長野県中川村で開催された信州なかがわ陣馬形山ヒルクライムに参加してきました!
2日前までは1日中雨予報で、前日になってたしょう上方修正されるも雨予報は消えず、ずっと心配していましたが・・・なんと当日走り出してみると完全な快晴!
あの天気予報はなんだったのか!?というくらい暑いくらいの大会でした!
ちなみに自転車のレースはこれで2回目です。
信州なかがわ陣馬形山ヒルクライム2019
陣馬形山ヒルクライムは参加人数200人という、自転車イベントとしては小規模なイベントです。
ちなみにマウンテンサイクリングin乗鞍は4500人ですw
2018年の第1回大会は台風直撃による大会中止となり、中川村が主催する自転車大会としては今回が初の試みとなります。
クラス分けはざっくりと4つあります
- ロード部門30歳~49歳
- ロード部門50歳以上
- ロード部門学生と女性・MTB・クロスバイク
- エンジョイクラス
エンジョイクラスは激坂の手前までの4kmというエンジョイにふさわしいコースで、最年少の7歳でも完走できるコースになっています!
こういうファミリーに配慮があるところもこの大会の魅力ですね!
前日
前日受け付け・・・は本当に受付だけでした!w
大きめの自転車大会だと協賛企業の出店があったり飲食屋台があったりするんですが、受付のみでしたw
自転車の大会だとハデなタオルをくれたりしてちょっと日常では使いづらいものもありますが、陣馬形山ヒルクライムではデザインはひかえめに、イイ素材のタオルをくれました(^∇^)
ちなみにこれは大阪の名産品ですけどねw
当日
準備編
まずレースにあたって軽量化をしました!
ボトルケージはひとつだけにし、フロントバッグアタッチメントを外しアウトフロントマウントを使ってサイコンをマウント。
って、コレだけなんですけどね(;^ω^)
地元開催ということもあり時間に余裕があるので、今回は固定ローラーを持ち込んでウォーミングアップをしました。
いつも走り出してから15分か30分くらいたってようやく調子が出てくる感じなので、やっぱり軽くウォーミングアップしておいたほうがいいかな、と最近思います。
もちろんやりすぎて疲れてもダメですけどね(;^ω^)
ところで自宅からGIANTの固定ローラー「CYCLOTRON FLUID ST」を持ち出したところ、負荷装置からのフルード漏れが発覚!
まだ買って半年しか使ってないのにいきなりメゲるか!?
俺のパワーに付いてこられなかったようだな!!
さて、軽量化にしろウォーミングアップにしろ、ここまで念を入れるのもやはり激坂対策です(´Д`)
何回走っても慣れることのない激坂・・・。
今の50-34と11-28では、18.8%の激坂ではダンシング以外で登れません。
10%くらいの勾配までなら今のギア比でもずっとシッティングで行けるんだけどなー。
10%を越えると11-32とかが欲しくなってきます。
あんまりワイドなカセットスプロケットを組むと各ギアのつながりが悪くなるという問題もあるので、悩みどころですね。
まあ、この辺はおいおい・・・。
正気の沙汰とは思えない!
サイクリングイベントならまだしも、この二人は激坂を登るっていうんだから恐ろしいw
普通のロードバイクも所有されているそうなので、本当の実力はけっこうなレベルにあるんでしょう(;^ω^)
自転車イベントに慣れていないエンジョイの参加者にもわかりやすくルール説明が行われていました。
自転車イベントは何回かしか参加していませんが、慣れすぎて安全指導がおざなりになっているケースがあるなあと感じていただけに、とても感心しました。
しかもユニークなのは、最初にショートコースのエンジョイ勢がゴールして、その場で応援にまわれるというところ!
なおかつ、全選手が通過したあとはバスで山頂に向かい、記念撮影に参加できるようになっています。
実に工夫されてますね~!!
さあ、レースが始まるぜ!
普通のレースだと順番は早い者勝ちで先頭争いがあるものらしいですが、なんとこの大会ではゼッケン番号順に並ぶというルールに驚きましたw
しかも、前日受け付けした人達をちゃんと数えている!!
うーむ、きめこまやかな対応・・・。
さあ、レース!
それほど人数が多くないということもあり、スタートが切られた時点でタイム計測が開始になる「グロスタイム」という方式みたいです。
なので後方ほど微妙にタイムが不利という条件になりますが、それほど人数が多くないので問題はないということなんでしょうかね。
優勝争いをする選手にとってはキツそうですが・・・。
まずスタートしてからしばらくはひたすら抑えめに行きました。
序盤はみんな元気があるのでどんどんかっ飛ばしていくんですが、案の定3kmくらいですぐにタレてくる参加者が多く、少しずつ抜いていきます。
はじめチョロチョロなかパッパですね。
激坂区間にさしかかるといよいよバラけます!
出来る限りの軽量化をしても、キツい!
「なんでこんなことしてるんだろう」とか思ってしまいますが、足を付いたら終わりますw
フラつきながらもなんとか激坂を抜けるとやや下りの平坦区間!
こういうところでタイムを稼ぎます。
登りで死ぬほどキツく心臓もキツいですが、緩いところで脚を回しておかないとタイムは伸びませんし、そういうところこそ抜くチャンス!
