SHIMANO 11-32Tや11-34Tのスプロケは激坂の救世主なのか?その違いは?

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スプロケ沼!そういうのもあるのか

陣馬形山をロードバイクで登るたびに思うんですが、あの坂は50-34x11-28じゃキツすぎると思うんですよ(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ

このギアでシッティングで20%近い勾配を登れる人はいるんだろうか。

陣馬形山の激坂区間は1km以上も続き最大勾配は18.8%にもなり、ひたすらダンシング(というか立ち上がってペダルを踏みつけてるだけ・・・)なので、あまりに辛すぎます(´Д`)

乙女ギア(32Tのスプロケ)は甘え!なんて思っていましたが、クルクル回すのが今の流行なら乗り遅れては損かもしれない。

 

 今の仕様は

今の仕様はSHIMANO 105 R7000の50-34x11-28Tです。

乗鞍エコーライン程度なら28Tで何の問題もなく1時間半を切れる程度には走れます。

しかし、レースはともかく山岳路ばかりの長野県のサイクリングでは、タイムを出すよりいかに最後まで筋肉を温存して帰宅できるかが大事だと思います。

そう言う意味では、普段は28Tまでで充分だとしても32Tや34Tなどがあれば身体にも心にも余裕ができるんじゃないかと思うんですよ。

というわけで、SHIMANOのカセットスプロケットについていろいろ調べてみました!

あくまでも素人目線なので、間違っているところがあればゴメンナサイ!

 

なお今回の記事はR7000の105コンポをメインに扱っています。

R7000の105はGSタイプというロングケージに交換することで32T以上のスプロケットを使用可能です。

  

SHIMANO 105 R7000のスプロケラインナップ

12-25T 269g

 

11-28T 284g

 

11-30T 304g

 

11-32T 320g

 

11-34T(105 HG700) 379g

 

11-34T(ULTEGRA HG800) 335g

 

というラインナップになっています。

しかしカセットスプロケットでは11-34Tの間の中間のギアはどうなっているのか?ってのもけっこう重要だったりします。

30Tあれば充分だから、とか32Tあればいいかな、というのも大事ですが、中間ギアの使いやすさはどうか?というところに目を付けてみました。

 

カセットの絵を作ってみた 

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各カセットを絵にしてみた

カタログに書いてある11.12.13.14....というのを見てもよくわかりませんから、実際に絵にしてみました。

ギアの枚数が少ないほうが高速側で、枚数の多いほうが低速側(坂道用)です。

こうしてみると、基本的には高速側を細かく1段ずつ刻んで、低速側を2段や3段飛ばしで繋げているのがわかります。

たぶん実際に走ってみるとこういう割り当てのほうが良いというのを元に設計されたんでしょうね。

私は50km/hで巡航するようなマシーンではなくサイクリングを快適に楽しむことが主目的なので、正直高速側がこんなにきめこまかい必要あるの・・・?という気はします。

 

さて、この絵を見ると11-34Tだけがかなり直線的に最初から最後までギアが並んでいます。

高速側のつながりを無視して、全体的にそこそこつながりを良くした坂道アリのツーリング専用カセットと言っていいんじゃないでしょうか!?

34Tともなればかなりローギアになりますからかなりグルグル回さないと登っていきませんが、それでも重くてペダルが漕げない!!ということはありません。

ギア比が全体的になだらかにつながっているとはいえ、27→30→34と3段飛ばし4段飛ばしになっていますからやはりレースには不向きかもしれません。

 

11-34Tには2種類ある

ちなみに11-34Tには105モデルのHG700とULTEGRAモデルのHG800があります。

なぜかR7000やR8000の名前が付いてませんが・・・レーサーからすると恥ずかしいからラインナップに混ぜるな!ということなんでしょうかw

32Tが乙女ギアなら、34Tともなると姫ギアと言えるかもしれません。

HG700は379gでHG800は335gと重さが全然違い、逆に価格は3千円ほどしか変わらないのでもし組むならアルテグラのHG800のほうが良さそうですね。

その際にはロングケージや新しいチェーンも必要になりますし、ということは気軽に11-28と11-34をチェンジして走ることはメンドクサイということでもあります。

 

もし交換するなら冬くらいに考えてみようかな~!?