【レビュー】アルカスイス互換の雲台「koolehaoda E1」

ここんところドール撮影やらその準備などで忙しくて、なかなか固定ローラー練習ができていません(;^ω^)

今日は時間とれたのでローラー練やりましたが、1週間以上の間が開くとなんだかものすごい久しぶり!って感じがします。

やっぱり週に2~3回はやらないと身体というか、生活習慣に馴染みませんね~。

 

さて、それはさておき今日はカメラ用三脚の雲台を紹介したいと思います。

前回の記事で紹介したミニミニ三脚にはアルカスイス雲台が付いていましたが、それに合わせて普段使っている三脚の雲台もアルカスイス対応にしました!

 

 

koolehaoda E1三脚ボールヘッド ミニ 雲台

2,800円という安さで、予想以上に精度が高く驚いたアイテムでした。

同一デザインで、雲台底部の直径がΦ38とΦ46を選べるのもポイントです。

トラベル三脚用と、メイン三脚用で大きさの違う同じ操作性の雲台を使用できるのは大きなメリットです!

今回紹介するのはΦ38のE1ですが、Φ46のE2もすでに注文して届くのを待っている状態です。

 

 

そもそも、アルカスイス互換とは

それなりに一眼レフやデジイチを使う方ならご存じのクイックシューですが、メーカーごとにカタチが違っているためまるで互換性がないのがずっとネックでした。

そのため私も過去にクイックシューを買ったりしましたが、互換性の問題などで面倒になってクイックシューを使わなくなり、そのため三脚への取り付けも面倒になって三脚そのものを使わないことも多くなりました。

 

アルカスイスとはメーカーの名前で、いわゆるアルカスイス互換というのはアルカスイス社が開発したクイックシューの形状のことです。

どういうわけかこのアルカスイス互換クイックシューが業界で大流行し、コピーされまくり、巷にはアルカスイス互換としてさまざまなアクセサリーが販売されています。

たとえばVelbonのクイックシューで統一すれば互換性はどうでもいいんですが、Velbonしか販売していないためラインナップに限りがあります。

しかしアルカスイス互換として販売されているアクセサリーは、本当に様々なアイデア商品が多くスマートフォンホルダーやアクションカムホルダーなど、選び放題といった感じになっています。

 

と、いうわけで身の回りをアルカスイスに統一しておけば、ひとつのプレートをカメラに取り付けるだけで複数の三脚を手軽に使い分けることができるわけです!

ちなみに私は中型三脚、トラベル三脚、ミニミニ三脚の3本を持っているので、それらを簡単に自由にカメラを付けかえられると想像するだけで興奮してきます!(機材厨特有の症状)

 

 

koolehaoda E1のスペック紹介

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寸法

このメーカーのスゴイところは、各部寸法をキチンと公開しているところですね。

特に底部(三脚と接するところ)の直径は、三脚とのマッチングに重要なだけに助かります。

重要なネジ径について書かれてませんがw

三脚と接続するネジは3/8インチになっていて、1/4♀・3/8♂アダプタネジは付属されていません

三脚の雲台取り付けネジが1/4インチの場合は3/8インチに変換するアダプタネジを別途用意する必要があります

雲台取り付けネジの飛び出しは9.5mmまでに抑えるようにと注意書きもあります。

 

 

操作性

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レバーは位置を変えることができる

上段のノブはクイックリリース固定ノブで、ちょっとデカすぎる気がする・・・。

そのかわりしっかり締めることができるので、カメラの脱落などを防ぐことはできます。

ノブそのものに付いている水準器は正直使い道がわかりませんw

 

中段のレバーはボールの固定レバーで、上図のとおりレバー位置を変えることができます。

レバーは金属製でカチッとしたタッチで使いやすく、微妙にキツくとか、ギュッとキツくとか、コントロール性が高いです。

ボールの精度は非常に高く、400mm相当の望遠レンズを乗せて開け閉めしてみましたが、締め付けた時に画面が動くことなく精密に締め付けできました。

フリクションコントロールノブが付いている雲台もありますが、私はノブがいくつもあるとわずらわしいと感じます。

 

下段のノブはパノラマ撮影用のパン用ノブです。

ここだけが唯一残念で、剣先(尖った)ネジが使われていて、内部に突き刺すカタチで固定しているみたいです。

なのでしばらく使っているとどんどん掘れていって、内部に跡がついてしまいます。

一般的なパンはボールで行いますから、あくまでもパノラマ撮影という特殊な状況にのみ使うというとらえ方が良いと思います。

なお、さらに残念なのはノブをしっかり締めないとボールを動かした時にパンが動いてしまうということ。

けっこう、しっかり締める必要があります。

 

ちなみにアルカスイス互換プレートには裏側に脱落防止ネジが付いていて、クイックリリースを解除してもカメラがすぐに脱落しないような仕掛けになっています。

取り付け、取り外しが簡単でありながらも、脱落防止策を設けてあるところがポイントですね。

ただしアルカスイス互換として販売されているアイテムのなかにはサイズがちょっと違うものや、脱落防止ネジが付いていないものもありますので要注意。

 

 

凝った作りをしている

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なかなか芸が細かい

ボールは直接アルミ同士で押さえつけるのではなく、樹脂のスリーブを挟んで固定しています。

そのため経年劣化による削れに強いと思います。

また締め付け部のすき間にはスポンジのようなものを詰めてあり、ゴミが詰まるのを防いでいます。

レバーのネジ部はスリーブを入れ込んであり、直接ネジを切ってあるものと違って、ネジ切れてガバガバになってしまうということもなさそうです。

ちなみにクイックリリース部のネジもきちんとグリスアップされていますが、手がべたべたしないように処理されているのもポイントです。

 

中華製品なのに、かなり細かいところまで行き届いている!

 

 

三脚とのマッチング

www.slik.co.jp

使用した三脚はSLIKのスプリントMINI Ⅱです。

収納サイズ350mm、最低高150mmになるローアングル対応4段三脚です。

 

 

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もともと付属していた自由雲台よりも雲台そのものの直径は大きくなりましたが、そのかわり全高が数cmも低くなりました。

クイックシューを90度倒せばよりコンパクトに収納できます。

 

かなり精密感のある製品なのでこのままだとバッグに入れての運搬に心配がありますが、この雲台に付属する小さなポーチを三脚の上からかぶせて三脚のバッグに入れれば保護になりそうです。

撮影中はそこまでしなくてもいいでしょうが、鉄道や飛行機などの運搬時は少し気になりますから保護してあげたほうが良さそうです。

 

 

まとめ

なかなか精度が高く満足感あるアイテムをゲットしてしまいました!

本当に、中華アイテムのデキがどんどん良くなっていて驚きます。

昔はコピー商品ばかりでしたが、今はオリジナリティあるアイデア商品も多く発売されています。

侮りがたし!

 

これでアルカスイス化がかなり進行しましたが、唯一問題があります。

三脚ネジ穴がある場所は全てアルカスイス化が必要になるっていうw

たとえば望遠レンズの三脚座とか、ドールスタンドとか!

まあ予備のアルカスイス互換プレートを常に持ち歩いて、普段使わない三脚ネジ穴を使用しなければならなくなった場合にプレートを取り付けるって感じになりそうかな?(;^ω^)

幸い、雲台を買うたびにプレートが付いてくるのでプレートにはしばらく困らなさそうですw