後半の林道も激坂ではないものの8~12%のキツい坂が延々と続きます。
ブラインドコーナーの先を抜ければちょっとは緩くなるかも・・・と淡い期待をしているとポキって音がする心折設計。
ある意味、激坂区間よりキツい。
何回も走っていてコースはだいたい頭に入ってますが、それでも「この先たしか緩くなったような・・・アレ?この次?いや、その次?」って感じでついつい期待しては絶望に打ちひしがれます。
後半にもなると完全にバラけて、追いつくことも追いつかれることもなく走っていました。
終盤少し緩くなり、最後にちょっとだけ15%近い激坂を登り切ったらゴール!
残り2kmくらいの時点で60分切りはさすがに無理か・・・?と諦めてました。
しかし残り200m、最後の激坂でサイコンを見たらまだ58分だったので、最後は死ぬ気で回しきってゴール!!
結果は59:03.888という、自己新記録の60分切りを達成しました!
リザルトはプリントアウトした紙を掲示板に貼りつけるという昔懐かしのスタイルだったので順位を把握するのに苦労しましたが、ロードバイクの男子総合で128人中63位、30~49歳の年代別で67人中37位という結果になりました。
ロードバイク男子総合ではギリギリ半分より上につけることができましたが、一番元気なクラスの年代別では半分よりちょい下という残念な結果になってしまいました。
とは言えロードバイクを初めてちょうど1年でここまで走れるようになったんですから、個人的には大満足です!
今後もこのくらいのパフォーマンスをキープすることを目標に、よりいっそう楽しく走っていきたいですね(^ω^)
ちなみに30~49歳クラスの1位は「あの夏で待ってる」のジャージを着た方でした!
アニメジャージで年代別1位とかスゴすぎる・・・。
下山
このレースで驚いたのは、激坂を自転車で下山する自信がない人はトラックで回収してくれるという配慮です!!
なにしろ18.8%の激坂ですから、下りはかなり恐いしブレーキングも大変です。
実にきめこまやかな配慮だなあと感心しました。
下山はおよそ20名ずつのグループにわけ、先頭に安全ベストを着た方がサポートライダーとして先導してくれる仕組みでした。
ペースコントロールや手信号、声かけもしっかりしていてよかったです。
オートバイと違って先導もロードバイクですからこっちも合わせやすいですね。
閉会式
閉会式の会場では悪魔おじさんからの貢ぎ物もいただきました!
そこで完走賞を受け取るんですが、名前とゼッケンはプリントされているものの、タイムは自分で掲示板を見て書き込むという、セルフサービス完走賞www
何も言われず受け取ったので、うっかりタイム書き込まずに帰った人もいるぞこれw
後日、公式サイトでリザルトがちゃんと公開されるとは思いますが・・・(;^ω^)
前日のチケットで五平餅やアップルパイ、ソフトクリームなどをいただき、さらに無料の豚汁やフルーツの試食などもあったりして、昼食いらずでした(^∇^)
抽選会もあり、中川村の名産のフルーツジュースや地酒「今錦」、さらには手作りの民芸品など、さまざまな地元ならではの品物がたくさんの方に当選していました。
またチャンピオンにはチャンピオンジャージがきちんと製作されていたのもスゴイですね!
副賞としてフルーツや地酒やら大量に持たされて、持って帰るの大変!ってくらいでした( ゚д゚)
中学生女子のチャンピオンにも地酒がプレゼントされてましたがw
え?
私はなにも当たりませんでしたが(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
自転車の大会だと自転車パーツやグッズなどが目立って、どうしても地元協賛品は比較して地味になりがちなんですよね~。
出店なども地元とまったく関係のない屋台も出たりしがちです。
この大会はそういうのがまったくなくて、本当に地元だけ!なんです。
開会式から始まって閉会式まで、とにかく中川村の良さが全面に感じられた大会でした(^∇^)
まとめ
自転車のレースに出るのは乗鞍が初めてで、今回が2回目でした。
乗鞍のほうは歴史ある大会ですが、陣馬形山は事実上初開催。
にもかかわらず、とにかくよく会議などを熱心にされて準備万端で開催されたんだなーと感じました。
特に安全対策については、スタート前の安全注意、下山方法、初心者によく配慮された仕掛けがいくつも見られました。
そういう熱心さが参加者にも伝わるのか、みんなほがらかで楽しくスタートを切ったのがとても印象的でした。
もちろん前日まで雨予報だったのが快晴に変わったという、自然が味方したことも成功の一因であったのは間違いありませんねw
急に快晴になったというのは、なんだかスタッフや参加者の熱意が伝わったのかなーなんて思ってしまいますね!
さて、これで今年は自転車イベントに参加するのは最後になるかもしれません。
というのも参加費や遠征費もなかなかにかかるので、そうそうあれもこれも参加できないんですよねー(;^ω^)
ほぼ毎月自転車イベントに参加するのはなかなかキツい!
それに、個人的に地元を走る時間が減ってしまうというのもありますし。
また来年、参加するイベントを吟味していきたいところです。