは安い。
私は先ほどのエーモン製のような激安クロスレンチを使ってますが、こういうコンパクトにまとめられるクロスレンチがずっと欲しかったんですよね。
サーキットに行くときも、クロスレンチって妙にかさばって邪魔だったんですよねw
ホイール取り付け面やボルトを清掃しよう
たまにしかしないタイヤ交換ですが、めんどうなのでそのまま夏用タイヤを取り付けがちです。
軽くパークリを吹いて、真鍮ブラシで取り付け面やネジを清掃するだけで長持ち度が違います。
ただしホイール取り付け面がサビるのはブレーキローターと一体成型の鉄でできているからで、当たり前のことです。
ムキになってサビを完全に除去する必要もなければ、錆防止にオイルを塗ったりするのはやめましょう( ゚д゚)
ちなみに私が手に持っているのはホイールスペーサー。
今までカスタムカー乗りの最後の見栄で取り付けていましたが、純正ハブと純正ホイールがかみ合わないという難点もあることから、ついに取り外すことを決断。
外したおかげでハブとホイールがピッタリハマり、取り付けも楽々になり、安全性も取り戻しました。
そもそも車高が高いので、ホイールスペーサー1枚ごときではたいして見た目も変わりませんしね(;^ω^)
このようなブラシセットを買っておくと、いろんなことに使えて便利です。
ハブまわりを清掃するときは真鍮ブラシを使用しましょう。
ステンレスブラシを使うと、鉄のほうが柔らかいためハブまわりに傷を作りやすくなります。
金属ブラシで清掃するときは、母材の材料との兼ね合いを考えて選択することが大事です。
ナットは最初は手で入れよう
最初からクロスレンチにナットをはめて回している人、いませんか?
もし斜めに噛みこんだまま工具で回してしまうと、ボルトもナットもズタズタになってしまう場合があります。
私は以前フルバケットシートを取り付ける際に、最初から工具にボルトを付けて締めこんでいったら、いつのまにかボルトもナットもダメになってしまい、修理するハメになったことがあります。
慣れてる人ほど、めんどうなのでついやってしまう可能性があります。
クルマのボルトナットくらい大きければいいんですが、ロードバイクなどの小さなネジは特に注意が必要です。
ネジが小さければ小さいほど、ささいなトルクで噛みこんでしまいますからね。
できる限り最初は手で回しておいて、カジリのないことを確認してから工具を使用しましょう。
どうしても工具にネジやナットを付けてからじゃないと回せない場所は、カジリがないか手ごたえをよく確認しながら回し始めるのがコツです。
トルクレンチは楽をするために絶対必要なアイテム
トルクレンチって、プロ用の工具と思っている人はいませんか?
高額なものというイメージを持っている人もいるかもしれません。
実は、我々素人が楽に作業するために必須と言っていいアイテムです。
純正レンチにしろクロスレンチにしろ、どこまで締めれば良いか手ごたえだけでわかる人がどれほどいるでしょうか。
このくらい締めればOK?もうちょっと?締めすぎ?と悩みながらやることになってしまいます。
私も昔10年くらいはクロスレンチだけでやっていましたが、毎回どのくらいまで締めればいいのかわからず、結局力を込めてギューギューやっていて疲れるだけでした。
ちなみに緩いとホイールが脱落してしまいますが、キツすぎると今度はナットが固着したりネジ山を破壊して高額な修理費になる場合があります。
トルクレンチの締め付け強さをあらかじめセットしておけば、あとはカチンと音が鳴るまで締めるだけでOK。
悩む必要も、不安になることもありません。
トルクレンチを買ってからは悩む必要なくカチンカチンとやるだけでさっさと終わりるようになり、俺の10年間はなんだったんだという気持ちになりましたw
もう5年以上は使ってますが、トルクレンチなしではタイヤ交換したくないですね。
私が使っているのはこのタイプ。
ケースが付いているので保管に便利です。
ちなみにトルクレンチはナットを緩める用途には使えませんし、使ったら狂ってしまいます。
あくまでも最後の仕上げだけに使いましょう。
使うときのコツは、ヘッドにかるく手を添えて、グリップの部分をしっかり持って音が1回鳴るまで締めることです。
トルクレンチはグリップの部分に力を入れることで設定値になるよう設計されていますので、短く持ったり遠く持ったりすると狂ってしまいます。
あとは一般的なコト
- ジャッキは急に落ちることがあるから注意しよう
パンタジャッキも油圧ジャッキも、あくまで車を持ち上げるだけのものです。
ちょっとしたクルマの揺れで簡単に倒れてしまい、クルマが落ちてくることもあるので十分に注意しましょう。
慣れている走り屋などは、ジャッキをかけたあと外したタイヤをクルマの下に入れる人が多いですよ。
- タイヤを替えたら空気圧を調整!
ロードバイクよりは空気圧が下がりにくいものの、それでも1か月に1度は点検したほうが良いです。
高速道路での事故原因の上位に、空気圧不足によるバーストがあるそうです。
100km/hで走行中にタイヤが破裂したら、コントロールできるのは片山右京くらいか!?
- 100㎞程度走ったら締め付け確認
まあほとんどの場合は大丈夫なんですが、一般的に推奨されています。
なぜなら締め付けたばかりのボルトやナットは、一定程度走行すると振動で緩んでしまうからですね。
そのあとトルクレンチでもう一度増し締めしておくと、あとはその状態が保たれるということです。
ロードバイクなどは特にすべての部品が付け外しを前提にしているので、こまめな締め付け確認が大事ですね!
あくまでも締め付け確認であって、その都度さらに強く増し締めしていくとどんどん締めすぎてしまうので注意したいですw
まとめ
クルマを買ったばかりのころは金がなくて、純正のパンタジャッキでもなんでも使っていかに金をかけずにイジるかばっかり考えてました。
まあ工具にお金をかけず、工夫しているうちにいろいろ勉強になったのも確かです(;^ω^)
カメラやロードバイクでもそうですけど、どうせ良いものが欲しくなるから最初から一番良いものを買ったほうが良いという意見もあります。
でも私はあえてグレードの低いものから始めるのは十分にアリだと思っています。
低いグレードから中程度、中程度から高級品へと替えていくことで、その価値がよりわかるからです。
最初からデュラエースを組んでいたら、デュラエースが105よりどれほど良いものなのかわからないでしょう。
まあ105だってかなり良いコンポなので、私にデュラとの違いがわかるかはわかりませんが( ゚д゚)