長野県は朝が一気に寒くなってきました。
近いうちに2,000m級の山へ走りに行こうと思ってましたが、寒そうなのでちょっと考え中です。
ヒルクライムの難点は、ダウンヒルが死ぬほど寒いというところですね!
さて、今日はメンタル編です。
サイクリングしてる人の中にはお気に入りのコースがある人もいるでしょう。
そんな中で、初めて走ったときは坂道の頂上がやたら遠く感じられいつまでたっても着かない感覚だったのに、何度か走るうちにいつのまにか頂上に着いていた、なんてことはないでしょうか?
それはトレーニングの成果が出たということでもありますが、もうひとつ大事なのはコースを知っているので覚悟ができ安心して走れたからでもあります。
プロやチャンピオンクラスのレースでは最後の先頭争いではもう脚も売り切れ御免!という感じで体力はなにもかも終わりかけているそうですが、最後に残された気合いだけで走っている、とかつてチャンピオンクラスで走っていた人が教えてくれました。
前回、前々回はコチラ
メンタル編
同じ坂で練習する
前述しましたが、初めて登る坂はこれからどんな坂が待ち受けているか不安になりパワーが引っ込んでしまいます。
特にこのカーブを抜ければ緩やかになるかも・・・と期待して裏切られた時のショックはとてつもないものです。
逆にこのカーブを抜けても坂はまだ続く・・・と知っていれば絶望も少ないと思います。
こんなちょっとしたことでもメンタルというのは登る力に影響します。
坂は短すぎないほうがいい
数分で登り切ってしまうような坂だと、練習としてはちょっと短いです。
できれば10分や20分、できるだけ長い時間登り続けるような坂が練習に良いです。
というのも、一口に坂と言ってもバリエーションがありますよね。
つづら折れだったり、急~緩~急と緩急が付く場合など、いろいろあります。
その複合的な坂を攻略するのもポイントです。
例えば8%というとそこそこキツイんですが、12%を登ったあとに8%に緩くなるとなんだかものすごい楽になった錯覚がします。
こういう体験は峠道など複合的な坂道が有効です。
他の坂でも応用できるようになる!
初めて走る道で知らない坂が待っていたとき、絶望するかどうかはそういった練習を積んできたかどうかで大きく変わります。
初めての坂ですから本来は不安になるはずです。
しかし普段走っている坂を思い出して「ああ、このくらいの坂はいつもの坂と同じ感じかな?それならこのくらいのペースで行こう」と冷静になれます。
こうやって自分の中の坂道での経験の引き出しを増やしていけば、そんじょそこらの坂道でも不安になることなく走れるようになるはずです。
目標を決めて走る
ただ走るだけのサイクリングもいいのですが、「いつもの坂」で毎回目標を立てて走るのはとてもオススメです。
前回脚を付いてしまったなら次は脚を付かないとか、なんならストップウォッチでタイムを計って前回と比較してみるのも面白いです。
ポイントはあと一息で超えられそうな目標を設定することです。
あまりに楽勝な目標だと自信にならないし、あまりに遠い目標だと自信が付く前に挫折してしまいます。
レースをしているわけではないにしても、こうやって自信と実力を積み重ねていくことでメンタルを鍛えることもできます(^ω^)
休憩は目安をあらかじめ決めておく
サイクリング中の休憩って、どんなタイミングでしていますか?
人それぞれあると思いますが、疲れてきたら一休みという方もいると思います。
そこで、休むタイミングや場所をあらかじめ決めておいて、そこまでは頑張るというのもメンタルを鍛えるトレーニングになりますよ!
これも引き出しのひとつで、キツいけど決めたところまではゆっくりでもいいから走りきろう!という経験を増やしていくと、他のキツい状況でも走り切れたりします。
逆に疲れたからとりあえず休んじゃお、とやってしまうと他のキツい状況も乗り越えにくいクセがついてしまうかもしれません。
言い訳はメンタルを弱めてしまう
多くの人に経験があると思いますが「どうせレーサーじゃないし」「上を見ればキリがない」「高級なバイクには敵わない」と、つい言い訳をして途中で休んでしまうようなこと。
自分も、ピナレロとかLOOKとかの高そうなバイク見ると、ついつい心が折れそうになるんですが・・・w
いつもいつも自分を追い込む必要はないですが、時にはキツい坂でも心を鬼にすることは必要です。
まとめ
というわけで、メンタル編でした。
メンタルで大事なのは、メンタルを育てることだけでなくいかに心が折れないようにするかだと思います。
まだまだ続く上り坂を見てポキッ、他のサイクリストに追い抜かれてポキッ、なんともないのに機材が不調な気がしてポキッ。
弱虫ペダルで今泉くんがポキポキ折れてついには自転車を止めていたシーンがありましたが、ほんとキツくなるとポキポキしてしまうんです(;^ω^)
メカ、テクニック、メンタルと自分なりの解説をしてみましたが、私のような初心者でも肉体をカバーできる走り方がこれだけ思いつきました。
つまり、坂道は筋肉だけじゃない!んです!
これらの中には人によっては合わない人もいるかもしれませんし、なにか間違っているところもあるかもしれません。
これまでのことを要約すると、坂道を少しでも楽に登る方法はひとつだけじゃない、ということだけは間違いないと思っています。
さて、次回は最後のフィジカル編です。