皆さんはサイクリングに出かける前にチェックしていることって、ありますか?
サイクリングは屋外を走るため、いろんな要素によって「走りやすい・走りにくい」が左右されてしまいます。
どんな状況でも対応できるようにするためにあえて調べない!というのもひとつの選択です。
私のような週末ローディは楽しいサイクリングを目的としていますから、できるだけ快適な条件で走りたいと思っています。
そのためには、いくつかの重要なポイントがあったりします。
今日はそのあたりを紹介してみたいと思います!
ロードバイクで走る前の大切なこと
まずは一般的なポイントから
気温
気温は当然ですね。
今日一日どんな気温なのか。
朝は何℃で、昼は何℃まで上がり、夕方は何℃まで下がるのか。
何℃くらいならこんな服装というように自分の中である程度の定番を作っておけば、走り出すときに悩まなくて済みます。
暑さ寒さの感じ方は人それぞれですから、自分にあった装備を選ぶために何度も走る必要がありますけどね。
天気
天気も誰もが気にすると思います。
たいていの人は雨の中走るのを嫌うと思いますから、ほとんどの人は天気予報を見ていますよね。
雨のほうが好き!っていう人も中にはいますけど(;^ω^)
目的地
今日は○○のお店まで行こうかな!とか○○峠を走りに行こう!とかいう目的地はたいていの人が決めるはずです。
本当に何も決めずに走るというのも面白そうですが、少なくともどっち方面に走るかくらいは決めるのがほとんどじゃないでしょうか。
忘れがちな、大切なポイント
ここからが本題です。
上記のようなポイントは誰でもあらかじめ調べていると思いますが、ロードバイクに限らずサイクリングをする上ではもう少し下調べしてから出発しておいたほうが良いことがいくつかあります。
それらを調べておくだけで、当日だけでなく今後のライドでも役立つことは間違いありません。
風速・風向を調べよう
今日は風が強いとか弱いとか、出発前には分かりますがその後の風速や風向きって調べていますか?
多くの天気予報サイトでは、その日の1時間ごとの風速・風向の予報が出ています。
風というのは地形に左右されやすいので必ずしもその通りになるわけではありませんが、その地域の大まかな様子は分かります。
行きと帰りの時間帯はどのくらいの強さの風なのか、どっち向きに吹くのかを知っておきましょう。
朝は穏やかでも午後に9mもの強い風が吹くことが分かっているなら、午前中だけ走るようにするという計画が立てられます(9mともなると自転車が流され危険)。
帰り道に3mの向かい風の予報がでていたとしても、あらかじめ知っていれば精神的な余裕が持てますし、向かい風で時間がかかることも予想できます。
個人的な体感ですが、3~4mくらいの向かい風ではなかなか進まず、横風では自転車がフラつきやすく、追い風では体験したことのないスピードが出ますw
5mを越える風ではどうしても走らなければならない事情がなければ、走らないほうが良いと私の中では決めています。
獲得標高でコースを決めよう
獲得標高とは、コースにある坂道の標高差を全て合計した標高差のことです。
主に自転車の専門用語みたいな感じで使われているみたいです。
オートバイのツーリングをしていたときは、ほとんどがカーナビ任せにしていました。
オートバイなら坂道も関係ないですからね。
しかし!
自転車にとって坂道が多いか少ないかというのは大きな問題です。
あんまり坂が少なすぎると面白くないし、坂が多すぎると走りきれるか不安になります。
このへんの記事でStravaのルート作成機能を使っています。
Stravaでは地図に添って線を引くと、距離と獲得標高を計算してくれます。
同じ100kmでも、獲得標高が1000mと2000mでは大きく難易度が変わりますからね。
獲得標高が少なめのルートを作って気楽に走ることもできるし、あえて多めのルートを作ってキツい走りを楽しむこともできます。
走る前も大事ですが、走った後に自分がどのくらいの距離・獲得標高を走破できたのか知っておくことも特に大事です。
例えば100km2000mUPを走り切れたとすれば、自分にはそのくらいなら走りきれるという確認ができます。
そうすれば走ったことのないルートでも同じくらいの条件であれば走りきれるかどうかの判断ができます。
自分の実力がどのくらいなのか?を分析したりするとモチベーションを保つ秘訣にもなりますね!
逆に分析を疎かにすると、指標みたいなものがないのでだんだんサイクリングに飽きてしまう人も見かけます。
まとめ
ロードバイクにのめり込むまで獲得標高というのを知りませんでした。
ほぼロードバイク専門用語ですから当たり前ですけどね。
山登りの場合は標高差と言い、登り始めから頂上までの標高差のみを計算していますし。
ロードバイクの場合はアップダウンの、アップの総合計を獲得標高と言いますから分かりにくいかもしれません。
しかしこれを計算に入れてルートを作って走るようになってからは、距離と獲得標高さえ分かればコースの難易度がだいたい分かるようになりました。
皆さんも、サイクリングに出かける前にチェックしてみてはいかがでしょうか!