初代E-M1を未だに使ってます!
基本的なところは大きな不満はないんですけど、バリアングルモニターがないのだけが不満ですね。
それまで使っていたE-620やE-5はバリアングルモニターだっただけに、初代E-M1はチルトモニターのため超ローアングル/ハイアングルでの縦撮りに難点があります。
横撮りに関しては別に問題ないんですけどね。
ただ、バリアングルモニターは側面に張り出すカタチになるため、ボディにフィットするアルカスイス互換のL型ブラケットを付けてしまうと使えなくなるという話も聞くため、良し悪しだなあと思ってしまいます。
OLYMPUS E-M1 Mark3
イマサラ初代との比較をしてもなんなので、E-M1 Mark2との比較をしてみたいと思います。
全ての機能ではありませんが、個人的に特に気になったポイントをピックアップします。
イメージセンサーが使い回し
デジイチの基本となるイメージセンサー。
残念ながらMark2と同じものです。
OLYMPUSはMark2で実績があるとか言っているみたいですが、要するに新型センサーを開発する力がないってことですよね・・・。
フラッグシップ機の新型なのにイメージセンサーが2016年に発売されたMark2の使い古しというのはどうなんでしょうか。
そのためマイクロフォーサーズの弱点である高感度の性能に関して、今回は一切アピールしていません。
それはそうです。
イメージセンサーが使い回しなんですから。
手ブレ補正が進化した
Mark2はボディ単体で6段分、対応レンズで6.5段分の手ブレ補正でした。
Mark3ではボディで7段分、対応レンズで7.5段分の手ブレ補正になりました。
これは世界最高の手ブレ補正です。
高感度性能に弱点があるマイクロフォーサーズですが、感度を上げなくても強力な手ブレ補正で暗い所でも撮れるというわけですね。
ただしシャッタースピードが長いわけですから、動くもの(人物など)を室内で撮るにはやはり向いていません。
画像処理エンジンが新型に
まあこれは当たり前なんですがね。
星空AF
星空をオートフォーカスでピント合わせするのは普通はできません。
なので星空を撮る場合はほとんどの人がMFで微調整しています。
しかしMark3では星空さえもオートフォーカスでピント合わせができるようになったとか。
USB Type-C PDを装備!
ようやく!
Type-C端子から充電したまま撮影ができるようになりました。
さらにPD規格に対応しているため、PD対応充電器なら高速な充電が可能になりました。
これの何がスゴイって、PD対応モバイルバッテリーを持っていれば予備バッテリーも専用充電器も持ち歩かなくていいってことなんですよ!
モバイルバッテリーはノートパソコンやスマートフォンの充電のためにいつも必要なので持っている人が多いでしょう。
旅行の時には邪魔な予備バッテリーも専用充電器も持っていかず、モバイルバッテリーでこまめに充電していればバッテリー切れに悩まされることがありません。
もちろん、長時間露光などでバッテリー容量が足りなくなってしまうような時にも、充電したまま撮影すればバッテリー切れも防げます。
バッテリーそのものはMark2と変わっていません。
バッテリー容量は1720mhAです。
今の時代、もう少し大きくてもいいのでは?という気もしますけどね。
まあ毎回毎回バッテリーが新型になっていては、既存ユーザーのお財布がキツすぎるのでこれは良いことかもw
ジョイスティック?を装備
キヤノンなどでは昔から搭載されてきましたが、ようやく搭載されました。
撮った画像を再生している時やAFターゲットを選択したいとき、ナナメに動かせます。
フツーだろ!って感じですが、オリンパスは今までそれができませんでしたw
タッチパネルなので、それで操作ということは前からできたんですけどね。
Bluetoothに対応!
Wifi接続については便利でしたが、繋がるまでにちょっと時間がかかったりしてもどかしい感じがしていました。
Bluetoothならもう少し早いんでしょうかね?
ただしBluetooth接続では画像閲覧・転送のみとなっていて、カメラコントロールはできません。
PCとカメラをWifiで繋げられるようになった!が?
Mark2まではPCとカメラをUSBで接続することで、カメラをフルコントロールできました。
スタジオ撮影などで使われる機能ですね。
これがついにWifiでコントロールできるようになりました!
ん?ホントか?
これを見ると、もしかしたら撮影画像を転送するだけ・・・?
びみょ~~~~!
まとめ
正直、Mark3!!!というほどのもんか?という気がしてなりません・・・。
あまりに小改良すぎて、既存のMark2ユーザーでないと気づかない機能ばかりのような気がします。
というか、撮影スタイルによっては全ての使い要素がまったく意味のないものになりますね。
イメージセンサーが新型になって高感度アップ!というならほとんどの人に恩恵があるはずですが。
このお茶を濁したような新型機でまた4~5年保たせようというんですから、なかなかキツい。
E-PLシリーズも完全に迷走していて、ほとんど何も進化しないまま数世代たっています。
オリンパスは株主総会などで、カメラ事業からの撤退を求める声も以前から出ています。
医療用光学機器などがメインの仕事ですから、まったく畑違いの仕事ではありませんが、それにしてもこのようなていたらくが続けばファンが離れて行ってしまう可能性は否めません。
マイクロフォーサーズはいろいろ弱点はあるものの、ボディだけでなくレンズも小型なので持ち出しやすいという大きな利点があります。
そういう利点がわかっているので、オリンパスはフルサイズセンサーは絶対にやらない!と言っているそうです。
私としてもいまさらフルサイズセンサー機が出てきても、それに対応する巨大なレンズを持ち歩く気にはなれませんからね。
自分の撮影スタイルに合っているこのマイクロフォーサーズが消えてなくなってしまうことがないよう、祈ります(ヽ´ω`)