E-M1専用L型ブラケット
OLYMPUS E-M1用のアルカスイス互換L型ブラケットが届いたのでレビューします!
L型ブラケットとは、縦撮りする時に活躍するパーツです。
三脚にカメラをセットして縦撮りする場合、雲台を縦に傾けて撮影しますよね。
カメラの重量、もしくは三脚の剛性によっては、重心バランスが崩れ三脚ごと倒れてしまう場合があります。
しかしL型ブラケットは横位置にも縦位置にもスライドレールがあるため、アルカスイス互換の雲台があれば、雲台を傾けることなく縦位置でセットできるというモノです。
オマケにおおよそ軸線がズレないため、三脚をあまり調整しなくても構図を維持しやすいという特徴もあります。
専用ならではのフィット感
本商品はE-M1専用の形状になっていて、本体にピッタリ吸い付くように取り付けられます!
取り付けは付属の六角レンチ、もしくはコインで締め付けるだけですが、ボディの溝にうまくハマるため、まったくガタが出ません!
これ非常に大事なことで、せっかく三脚に固定してもブラケットそのものがガタついていれば意味がありませんからね。
写真でも分かるとおり三脚用のネジ穴が開いているので、アルカスイス互換の雲台でなくても取り付けができるようになっています。
そのため、アルカスイス互換の雲台がなくてもホールド性の良い拡張グリップとして機能します。
下方向にちょっと大きくなるため、グリップを握ったときに小指がかかるのでとても握りやすくなるんですね。
チルトモニターの開閉にも考慮されていて、可動範囲が斜めにカットされた形状になっています。
そのためモニターを開閉しても干渉することがありません。
ちなみにE-M1は汎用品のクイックリリースプレートなどを付けると、モニターの下側がわずかに干渉しスムーズな開閉ができないという、微妙な設計になっていますw
縦位置のブラケット部がやや邪魔なので開閉しにくくはなりますが、そこは仕方ないですね。
専用ならではの使いやすさ
底面、側面は大きく開口していて、バッテリーの交換、コネクタの接続はL型プレートを外さなくても行えるのが大きな特徴です!
汎用のL型ブラケットというのがありますが、バッテリー交換やコネクタ接続の際にいちいち外さないといけないため、非常に使いにくいです。
ただ側面はコネクタカバー開閉のためにブラケットに切り欠きがあり、アルカスイス雲台に取り付けられる場所が限られてしまいます。
そのため重心バランスでやや気になるところではあります。
メリット・デメリット
メリット
- 2千円ちょいと安い
- 専用のためフィット感が良い
- モニターの開閉時に干渉しない
- バッテリー交換、コネクタ接続がそのままできる
- ついでにシリアルナンバーもそのまま読める
- アルカスイス互換である
- 三脚での縦位置への切り替えが素早い
デメリット
- アルミ製のためちょっと重く、デカくなる
- 縦位置ブラケットが邪魔でモニター開閉がしづらい場合がある
- アルカスイスプレート特有の脱落防止ネジがない!
重くなるとかモニター開閉がやややりにくくなるという問題はありますが、人によってはそれを補ってあまりあるメリットがあると思いました。
脱落防止ネジに関しては、汎用品など他のL型ブラケットの多くはなぜか縦位置横位置それぞれに1個ずつしか付いていないものが多いので、脱落防止ネジがないことはそれほどデメリットではないかもしれません。
脱落防止とするなら、縦位置横位置それぞれに2個ずつ付いていないと意味がないと思うからです。
まあ、なにかしら改造するなりして脱落防止ネジを付けたい気もしますが・・・。
まとめ
さっそくL型プレートを使ってみましたが、このように縦構図で撮るときに今までよりスムーズにセットできました!
私はドール撮影をするようになって三脚を多用するようになったので、これからは必須アイテムになると思います。
重く、デカくなるというデメリットはこの際だから目をつぶりますw